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 黒岩PのあれこれVol2
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アットホームな発表会*** 05月02日 (月)
日本中が、言葉も出ないほどの衝撃を受けて、口を開こうにも

何を言うのか自分でも分からず、笑おうにも心から笑えない日々が続い

ていました。少しづつ言葉を発する人が表れ、「自分のできることを

頑張ろう」という、強いメッセージを出す人が表れ・・・・

弱い私は、なんだかそれでも背筋を伸ばすことができず、それは、本当

に震災のせいなんだろうか?・・それにかこつけて単なる情けない自分

を肯定したいだけなんではないだろうか?・・・・とぐだぐだ思い悩む

日々を過ごしていました。

もと黒岩Pのラボっ子ファミリーが、岩手で被災され、ようやくメールが

通じた嬉しさのあまり、思いつくままにダンボールを送るという衝動的

な行動はとったものの、それでも何もできない自分が嫌で嫌でたまらな

い、きっと多くの方が私と同じような気持ちを抱えていらっしゃるのか

もしれません。何を言っても虚しさが募りますが、祈らずにはいられま

せん。心からお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた皆様に

謹んで哀悼の意を表します。


そんな中、時間は粛々とすすんでいます。

毎年4月は、わがたま川地区の交流発表会が行われておりましたが、

今年は、震災の影響、諸々で開催されないことになりました。

テューターになって11年目、もちろんはじめてのことです。

マイPは、「安寿と厨子王」をやるつもりでおりました。中止がきまった

のは、震災直後。まだお話のふもとをウロウロしているところでした。

中止になっても、テューターというのは、本当に荒れ野に芽を出す雑草

のごとく(すみません)、条件の許す範囲で小さい発表を試みる風が

吹きました。大勢だと、避難のことや万が一の対応に不安がある・・・

ということでしょう。グダグダ悩んでいた私にも、暖かい先輩の声が

春風のように吹いてきました。マイPだけだったらとてもできなかったで

しょう。声をかけてくださったのは、私のマザーパーティの川上Tでし

た。

子供たちの気持ちはどうなの?と、意見を求めたところ、なんと

ほぼ全員が「やりたい!」という返事。・・・・毎年、重いお尻をたた

くように叱咤激励しつつ、合同練習に臨んでいた経験から、

「発表会がなくなって助かった~」てなことを考えているのでは・・?

と疑心暗鬼になっていた自分を恥じることになりました。


でも、計画節電の都合で合同練習ができません。パーティの時間オンリ

ーでの発表会は、想像していた以上の焦燥感でした。仕方なく小学生を

4月だけ中高大生クラスに合併し、それでも予定が立たない子は、でら

れず・・・キディさんは、連休でこちらに居ないため、不参加という

ぼろぼろ、穴の空いたような状態でした。

川上Pも、きっと同じような状況だったと思います。

当日体調を崩した子もおり発表の朝10時過ぎに(発表会は、5:30

からでした)いきなり

「最初のナレーションやって!」「山門のおじいさんやってね!」と

テューターから振られた子達の心境はいかばかりか・・・・テューター

の無茶振りにも 「了解!」「出来る範囲で頑張ります!」と文句も

言わずに引き受けてくれる、彼等。子供たちの方がずっと強い。


当日、川上P、黒岩Pの大きい子達と打ち合わせをしながら、どんどん彼

等同士で話が決まっていく様子が頼もしく、2つのPだけだからこそ

自分たちがなんとかしなくちゃ、という様子が、特に中3・新高1の

子達の様子に伺えて、嬉しかったです。

TAは、黒岩Pの「安寿と厨子王」から。非常事態で、台本をおく、という

前代未聞、こんなこと許されない!という向きもあるかとは思いますが

どうかお目溢しを・・・と自分の中でも折り合いをつけつつ(今でも

悔しいのですが)・・・・とにかく、お話を伝え語ることに専念しまし

た。セリフが出てこなかったり、英語が先に出てしまったり・・・

ハプニングはた~くさんありましたが、ともかくこれも2011年の

黒岩Pの一ページに刻まれて、子供たちの心に残ることでしょう。


主役の安寿、はじめの頃は声がでなくなったり、当日は迷子になって

最後までドキドキしましたが、ずいぶん成長してくれたように思いま

す。厨子王のR君も、一番最初にCDどおりに言えるようになって、

他の大きい子を引っ張ってくれました。小5の彼に付いていくように

大きい子が自覚していった功績は、大きいものがありました。


うちのお話が、悲しい日本のお話だったのに対して、

川上Pの「ひとうちななつ」は、子供たちの表情がホントに楽しそうでし

た。二人の巨人のところなどは、笑い声が起きるなど、見ている人たち

がお話に引き込まれているのが分かり、うちの子達も「楽しい話だね」

と終わったあとで、しみじみ語っていました。さすがです。


はじめの言葉は川上Pから、終の言葉はマイPから、それぞれ小学生が

立ってくれたし、発表の後に全員でBINGOゲームをし、景品をもらったり

と、普段の発表会ではなかなか味わえないアットホームな雰囲気でし

た。もちろん、被災地の子供たちのためには、家にある絵本を持ち寄っ

ていただき、それを「被災地に絵本を送るプロジェクト」という活動を

している市会議員の事務所に送らせていただきました。



そんなこんなで、怒涛のような企画・準備・実行・・・の発表会では

ありましたが、今実感として、『やってよかった』。たとえ小さい目標

でも、立てて頑張ることが大切、と言ってくれたのは、マイPの大学生の

Ayだったか。彼女はでられなかったけれど、子供たちの言うとおりに

進んできてよかったです。

声を掛けて頂いて、感謝していると共に、両Pの子供たちにも感謝です。

こんな、下をむいて立ち上がれなかった私の背中を押してくれてありが

とう。どんな小さな一歩でも、みんなに背中をおされ、手を引張って

もらいながら、踏み出す「気持ち」を引き出してくれてありがとう。
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Re:アットホームな発表会***(05月02日) >>返事を書く
サンサンさん (2011年05月02日 14時05分)

今年の発表会はどのパーティでもきっと忘れられない発表会になりまし
たね。
被災者の方たちがまだまだいろんな状況にある中、パーティ内やいくつ
かのパーティでの発表ができることがどんなに幸せな事か。

これで次のステップにいけそう。

どうぞゴールデンウィークを楽しんでくださいね。
Re:Re:アットホームな発表会***(05月02日) ・ >>返事を書く
クロッキーさん (2011年05月02日 14時22分)

サンサンさん
>あたたかいお声、ありがとうございます。
 本当に、色々な意味で忘れがたい発表となりました。
 
 サンサンさんの発表会も拝見したかったです~
 たくさんの新しい仲間、おめでとうございます!
 また、前をむいて歩いていきたいと思います!
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