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<2005年オレゴン国際キャンプ参加者の読後感想文>
・~裸のダルシン~・
ダルシンが、国から裸で森へ追放され、そこから「人間の言葉を口にしてはいけない、」「鉄・青銅などを使ってはならない」、「人の服を着てはいけない」などと、追放の決まりがありました。いつも服などを身に着けている人間は、文化的な生活に慣れているため、森で生きていくのに大変苦労するなぁと思いました
ダルシンの森で生活するために、自分の力でヤリや着る洋服、黒曜石のナイフなどを作りました。た。ダルシンは生きるために、復讐をするために、人間はたった1人、他は動物達の中で、18歳になるまでがんばったなぁと思いました。
このダルシンのいた森は、『オレゴンと似ている所がある』と思いました。オレゴンには森があり、そこには様々な動物がいました。このお話にも出てくる「鹿」、食べ物を求め、やって来る「熊」など、動物が出てくる点では、とても似ていると思いました。そして、「人間の言葉を口にしてはいけない」と言われ、しばらく喋られなかったダルシン。そして、「人間の言葉を口にしていい」と言われたとき、何を話してよいのか分からなかったというのは、オレゴンキャンプに参加して、森の中を歩くときに、小鳥の声を聞くため、「しゃべってはいけない」といわれました。「しゃべってもいい」と言われた後も、「何をしゃべったらいいのか」これがわかりませんでした。
この「裸のダルシン」をテーマ活動にするのならば、「ロープの結び方」などの昔からの歌をいれて、それをパーティでやったらおもしろそうだなぁと思いました。
実際、この本を読んで、「この結び方、やってみたいなぁ」「動物の言葉がしゃべれたらなぁ」などと思いました。
<ラボテューターの感想>
ニコルさんの自然への思いが伝わってくる本です。人間は自然との関わりによって、思っている以上にたくさんの物を与えられている事(五感など)をあらためて考えさせられました。ダルシンにふりかかる数々の困難に彼が投げやりにならず真剣に考え行動する姿は読んでいてとても感心させられました。
それとは別に親(大人)として、大切にして守るだけでは生きる知恵など授からないと反省しました。裸で自然の中で生きる事は現代人は出来ないですが、回りをよく見て人の話を聞いて今、自分に必要な事を真剣に考える頭と心を作っていけたらと思いました。
<高校生の感想>
この物語は海や山などの、豊かな自然が舞台ですが、最近子供たちが自然であそんでいる姿がなぃなぁと思いました。あたしはまだダルシンが追放され、やっと自然界に慣れてきたぐらいのところまでしか読んでません。ダルシンが自然のなかで生きていけてるのは、その優しさによって得た、仲間と、知恵があったからだと思いました。
入れてほしいシーンは、ダルシンがドゥルソイから追放されるところです。 |
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