幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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 金曜なるせグループ
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 なるせキディグループ2019
Welcome!
私がこのプリンス・エドワード島(以下PEI)に来て、もうすぐ8ヶ月になります。2004年8月22日の夜23時半、私ともう1人の留学生あやのは手をつないでこの島に着陸。飛行機の上から見たこの島は、都心部以外はポツンポツンと星のような灯りがいくつかあるだけで、島の形すら見ることもできませんでした。翌朝、目を覚まして、あたりの景色を見た瞬間、「こりゃぁアンだって惚れるわぁ」と感嘆してしまったほど、家は点々としているだけで、見渡す限りの自然であふれた光景は本当に美しいものでした。「赤毛のアン」を読んで、まだ見ぬPEIに思いをはせては「私もアンになりたい!」と強く願っていました。この島は本当に美しく、想像以上の場所でした。これからの一年を過ごすホームステイ先の家に着くまでの道では、「この家かな?この家かな?」と何度も思い、胸をはずませてむかいました。着いたその瞬間思ったこと、「まさに赤毛のアンのおうちみたい!」周りには木が一本もなく、家もありません。テニスコートが何面できるだろうというくらいの芝生が見渡す限りに広がり、島自体に山はなく、木も多くはないため、遠くの景色や遠くにある家々さえ見ることができます。世界一の都市、東京から来た私の、物語の中に入りこんでしまったような「島での生活」が始まりました。

私はホストマザーをマリラ、ホストファザーをマシューって呼んでいます。留学は「英語を学ぶため!」って感じだけど、異文化ももちろんだけど、学ぶなあって思うことがたくさんあるよね。Final examの前日に一日中勉強してたらマリラに怒られちゃった 笑)そしてargue(討論)したの。「日本の子はこうなのよ!」「でもここはカナダよ!」って笑)

やっぱり日本とカナダで人を変えるなんて無理だよ↓ この意味は帰ってからの成長とかじゃなくて、こっちに来て日本の性格を出さないのが無理ってこと。ワタシのおっちょこちょいはおっちょこちょいのまま、毎日のように出てます・・・笑)
本当にアンになっちゃったみたい。
アンの言葉に「明日ってゆう日がなにも失敗していない日だと思うとほっとするわね」って・・・・。
今までにいくつ失敗したことか・・・・ 最近は学校行く前に冷蔵庫からジュースこぼしたりね・・・はあ。

留学が決まった皆さんに、それからこれから留学してみようと皆さんにそんな私のここでの暮らしを紹介します。


Maya M @ Prince Edward Island


私の学校、Westisle Composite High Schoolは、身体障害者の子(車いすなど)も通っている学校で、PEIの中で一番教育システムが優れているといわれています。生徒数はGrade10から12で800人。日本の学校に比べたら小さいかもしれないが、島の中では大きい学校です。私は1st Semesterに、Music(Instrument)、Math(Grade12)、Writing(Grade 11)、Resourceを選択しました。日本の吹奏楽部に所属していたので、合奏するだけのMusicの授業はとても楽で、友達もつくりやすかったです。「音楽は国境を越える。言葉がなくても通じ合える。」本当にそう思えました。4科目の内、Writingが一番辛かったです。先生の字は汚く、板書すらできません。周りの子はなにをやっているのかわからない。9月の始まったばかり、このクラスは嫌いでした。しかし、Peer Helperという、生徒が 不得意教科で困っている子をマンツーマンで助けてくれるというシステムに、私は助けられました。Peer Helperの子とも仲良くなれ、このクラスに対する不安もなくなりました。Resourceとは、自習のクラスで、生徒の不得意教科をそのクラス内にいる先生たちが助けてくれるというもの。そこで出会ったMs.Munnは、私の大好きな絵本が好きで、ラボの受け入れもしたことがあり、日本についてもラボについてもよく知っていて、趣味が合う、私のお気に入りの先生になりました。

Q.まやちゃんPeer Helperってなあに?

A. 学校の中にある生徒会のような組織があって、その中に所属している生徒は、苦手教科がある生徒などを助けることになっているシステムのことなの。先生よりも、生徒同士の方が取り組みやすいという考えからそのシステムが取られていて、私の場合は、Grade11のWritingを選択していたので、同じ学年の女の子を紹介されたんだ。日本のWritingの授業とは違って、このクラスはひたすらEssayを書くという授業だったから、私がトピックを選び、ある程度自分の書けるだけ英語で伝えたいことを書いて、そのPeer Helperの子に正確な英語の文法に直してもらうという形で協力してもらうことにしたの。Final Examもたくさん彼女に助けてもらったんだ。彼女とは授業中もたくさん話すこともでき、それまでには日本のことをそれほど知らなかったその子自身も、Essayを通して日本のことを伝えることができたのよ。

Q. Bandやってるんだよね。

A. 私は日本の中学校・高校で、吹奏楽部に所属し、フルートを吹いていたの。「日本とカナダの吹奏楽部の違いを発見したい」というのは留学するきっかけのひとつでもあったから、「カナダの学校で、カナダの子と一緒に演奏するんだ♪」という強い希望で、ここの学校ではぜひマーチングバンドに入ろうと思っていたんだけど、PEIの中にはマーチングバンドができる程の人もいないし、学校の中のBandも小さなコンサートバンドで、私の日本の高校は特に、コンクールで全国大会へ行くほどの実績もあったから、その差に最初はとても驚いたよ。もちろん練習から全てが違うの。初めはとまどい、楽しくない・イライラすると思っていたけれど「自分は違いを発見するために来たはず」と気づいてからは、自分の気持ちも変わっていきました。日本にいるときは休みもなく毎日練習していて、体を休める暇もなかったの。練習を楽しいと感じていなかったし、楽器を吹くことも嫌いだった。今では余裕ができて、楽器を吹くことがとても楽しいの。日本にいてもこういう余裕ができればいいのにね☆

