[半夏生=はんげしょう]。私はこの言葉をつい最近知った。
今では、私の生活リズムの中に完全に入り込んでしまっているが、漢字と日本語の遊び、「漢字パズル」にはまっている。寝る時間が30分おそくなってもやりたい。でもつまらぬ事でほかに支障をきたしてもいけないので、本屋に出ている雑誌の中から、気に入ったものを一冊にして、必ず全問正解で取り組んでいる。感もよくなって、相当難解なものほど、おもしろい。
先日、「( )木立。真( )日。半( )生。」と共通の一字をいれる言葉を探すことになって、[夏]だと思うのだが、私は[半夏生]という言葉を知らない。正しい読み方すら分からない。辞書で調べて・・・・・あった、あった。
―――「はんげしょう=(1)月令、七十二候の一つ。夏至から11日目にあたる日。太陽暦では7月2日頃。梅雨が明け、田植えの終期とされる。
(2){植}どくだみ科の多年草。水辺に生ずる。夏、茎頂にある葉の下半部が白色に変じ、白色の穂状花を綴る。片白草。」―――とある。
私はなるほどという思いで、(1)の意味をしっかり覚えておいた。ところが昨日、友達と美術館へ出かけた後、たまたまお茶室へよった。すると、そこに立ててある茶花を見て、友達が、[あ、これ、はんげしょうですね]という。「え!」(私は2,3日前に辞書で覚えた言葉ではないか!)でも、大して重きを置いて覚えなかった(2)の意味、・・・その花をこんなタイミングで目に出来るとは。私はうれしくて、うれしくて、その花のやさしく咲く姿を目と心にしみこませながら、友達に私の「はんげしょう」との出会いを話しながら、一服のお茶をたのしんだ |