娘が2歳から3歳の1年4ヶ月ほどを、ロサンゼルス(正しくはトーランスからパロスベルデスのあたり)ですごしました。
この辺はコミュニティカレッジの講座が充実していて、さまざまな科目を履修することができます。 働きながら、週に数コマずつ数年かけて必要な単位をとって一般の大学に編入することも可能です。 そこではそういう単位の取れる科目とは別に、カルチャー教室のようなものもあって、その中にチャイルドケアというのがあります。 子育て支援ですね。 さらにその中に "mammy and me" というクラスと "music & movement"というクラスがありました。
"mammy and me"
1歳半くらいから3歳くらいまでが対象。1回1時間半くらい。1期が週1回×8回で約20ドル。20組くらいの親子と先生数人で、前半は自由に遊んでいます。 カレッジといっても幼稚園のように遊具がそろっていて、室内、庭とも整備されています。 季節によって行事にちなんだ工作をすることもありますが、基本的に自由遊びだったように思います。後の30分くらいは、栄養士や医師、発達心理学の先生などによる講義があり、親だけが別室で話を聞くことができます。 聞かずに子どもを遊ばせながらそこで子どもたちを見ている先生や親同士で悩みを話したり、情報交換することもできます。そのときの担当の先生によってまた、集まった親子によって雰囲気は変わりますが、ここでお友達を作ったり、幼稚園探しの情報交換をすることができました。
ただ、このへんは日本人が多いので、すでにお友達になっているグループがかたまって入ってくることもあって知らない日本人どうしが冷たい視線を交わす、ということもあったようです。
私の場合は、うち以外、夫の会社に駐在員家族がいなかったのであまりしがらみや、奥様グループに影響されることなく、好きなようにやっていました。 また、娘は次に書く、"music & movement" の方が好きだったので "mammy and me" についてはあまり詳しくありません。
"music & movement"
こちらは、まさにソングバード大会。 対象年齢や値段などは "mammy and me" とほとんど変わりません。 まず最初に先生がマペットを使って一人ずつに挨拶してくれます。 その時も即興の歌で子どもの名前をよんで身に着けているものをほめてくれたり、ハグしてくれたりします。 それからレコード(?!)をかけながら歌ったり踊ったりがはじまります。 子どもどうし手をつないだり、円になったりするのが難しい年齢なので、輪になってぐるぐるまわる時はパラシュートのような丸いシートで周辺にもち手の輪っかがついているものを使っていました。 これでよく歌ったのが "She'll be coming around the mountain" だったように思います。 ここで歌った曲はほとんどソングバードにあると思いますが、ここではほとんど所作はなく、ぐるぐるまわったり、自由にとんだりはねたりしていました。
前述の "mammy and me" でもそうですが、間に必ずおやつタイムがあります。 特に水分補給には気を使っていてみんなボトルをもっていましたが、クラスでは交代でジュースとスナックを用意していました。 この年代では圧倒的にアップルかグレープジュースとクラッカー、レーズンでした。 つづく
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