幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧趣味・ゲームランダム新規登録戻る 0457408
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 暮らしのエッセイ
 つくし摘み
 草取り
 寿限無
 半夏生
 ヨーロッパ雑感
 クロタラリーア・アレッサ
 こんなにおいしいの、フルーツポンチ
 リフォームの心_(1)
 ダムに沈んだ徳山村
・ ちゃこの絵画展
 港町ベルゲン
 鐘楼
 古都遠望ー(3)
 運河を行く
・ ラボ・ライブラリー(GT)
 山山もっこり
 うみがたずねてきた
 かいじゅうたちのいるところ
 ピノッキオ
 三本柱・柿山伏
 昔話・ききみみずきん
 ふしぎの国のアリス
 てぶくろ
 すてきなワフ家
 ドン・キホーテ
 ドゥリトル先生 海をゆく
 ピーター・パン
 わんぱく大将トム・ソーヤ
 ロミオとジュリエット
 大草原の小さな家
 ジュリアス・シーザー
・ ラボ・ライブラリー(SK)
 たろうのおでかけ
 ぐるんぱのようちえん
 へそもち
 はるかぜトプー
 ありときりぎりす
 しょうぼうじどうしゃ じぷた
 みにくいあひるのこ
 国生み
 スサノオ 霜月祭り
 オオクニヌシ
 わだつみのいろこのみや
 ウッレと冬の森
 きこえるきこえる
 巨人シュトンペ・ピルト
 太陽の東 月の西
 だるまちゃんとかみなりちゃん
 アリババと40人の盗賊
 かいだんこぞう
 たぬき
 長ぐつをはいたねこ
 てじなしとねこ
 ティム・ラビット
 耳なし芳一
 鏡の精
 鮫人のなみだ
 鮫どんとキジムナー
 スーホの白い馬
 わたしとあそんで
 いたずらきかんしゃちゅうちゅう
 プロメテウスの火
 空のかけらをいれてやいたパイ
 なやたけのがぐやひめ
 ガンピーサンのふなあそび
 かぶ
 太陽の子パエトン
 王さまの耳はロバの耳
 ペルセウス
 オデュッセウス
 三びきのやぎのがらがらどん
 ヒマラヤのふえ
 ポワンホワンけのくもたち
 ブレーメンの音楽隊
 おばあさんが話した日本の昔話
 みるなのはなざしき
 ふるやのもり
 ジャックと豆の木
 3びきのコブタ
 猫の王
 トム・ティット・トットと三人のおろかもの
 白雪姫
 ヘンゼルとグレーテル
 かえると金のまり
 おおかみと七ひきの小やぎ
 ホッレおばさん
 ひとうちななつ
 まほうの馬 シフカ・ブールカ
 わらじをひろったきつね
 エメリアンと太鼓
 不死身の九人きょうだい
 おどりトラ
 そらいろのたね
 うみのがくたい
 はだかの王様
 幸福な王子
 平知盛
 かにむかし
 瓜コ姫コとアマンジャク
 ゆきむすめ
 おかあさんのたんじょう日
 西遊記
 一寸法師
 安寿と厨子王
 おむすびころころ
 チピヤクカムイ
Welcome!
 誰でも知っている話だろう。そして絵本もたくさん出ていて、雑誌などにも簡単に載せられている。「わたしの知っている話は、二匹のコブタのいえがこわされて、レンガの家へにげていきます。」という子も少なくない。
 幼稚園でもよくやった。はじめは、みんな、「こぶた!」という。しかも3番目のコブタが一番人気がある。おおかみのやり手がなくて、テューターがおおかみをやる。すると、2回目からは、オオカミの人気も出てきて、「フフーのフー」がもう最高に面白くてのめりこんでしまう。 

 ―――3番目のコブタはあたまがいいな
           レンガのがんじょうな家を作って。
    おおかみは、自分は強いと思っていても
           レンガの家まではふきとばせない。
    3番目のコブタはあたまがいいな
           6時に約束したら、5時にとりにいくなんて。
    おおかみは、くやしくて また約束したけれど
           またまたやられて、なんて まぬけな おおかみ!―――M子(小6)

 ―――この話も、昔話のはじめの決まり文句、「ワンサ ポンナ タイム」ということばが最初に出てきます。「むかしむかしといえば、ぶたがうたうようにはなしたり、サルがかみたばこをくちゃくちゃかんだり・・・」というはじめの歌うようにいうのがおもしろいです。おもしろいことばがいっぱいあります。「ノウノウ・・・・マイチニチンチン」というところです。
 一番目のブタも、二番目のブタもたべられてしまう。三番目のブタはあたまがいい。おおかみも最後にはなべに落っこちて死んでしまいます。三番目のコブタはなべでにたおおかみを食べました。一番目のコブタと二番目のコブタをたべたオオカミをです。なんだかへんですね。―――A子(小6)

 ジェイコブズの昔話は、後味がいい。「ぐつぐつ煮て食べてしまいました。」といっているのに、楽しいお話として、心に残る。これが昔話のいいところなのだろう。だからこそ、変に道徳的に考えて、「三匹がなかよくくらしました」などと書き換えられては、間の抜けた話になってしまう。
 
 物語とは全然関係がない話になるが、「3びきのこぶた」(安野光雅・絵=森 毅・文=童話屋)という絵本がある。私はこの絵本を買うとき、安野さんの絵本が好きということと、物語に何か関係してるかな、と思ったのだ。実はこれは数学を扱っている。しかも[順列と組み合わせ]高校の確立・統計の科目に入る。しかし、この絵本を、小学校の高学年が喜んで一生懸命見ていたのだった。
 私は、この作者二人の言葉が気に入っている。
 「安野さんの絵は、若い女性に人気があるらしい。数学というのは、若い女性に人気がないらしい。小人が出てきたりしないからかも知れぬ。でも、数学の世界にだって、小人が出てきたり、虹がかかったりしてもよい。数学の世界は、いたずらをしたり、夢を描いたりする世界でもある。」―――森毅
 「自然が美しいように、数学も美しい。そのはずなのにこの頃は、入学試験と、それに適応しようとする教育のためか、数学は誤解されて、ひどい嫌われものになってしまった。でも本当は、美しい。昔は女神にたとえられたくらいだった。その姿を除き見るためにこんな絵本があってもいいだろう。」―――安野光雅

 
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.