幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 なかよしねこ
 最近こんなぬいぐるみをつくることになった。それはーーー

 クロタラリーア・アレッサ
 植物の名前。何回読んでも覚えられない名前である。数年前、ある人から、乾いたえんどうの鞘のようなものを三つ袋に入れてもらった。そしてその袋の中に、紙切れが入っていた。
「クロタラリーア・アレッサ・・・・鞘を振ると、とてもきれいな音がする珍しい植物です。属名のCrotalariaは、赤ちゃんの玩具「がらがら」のことで、鞘の中でばらばらになった種が、からから鳴るのを例えたものです。日本産のタヌキマメの仲間で、背丈ほどに成長し、小枝を多数伸ばして、夏には黄色い花を多数つけます。種まき時期は十分暖かくなった五月下旬ごろ。種皮が硬く発芽しにくいので、種子と砂と混ぜてもみ、種皮に傷をつけ、十分に水に浸してから蒔くとよいでしょう。]と書いてあった。
 ぷっくりと膨れた鞘の中で、からからと鳴るその音の楽しさに、栽培してみたくなり、早速種を蒔いたのだった。するとえんどうのような花が咲き、ぷっくりとしたえんどうをふくらませたような緑色の鞘がなり、だんだん実って鞘が薄茶色になった頃、鞘を取ると、中で黒い種がからからと、さわやかな音を立てる。こうして鞘を袋いっぱいとって、このメモ書きと一緒に戸棚においてあった。2,3年たっているのだけれど、音は相変わらずからからとなんともいい澄んだ音がする。この音をもっと身近に楽しめるものにしようと思いたって、考え、ぬいぐるみを作って入れ込むことにした。
 大人の部屋に飾れるものにと、ししゅうのぬいぐるみにした。「なかよしねこ」。
 さて、鞘を袋に入れて入れ込んでは、もしぬいぐるみを荒っぽく扱ったり、踏んだりしたら、鞘がつぶれるかもしれない。だから、小さいスチール缶にいれることにした。ところが、缶の中で鞘がおどると、缶に触れるカタコトという金属音になってしまう。鞘にも少し自由な空間があったほうが、音がいいのだが、結局、鞘が動かないように缶にいっぱい詰め込むことで、「からから、さらさら」 の音を保つことにした。こうして作ったのがこの「なかよしねこ」である。

 この自然のものの音を、よりやさしくさわやかに思い、この文を書こうと思ったのにはまた、あるきっかけがあった。先日、荘川(高山市)の山小屋へ行った。静かなところで、風の音、せせらぎの音がするところ。そんなところで、夕方、部屋に入ると、「ピー!」と音がする。「何だった?」・・・そしてまた30分ぐらいすると「ピッピー」。 「鳥の声だね」・・・無理に鳥の声だと納得しようとしても、ちょっとおかしい。何の音か分からぬまま、2時間ほどたって、やっと分かった。「ピピピピピーーー」と鳴り出したのは、ガス漏れ報知器。ガス漏れではなく、器具自体が古くなって、センサーが狂ったのだ。器具を取り替えて事は終わったが、その器具のなまえは「かなりや」。カナリヤだから鳥の声に間違えたのか。ばかばかしい。

 自然の音ほどやさしくさわやか、そして温かく、癒されるものはない
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