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<発表テーマ決定>
15周年発表会を2018年の12月末に終え、楽しい楽しい、振り返り会をレストランを貸し切りにして大規模に行い、
パーティ異動して来た子たちからも「このパーティに来てよかった」という言葉をもらい、みんなが仲良くなりました。
そんな感激や感慨に浸る時間もなく・・・
1月はお正月休み。2月は風邪やインフルやテスト期間、(大学受験中の子も!)全然メンバーが集まらない中
それはどこのパーティも同じはず・・・と鼓舞して、4月の地区発表に出ることを決定しました。
腹を括ったというべきか。
ラボっ子は、テューターの決定を覆すことなく、従うしかないよねという状態ですので(笑)
「え〜!もう発表の練習するの?」と文句が出るかと思いきや、
周年で気持ちが盛り上がっている子もいたので、案外良い反応。
「次はナルニアやりたいんだよねー」
「いやいやトムソーヤでしょう。」
「え〜 ギリシャ神話やって見たいんだけど。」
・・・言うのは勝手ですが、あと2ヶ月もありませんけど。と泣きそうな思いでテューターが聞いていました。
でも、テーマ活動嫌い、やりたくないと言われるよりも100倍嬉しい、この反応。
発表の質を問わず、今回はやれるところまでやらせてあげよう!とそこも腹をくくりました。
ナルニア国物語とトムソーヤの一騎打ち。
どっちに転んでも4話もの。
2ヶ月の間で4話全部動いて、どれにするか決めて、役を決めて、表現を話し合って・・・
さぁどこまでできるでしょうか。
<ライオンと魔女と大きなタンスに決定!>
トムソーヤは漂流と同じような感じがする。また男の子が主人公のお話って感じ。また船?と思う。
と言う意見から、男子が一歩譲り、ライオンと魔女と大きなタンスに決定。
役決めなんてしなくても、やる前からやりたい役を決めてしまっている小学生たち。
「絶対、エドマンドやる!」「絶対、ルーシーやる」「女の子でもピーターやっていい?私はピーターやりたい!」
「私はこないだ優しいケイトさん役だったから、今回は白い魔女やりたい!」
「私はいつも悪役ばかりだから今回は譲ろうかな。じゃぁスーザンしかないな。」
と言う具合に、あっという間に主要な役が決まってしまったため、
じゃぁ、発表までの時間のことばかり考えず、お話の中を思いっきり漂って遊ぼう!と伝えました。
部活やら塾やらでなかなか揃うことがない中高生クラスも、このお話の力は偉大。
動くとやっぱり引き込まれていきます。
扉を開けると、そこは別世界。
「う〜寒い。このコート借りない?」と毛皮のコートを羽織って出かけていく様子などは、小学生たちよりも格段にうまいです。
小学生クラスと中高生クラスでそれぞれ何話をやりたいか聞いたら、小学生は4話。(また最終話!)
中高生クラスは、テューターの思いを知ってか知らずか、
「4話をやったら、もうしばらくはナルニアやらなくていいやという感じになりそうだから1話がいいんじゃない?」なんて
嬉しいことを言ってくれて、
あれこれ動いて、話して・・・結局、2話に落ち着きました。
決定の理由は
中学生男子のTのライオンの王アスランの、創作ダンスが素晴らしかったこと。(それを地区の皆さんに見せたい!)
ナルニアの国へ4人揃って行って、いよいよ冒険がスタートする話だから。
ビーバーさんのキャラクターが何より面白いから。
サンタさんが出てきて、勝利のアイテムをもらえるから。
などなど。
私も4話を発表して、もうナルニアはしばらく封印・・・となるよりも、またやりたいという気持ちを残しておきたいので
2話に賛成。
そして、いよいよ2話発表に向けて動き出しました。
<ナルニアは架空の国だけど、イギリスはどんな国?疎開ってなに?>
そもそも、ルーシィたち4人兄弟は、イギリスで戦争が起こっているため、教授の大きなお屋敷に疎開しています。
この教授もナルニアに行ったことがあるわけですが、原作を読んでないうちはそれを知らずに動いています。
みんながお話をより好きになってもらいたくて、テンションを上げたくて、
テューターはイギリス館を借りることに!
まだ薔薇も咲いてない時期ですが、イギリス庭園や、ちょっと豪華な教授のお屋敷感は感じられるかな?
ラボママのパティシエさんに、こっそりお願いをして、イギリスのスコーンを焼いていただき、
イギリス館でイギリスのアフタヌーンティをすることに。
普段はだら〜としている疲れた中学生たちも、このスコーンやアフタヌーンティという言葉には惹かれて
部活を切り上げて、自転車かっ飛ばして駆けつけてくれました。(食べ物は強い!)
おかげで、ほとんどの子が出席となり、縦長での活動ができました。
スコーンを焼いてくださったママに何より感謝ですとお伝えしたら、
「こんな素敵な企画をして、こんな機会を与えてくださってありがとうございます」と逆に感謝されてしまい、恐縮でした。
「ナルニア国物語にこんな風にアプローチして、こんな風に楽しめるなんて、ラボは素敵ですね」と
何人もの保護者に褒めていただき、私も嬉しかったです。
我々ラボっ子たちが活動中には、ラボママやラボ祖母たちはイギリス庭園をお散歩したり、近くでお茶したりして、
これまた良い縦長交流の時間となったようです。
<発表>
3月に受験を終えて復帰してきた新大学生が、ナレーションをたくさん引き受けてくれました。
ちょっと長すぎるかな?無理かな?とも思いましたが、十五少年漂流記の際にとても頑張っていたのでそのまま任せたところ、
やはり発表までには覚えきれず、お話を止めてしまいました。
マイパーティでは、お話の流れを止めず、流すこと。お話から逸れて素に戻ることのないようにと常にうるさく言っているもので、
小学生たちは、なかなか厳しい言葉を大学生に向けていましたが、
これは全て私のテューターとしての責任。反省すべきは私だなと思いました。
もともとやる予定だったナレーション担当の子たちが、部活や大会で欠席となってしまったこと。
それを一人にふってしまったことがまず問題。
大学生も新入生として色々忙しい時期に申し訳なかったなぁと思いました。
小学生たちにももっと振ってあげた方が、ナレーションを担当することでお話が好きになるチャンスを得られたかなとも思いました。
発表のクオリティは気にしないと腹をくくって取り組み始めても、ついつい直前にはいつもと同じクオリティを求めてしまったのも事実です。
これでいいや、と諦めるのは良くないですが、やれるところまで頑張った子供達には本当に偉いなぁと思っています。
役の子も3人がひとりになったり、随分と変更続きの中でしたが、みんな良く頑張りました。
そして、素晴らしい発表をしてしまって、しばらくナルニアはやらなくていいやという気持ちになるよりも、
「もう一回ちゃんと発表したいね!」という気持ちが残ったのも、良い体験だったなと思っています。
豊かな失敗をたくさんしましょう! 次へとつながる失敗は、必ず成功をもたらしてくれますね。
<最後に>
テューターは、タムナスさんとアスランにも会ってみたいです。
是非是非、今度はタムナスさんとアスランが出てくる発表を見たいです。 |
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