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セキュリティ・ブランケット |
03月06日 (木) |
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高校を卒業し、大学生になる三男のスーツを買いに紳士用品量販店に出かけた。
末っ子ということは、いつまでも一番小さい子で、上の息子たちに比べて身体も小さい。
今日、背広をいろいろ試してみると、肩幅があるだの、背中の肉付きがいいだの、
がっちりした体つきだという。えっ?
Y体だとばかり思っていた。うちではいちばん華奢な感じの子だから。
ところが、見た目の印象よりずっとがっちりしているのだそうだ。
Y体だと袖が引き連れてしまい、A体だって。
ウエストやなんかはとても細いのに太ももが太い。
「運動部ですか?」
「はい」
上の息子たちのときは、図体がでかくて、
それこそ、「運動やっていらっしゃる?」と聞かれたものだ。ちがうのに。
三男は、私にとって一番小さいのに、いつのまにか思いがけず育っていたんだなー。
色やサイズのゆとりなど、スーツ選びにいろいろ助言する。
こうやって親の助言等聞いてくれるのももう終わりに近いのか。
今日セットで買うと安いとワイシャツから靴からベルトから、いろいろ買わされ、
今後学生の間就活スーツも割引になるというカード?にも登録し、苦笑。
これで、このお店でずっと買ってもらえるという保障?
商売うまいなー。妙に感心。
小さいとき、アメリカの保育園に通っていた。
気持ちが安定するよう、「セキュリティ・ブランケット」を持たせるように言われた。
セキュリティ・アニマルでもいい。
つまり、昼寝するときにおとなしく寝てくれるための小物。
それまでそんなものは特定していなかったが、急遽
「これがあんたのセキュリティブランケット」と言って持たせた。
他の子たちもみんな持っているから、競争心も手伝ってか、受入れられたようだった。
小さいときの楽しい思い出も「忘れた」という三男。
とっくにセキュリティ・ブランケットなんか必要なくなっているのに、
私はいつまでも小さかった時の事が忘れられない。
親が買って持たせてやるのも、そろそろ終わりだね。(そうでないのも困るけど)
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