幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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「トム・ソーヤやろか!」と、今でも、OBが2,3人集るというくらい、よくやったテーマ活動である。アメリカ南部独特の空気が伝わるこの物語は、トム・ソーヤという生き生きとした、子供の心を象徴するような人物が次々と大事件を引き起こしていく。そのストーリーのテンポの速さと、トムやハックの心の動き、そこに関わって登場する、ポリーおばさんやベッキーなどそれぞれの魅力にどんどん引き込まれていく。

 誰でも楽しむ物語ではあるが、テーマ活動をしていて、ふと、気がつくときがある。「わたし、ちょっとはいれないわ」というように、もそもそしている子があるのだ。会話のテンポの速さと、いたずらっ子の元気さにすぐには反応できない子もいた。ラボの「わんぱく大将トム・ソーヤ」は、テーマ活動として完結し、4話で満足できる楽しさを持っている。一方、原作にあたるマーク・トウェインの「トム・ソーヤの冒険」は、読み物としてうんと面白い。岩波少年文庫などをそろえて、読みふけった子もいた。
 こんな楽天的で希望にあふれた、元気な物語を書いたマーク・トウェインという人はどんな人なの?というのも、ちょっと話をすると、また別の子が興味を持ったりする。子供は、何をきっかけに、興味を深めるか分からない。大人の用意する引き出しが多いほうがいいかもしれない。

 因みに、子供に話して喜んだ話とは、「マーク・トウェインは、本名をサミュエル・ラングホーン・クレメンスといい、ミズーリー州で生まれた。ミシシッピー河岸のハンニヴァルで、トム・ソーヤのような少年時代を送った。彼の憧れの的だった人物は、町の浮浪児トム・ブラッケンシップ。時には学校をずる休みして、森や山をかけ歩き楽しいときをすごした。けれど、12歳で父親がなくなり、生活のため印刷屋で働いたりして苦労をする。そしてその頃の憧れのミシシッピー川のパイロットになる。しかしそれも南北戦争のためだめになり、戦争後は、その頃のアメリカの黄金熱にとりつかれ、失敗して、お金もなくし、新聞記者になる。その頃から、Mark Twain という名前を使い出した。Mark Twainというのは、パイロットが、水の深さを「二尋あり」と知らせるときの言葉だ。・・・へいぬり遊びにも、汽船「大ミズーリー号」と船長を演じるベンが出てくる。・・・そしてトム・ソーヤの生まれるまでの話など、みんな興味津々になるのだった。

―――子供たちがいっぱいいて、ぼくたちくらいの子だから、きいていると、ぼくもトム・ソーヤたちのなかまになって、遊んでいるように思う。いまのぼくたちより、トムたちは、いたずらしたり、けんかしたり、たのしそうに思った。わんぱくたいしょうたちは、くつをはかないで遊んでいたんだ。こどもにも、水くみなど、ちゃんとしごとがあるし、船長になるなど、ゆめがいっぱいあっていいな、と思った。―――S君(小3)

 ―――トムは、同じ手は使わない。わるがしこい頭は、すぐによくひらめく。どんどんペンキをぬりたい人が来て、トムは何かをもらって、ペンキをぬらせてあげるので、一石二ちょう。でも、わたしがトムだったら、ぜったいこれだけはもらいたくないものが二つあります。一つは、死んだねずみ、もう一つは、かた目のこねこです。―――M子(小5)

 ―――ぼくは、このトムたちがうらやましくてたまらない。トムたちはとても自由だからだ。「帰ってきた海賊」などは最高だ。トム、ハック、ジョウ、ベンなど登場してくる人物がいい。一人ひとりの考えがとても面白い。とくにハックはぼくが一番気に入っている人物だ。みんなはハックをばかにしているけれど、ハックにはハックのいいところがあると思う。タイムマシンでトムの世界へいってみたいが、実際には出来ないので、テーマ活動でいくことにしよう。―――K君(中1)

 ―――「おさげの天使」で、いぼをとるじゅもんがおもしろくて、学校でそのじゅもんをとなりの子に教えたら、みんながおもしろがってやりだした。よく、活発で、わんぱくなやつは、自分勝手で、いばりすぎてて、自分の意見がとおらなければいや、ということになるが、トムは、わんぱくだけれども、ユーモアがあるし、リーダー的存在だ。みんなから信頼されていていいなあ、と思う。
 最後の、It’s the Mississippi!! は感動的で大好きだ。―――H君(小6)

 ―――トムたちは、ぼくが、そうあってほしいと思っていることが、すべてそなわっている。そのトムになることは感無量の喜びだった。くりかえしテープをきいて、せりふを覚えるのだが、ばくは、それを一歩越して、たいてい、立ってテープをきいている。というより、そこら中を動き回ってといったほうがいいかもしれない。やれ、草むらを走るだの、よろこんでとびはねるだの、家族の迷惑?も考えず、動くのだ。おかげで、せりふは、苦なく、覚えられる。一回、一回のテーマ活動は、一進一退の繰り返し。なかなか進まなかったが、たくさんの意見がでて、まとまった。当日ぼくは、どこでどうしたかよくわからない。それは、トムに体をのっとられてしまったからだ。あのとき、僕は、トムのように喜び、トムのようにしゃべっていたと思う。とてつもなく楽しかったの一言だ。―――T君(中3)
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