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「古民家見学会」
キディクラスで取り組んできた「ふるやのもり」
日本の民話にも関わらず、生活の欧米化、言葉の欧米化により、古い日本語がわからない最近の子ども達。
「台所」はわからないけど、「キッチン」なら分かるんです。
「居間」はわからないけど、「リビング」なら通じます。
ご飯を食べるのは、座布団に正座ではなく、椅子に腰掛けダイニングテーブルでが普通。
そんな子達にとって、梁、厩、土間、雨漏り、藁葺き、囲炉裏等は、初めて耳にする言葉ばかり。
他の昔話を読んで聞かせたりして、(その挿絵に助けられて)なんとか少しは分かるようになったけれど、
それでも昔の日本人の暮らしは、まるでよその国の事のように感じるようです。
自分たちで調べたり、考えたりした後、その想像があっていたのか、
岩手の曲がり家(馬屋が母屋にくっついている家)を見に行く機会に恵まれました☆
つい立ての壁を曲がると目の前に浮かび上がるように、ひっそりと馬が。
センサーがあるのか、近づくとヒヒーンといななきが聞こえて、一瞬びっくり。
馬屋の入り口付近で、担当の方を質問攻めにするラボっ子たち。珍問続出。
M君「あれは、墓場(・・・たぶん棺桶のこと)ですか?」
担当の方「ハハハ 違うよ~。あれは餌を入れる箱だよ。」
テューター「ねぇねぇ、子馬役をやってたNちゃんとMちゃん!このバケツみたいなのは何だと思う?」
首をかしげていたので、自分で聞いてみるように促すと、Mちゃんが質問。
担当の方「これはお馬さんがお水を飲むための、お水を入れとく物だよ。」
テューター「二人は、馬役やってる時、水筒みたいにコップについで飲んでたよねぇ
どうやって飲むか分かったぁ?」
Mちゃん「馬は手がないから、飲めないじゃない。」(うーん、斬新な発想)
Nちゃん「分かった。顔で飲むから、こんな(桶が)でっかいんだ。」
母屋側の縁側に腰掛けて「ふるやのもり」の読み聞かせ☆
(特別に許可をいただきました!何しろ博物館ですから。。)
読み終わってから、再び馬屋に戻って、泥棒はどこだ?オオカミはどこだ?と話し合い。
「あの藁のとこじゃない? 盛り上がってるもん。」
「あっちだよ。馬の足の所に、何かいるよ!」
「足のとこにいたら、オオカミ蹴られちゃうよ。」
「あそこの梁の所に泥棒がいたら、馬気づくよねぇ。近いよね。」
「梁じゃなくて、屋根裏じゃない?」
破れた障子の穴を指さして、私が「あそこじゃない?誰か見てない?」と言うと
「本当だ!今なんかいた!」ですって。(笑)
お話の世界を後に、なんとも神妙な面持ちで曲がり家を後にしました。
次に・・・、ここは「馬の博物館」なので、馬がたくさん展示されています。
馬具をつけてみよう!のコーナー♪
馬具をつけるよりも、ブラッシング等のお世話がたいそう気に入った様子のラボっ子たち。
馬の背中に乗ってみようのコーナー♪
和製の鞍に乗る機会はないですよと言われ、お母さん達も慌てて乗りました。
馬に乗る時、日本は馬の右から。西洋は左からとのこと。
馬の左からの方が乗り易いのにどうしてですか?とお母様が質問すると、
侍は刀をさしていたからとの事、勉強になりました。
ちなみに、NHKはきちんと右側から乗馬しているけれど、ある民放では間違っているとか。
ほほー、これから気をつけて見てみよう!
仲良き事は美しきかな。
しかし・・・真ん中の女性が潰れてますよ。
見学を終えて、外へ。
元競馬場だけあって、非常に広い公園なのです。
「前、くまがりに来たねぇ」
「はらぺこあおむしもやったよ。」
「そうだったね。」
「へそもちの、凧揚げもここでやったの覚えてる?」
「あれって、ここだったの?」
などなど、思い出深い森林公園でした。
ご参加下さった皆様ありがとうございました☆ |
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