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ノルウェーのソグネフィヨルドを見に行った。ノルウェーは上空から見ると岩山だらけ。畑などは見当たらない。その岩山の頂上の雪がとけ滝になり谷間に落ち何本もの川になって、谷を削りながら流れていた。そして陸地の奥深く入り込んだフィヨルドに流れ込んでいるのだ。
ノルウェーのベルゲン駅でベルゲン鉄道に乗りミュルダール駅へ。そして緑の登山電車、フロム鉄道で谷底に向かってキキキーッとブレーキをきしませながら急坂を下ること1時間。ソグネフィヨルドの一番奥の小さなフロム村に到着。宿泊予定の赤いロッジは集落から離れてぽつり。ちょっと傾いてたけど清潔で安くてよかった。翌日はフェリーでいよいよフィヨルドツアー。2時間の旅。フィヨルド圧巻!よくもまぁ氷河が谷を削り取ったものだ。最深は1300mもあるというのだからおっどろき!
<がらがらどん>
ノルウェーでは岩山の斜面や丘の牧草地で羊を放牧していました。平らなところがすくないからなのか畑はみかけなかったなぁ。
フロムの村で泊まったロッジのまわりにも羊が放牧されていた。放牧といっても広い平らなところではないのです。岩山の斜面に生えてる草をたべていた。そして山のくさばで太ろうと山へのぼっていくのです。のぼるとちゅうの谷川に・・岩山と岩山の間は深い谷、そこには雪解け水がゴウゴウと谷を削りながら流れていました。隣の山にいくためにはどうしても谷をわたらなくっちゃなりません。・・ほんとうにがらがらどんのお話のようでした。冬の間はお日様が2時くらいには沈んでしまい暗くなります。羊やヤギ達は春のあったかく輝くお日様を見てすごくうれしいんだろうな。
<トロル>
北欧ではトロルは自然の中にいる妖精として知られている。醜く凶暴でたまに悪さをするのだそうだ。今でも物がなくなると「トロルのしわざだな」というそうだ。
ノルウェーには、駅にトロル、おみやげやさんの前にもトロル、おみやげやさんにはズラリとトロルがならんでいる。そのどれもが髪の毛ぼうぼうで鼻が長い。そしてかわいくない。どことなく不気味なのだ。もっとかわいくすればいいのにと思ったが、ノルウェーの自然を見て気付いた。急な岩山だらけで平らな土地はほんとに少なかった。冬は2時半には暗くなるとのこと、しかもかなりの寒さだ。かなり厳しい。人々はその自然の中にトロルをみているのかもしれない。だとすればやっぱりトロルは醜く、不気味なのだ。かわいいなどと甘っちょろいものではないのだ。ノルウェーの人々は、その自然とトロルと共に暮らしているのだな~。とはいうものの家に置くのにできるだけ陽気そうなトロルを選んできたのだ。だってほんとにちょっとこわいんだもの。
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