幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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<発表テーマ物語を選ぶ>

2019年春の発表「不思議の国のアリス」を終えて、
私はいよいよアメリカへのホームステイプログラムへ参加する地区の14名の中学生たちのための事前活動に大忙しとなりました。
6月には合宿。7月に地区で壮行会を行い、7月20日あたりからようやく北米へと飛び立っていきます。
自分のパーティからは幸か不幸か北米ホームステイの参加者がいなかったので、そのお世話の必要はありませんでしたが、
自分自身が引率者(シャペロン)として、ホームステイするため、壮行会後は自分の出発のための準備で忙しい日々です。
全国から集まるラボっ子と成田で初めて会い、その子たちとその子達を受け入れてくださるホストファミリーの皆様に心寄せる1ヶ月。
全身全霊で関わらなくてはいけません。

そんな中、15周年を迎えるマイパーティですので、周年発表を今年のうちにやるか?それとも来年の春へ持ち越すか?
という課題に直面しました。

夏の間、私が1ヶ月不在であること、帰国後も色々と忙しいことを考えると来年の方が明らかに楽です。

しかし、来年になると学年が上がり、小学6年生・中学3年生・高校3年生と受験生年代となる子が続出することがわかっています。
最近の塾は2月から次年度となり、受験生は特に忙しくなってしまうため、4月の発表は諦めました。
2月はインフルエンザや雪の影響などで参加できるかハラハラすることになるため、真冬は避けたい!
・・・ということで、異常なまでに忙しい中、12月末にクリスマス会を兼ねて周年発表会を開催することに決まりました。

夏明けから動き始めていては、発表までに間に合わないので、夏前から好きなお話を順番に動いていきました。

残った物語の中から、面白い理由ややりたい理由などを各自プレゼンテーションしては、話し合って決めていきました。

時間のない中、よりによって、ボリュームのある4話もの。十五少年漂流記に決まりました。


10周年発表会を終えた後に、私(テューター)が、
「15周年は、十五少年漂流記とかやりたいなぁ」とつぶやいたそうなのです。。。

どうも、それを聞いたラボっ子がそれ以来、「十五少年漂流記ってどんなお話だろう?」と興味を持ち、ライブラリーを購入してもらい、
聞き込んで、いつかパーティでやりたい!と想いを温めて来たのでした。
その子の数年越しの念願叶って、十五少年をやることとなりました。

<発表に向けて動きだす>

15少年というくらいですから、少年役が15人。
それ以外に、家政婦のケイトさんほか、何話をやるのかによって随分役も増えてしまいます。
ナレーションも素敵な語りながら、ボリュームがあります。

小学生たちには
「中高生にナレーションを頼って、自分たちだけは役も取らずに背景やりますというのは無し。
自分たちでやりたいと決めたからには、必ず役もナレーションも受け持つこと!」と伝えました。

テューターは、この言葉にビビって、きっと1話になるだろうとタカをくくっておりました。

しかし、1話〜4話まで全部動いてみて、決まったのはなんと最後の4話。
少年たちの敵であるウォルストンなど、大人の(しかも悪そうな)海の男たちが登場します。

1話から全部背負っての4話。そうでないと登場人物の性格も、ストーリー展開も理解不能になります。
ですから、そこからは時間との戦いとなりました。
1話から再度動いて、一人一人の役のキャラクターを考えました。


<課題>
うちの小学生を侮るなかれ。なかなかの精鋭陣です。
ナレーションやセリフは英語と日本語できっと言えるようになるでしょう。
そんなことは問題ではありませんでした。

やりたい役を取っていて、役の気持ちもわかっている。その役になりきってもいる。
でも、人間関係が見えてこないのです・・・。

少年たちの誰と誰が仲が良いのか?
黒人モコは、この時代どいういう扱いだったのか?(そんな時代背景がありつつもどこまで信頼されてる?どこまで友達っぽく振る舞えばいいの?)
学年の違う少年たち。
幼い子と、年長組の差は?
大統領を決めたのに、大統領という尊敬を感じない。大統領というリーダーっぽさも感じない。

さて、毎度のことではありますが、どうしましょう???


というわけで、テューターは、これまた毎度のことながら
「同じかまの飯を食う」「プライベートでも一緒に遊ぶ」ということを提案しました。

保護者に連絡をとり、仲良くなるために一緒に遊ぶ時間を取らせて!とお願いしました。

高校生と小学生が、おうちで何して遊ぼうか・・・?将棋でもやる?と一緒に遊び、おやつを食べました。

たったの1日でも、少し心の距離が縮まったのが手に取るようにわかり、
保護者の方もびっくりされていました。

劇団を作っているわけではないので、英語力という面では、別にそのままでも良いかもしれませんが、
やはり、心を育てているラボ。
心を乗せて、セリフを言って欲しいです。

というわけで、こだわった通り、人間関係がでた発表になったのではないかと思います。

時間のない中、近隣のパーティから異動してきた子たちも、なんと発表1ヶ月前に合流し、
奇跡のコラボができました。

当初予定していたナレーションを、異動してきた子達が請け負ってくれたおかげで、うちの小学生たちは随分楽になり
役に集中することができました。

<テューターの思い>
周年だから、いつもよりカッコよくやりたい!ビシッとやりたい!
・・・そんな気持ちは今回は全くありませんでした。

11月から異動してきた子たちと、マイパーティで長年やってきている子たちが、
この十五少年というお話を通して、混ざり合い、仲良くなってくれたらという願いだけでした。
もし周年の年に当たらなかったとしても、きっと同じように発表を目指して取り組んだと思います。

願った通り、ただ同じクラスで活動するだけでは得られないものを、テーマ活動から得ました。

生き方、感じ方などが丸ごと見えてしまうのが、このテーマ活動です。
その人の人柄がまるごと出ます。

お話を深めるために、無人島へ行こうかと企画していたテューターを説得して、
急遽、一泊合宿にしてくれた中高生の思いや頑張りも功を奏したと思います。

すごく楽しい合宿だったと皆が口を揃えて言ってくれました。
内容も今まで見た合宿の中で、一番素晴らしかったとテューターも思います。
あの合宿の様子を見て、この発表はきっと素晴らしいものになるはず!と確信したのでした。

<少年たちその後>
周年という大きな発表を終えて、燃え尽きた感のある状況の中、
再び、4月の春発表へ向けて、無理やりムチを振るったテューターです。
12月末の発表を終えて、1月はお正月休み。2月には風邪やらインフルやらでお休み続出・・・という過酷な中、
なんと決まったお話は・・・

またまたボリュームのある4話もの。「ナルニア国物語」なのでした。

きっと自分たちを苦しめるのが好きなマゾっ気のある子達なのね・・・と内心思うテューターでした。
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