

「時間」「空間」「仲間」……この3つの<間>は,子ども時代に欠かすことのできないたいせつな<間>です。 人より早く,より前へ,より効率よく……と追い立てられるような毎日を過ごす子どもたち。自由な時間を楽しむ余裕がなく,日が暮れるまで遊んだり,好きなことに集中したりする時間と空間がなくなってきました。そしてそれらの時間と空間を共有する仲間も少なくなりました。子ども時代にとってたいせつな“遊び”。3つの<間>で構成されている,その“遊び”さえも,広場などの集団遊びからインターネット,コンピューターゲーム,携帯電話といった個室遊びへと変貌し,子どもたちの生のふれあいの場は,今や本当に貴重なものとなりました。 「便利さや豊かさを追求するあまりに今の社会は子どもたちの居場所を奪っている!」「今,社会に必要なのはこの失った“3つの<間>”を再生していくこと!」「子ども時代は,大人になるための予備訓練の時間ではない!」「思い切り遊び,学び,ふれあうこと……そんな子どもしかできない,子どものときに欠かすことのできないことをする場が必要だ!」 そんな思いを抱き,魅力的な子どもの未来を創造することを目的とした“子どもプロジェクト”を立ち上げ,子どもの感性と想像力を研究し,地域の子ども居場所づくりを展開しているのは,九州大学大学院特任教授目黒実先生。今回は目黒先生ご自身の寄稿で,先生が実践されている“絵本カーニバル”,廃校などを再生し活用した“チルドレンズ・ミュージアム”という,時代が求める新しい遊びと学びの場を紹介します。
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