「2013国際交流のつどい」を観覧してきました。
これは、その年に、1か月のホームステイをする子どもや、1年間の留学をする子ども達の、決意表明の場です。
また、送りだす大人達や、ラボっ子達が、激励する場でもあります。
会場は、日比谷公会堂。コンサートに使われる大きな会場です。
大勢の家族やテューターが応援に来るので、小学4年生以上でないと、観覧できません。
まず、今年参加する関東地方の約300名の子ども達が、一人ひとり、英語で一言ずつ、決意表明を行いました。
ほんの10秒程度のスピーチですが、緊張のあまり、自分の名前を言い忘れてしまう子もいます。
また、少し余裕のある子は、その一言の決意の中に、自分なりのパフォーマンスも込め、会場を沸かせていました。
約1時間かかって、全員が決意表明を終えました。
その後、ラボ国際交流センター会長の佐々木毅氏(学習院大学教授・元東京大学総長)、ニュージーランド大使、カナダ大使、アメリカ大使、米国4-Hクラブ代表、韓国ラボ代表の方々が送り出しのスピーチ。
*この4-Hクラブとは、アメリカ合衆国農務省の管轄下にある組織で、青少年クラブです。4-HのHは、Head(頭)・Heart(心)・Hands(手)・Health(健康)の頭文字。ホームステイ先は、4-Hクラブが請け負っています。

第2部では、ラボっ子からの激励。
神奈川県の青池パーティが代表して、テーマ活動を発表しました。
物語は、「ジョン万次郎物語~航海記その1 黒潮に流されて」。
これから海を越えて、未知の経験をする子ども達へのはなむけとして、ぴったりの物語でした。
また、昨夏、1か月のホームステイを経験した子ども達の中から、7名の子ども達が、自分達が経験した事を、日本語で発表しました。 2000人の観客の前で、スポットライトを一人で浴びて、熱く語る姿には、感心するばかり。 この子達も、1年前、国際交流に行く前は、きっと一言のスピーチにも、緊張でガチガチになっていたはずです。 日本語が通じない環境に、たった一人で挑むことが、こんなにも子どもを成長させ、自信を持たせるのだと、見ていて胸を打たれました。
ある女の子のスピーチです。「ホームステイ先での子ども達の事で驚いたことは、親が何をしてくれても、親に必ずお礼を言うことです。私は、家では、あまり親にありがとうと言った事がありませんでした。その事を思って、自分がとても恥ずかしくなりました。」
大勢の人に見守られ、送りだされる子ども達。
ひとりだちの旅は、不安でいっぱいだけれど、自分を大切に思っていてくれる沢山の人達がいて、応援してくれている、だから、試練も乗り越えて、ひとまわりも、ふたまわりも大きく成長して、帰って来られるのだと思います。
子ども達が、自分自身を信じること、大人が子どもを信じるということ、その事の大切さを思わされた一日でした。
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