Q. カナダではなにかスポーツしてる?

A. 私はホストマザーと一緒にStep Dancing(タップダンス)をやってます。週一回45分。もともとダンスが好きだったから、誘われたときには「”Singing in the rain”とか踊れたらかっこいいし、日本では体験できない!」と思い、靴を買って、11月からレッスンに通っています。聞く話によると、タップダンスはPEIの特徴的なものなんですよ。だから友達でも習っている子は多いです。その他に、家の近くにアイスホッケー場とカーリングのアイスがあるので、最近カーリングに挑戦しています。初めは「つまらない」と思っていましたが、ルールがわかるにつれて、だんだん楽しくなっています。今では全身が筋肉痛・・笑 普段、普通のスポーツに使わないような筋肉を使うんです。アイスホッケーは、友達はみんな小さいときからやってるし、私も体験してみたいと思ったけれど、さすがに難しくてまだできてません。日本に帰る前に一度は挑戦してみたいな。

Q.カナダの学校の行事はどんな感じ?

A.私が通っているカナダの学校は日本の学校にはない行事だらけで、むしろ、同じものはなにもないっていってもいいくらいじゃないかな 笑 

9月の新学期に「Welcome back Dance」というパーティがあったのですが、校内のカフェテリアが、夜7:00から10:00の間、日本でいう“クラブ”みたいになっちゃうの。プロのDJが来て、曲をかけたり、照明も本格的にかわるんですよ。初めてのDanceはとまどったけど、友達と汗が出るまで踊りました。次の日にはCanada独特の行事で、「Terry Fox Run」っていうのもありました。Terry Foxという男の人が昔、ガンの人たちのために走り続けたとエピソードに基づいて、みんなも走ろうという行事です。日本のマラソン大会に近い感じなのですが、さすがカナダ、走っても歩いても、誰も文句は言わないの。ゴールするとアイスクリームがFreeでもらえたんですよ 笑

10月には「School Color Day」っていう行事があって、その名のとおり、その日は、スクールカラーのものを身につけて学校に行きました。さりげなく色を入れている子もいれば、顔までペインティングしていた子もいて楽しかったですよ。「Halloween」の日にも学校は全体でお祝いをします。私は日本の学校の制服を着て行ったところ、これが結構好評!先生たちからはTreatが配られ、授業中にHalloween Quizを楽しみました。

11月には「Battle of the sexes week」という、日本語にすると「男の子と女の子が戦う日」である。月曜日、男の子が首からName cardを下げ、一日中女の子と話をしてはいけないという日。もし話したらName Cardをその子にあげなくてはいけないの。火曜日はその逆になります。これでとられてしまった数を競います。聞いた話、多くの男の子は「Can I have your card ?」と聞かれて「No」と言ってるのに取られちゃったらしいです(笑)水曜日には男の子が女の子の、女の子が男の子の格好をするという日です。毎日お昼には男の子VS女の子のgameがあって競いあいます。今年は総合で男の子の勝ちでした。

12月の初めには「Christmas Prom」がありました。この日はみんなドレスを着て、いろいろな飾りつけをしていつもと違う学校で写真を撮ったり、体育館でDanceを楽しみました。私は日本が大好きなカナダの親友と一緒に浴衣を着ていったんです。とても寒かったけど「日本の文化」が伝えられたいい機会になりました☆

2月は「Winter Carnival Week」。月曜日の「Insideout / Backwards Day」では、洋服を裏返したり、前後ろ逆に着る日です。火曜日の「PJ+Slippers Day」ではみんなパジャマで学校に来る日です。私はパジャマを持っていなかったので、友達に借りたんですよ。起きたままの格好で学校に来られるので、ほとんどの子はこの日が大好きみたい(笑)水曜日は「Cowboy Day+Hat day」。Cowboyの格好も私は持っていなかったから、帽子をかぶっただけでしたが、一日本当に楽しかったです。普段は授業中に帽子をかぶっていると注意する先生も、この日は何も言えないことになってるの。木曜日は「Beach Day+Sunglasses Day+Crazy Hair Day」。とても寒いのに、一日中ビーチサンダルでいたんですよ。その日の夜はなんとStormだったというのに・・(笑)金曜日は「Career Day」。私は何もするものがなくてとても残念だったけど、おもしろい子はその日一日医者になっていました。

「Valentine’s Day」では、生徒会の主催で「SecretValentine」というイベントをします。宛名を隠して好きな子に生徒会の手からプレゼントを渡してもらうの。生徒会が授業中に周ってきてお菓子を配ったんですよ。日本ではありえないことですよ!

このようにカナダの学校の行事の中でも異文化を感じる体験ができています。あと残り3ヶ月になりましたが、「Graduation Prom」や、卒業式後の「Safe Grad」など、たくさん待ち遠しいものが予定されています。日本の学校では体験できない行事を通じて、引き続きカナダの学校をめいっぱい楽しみたいと思っています。

私がこんなに問題なく楽しんでるのは、学校もあるけど、家族のおかげでもあると思います。ラボの留学生活では学校の問題も家族の問題もあります。私は日本でよく毎日の出来事で変わったことあったりしたらすぐうちに帰ってお母さんに報告していたし、教科書を親の前で読んでいたりということもありました。今の留学生活でも私はFamilyとの時間を大切にしようと心がけています。留学生の中には家族となにを話していいのかわからなくて悩んでいる人もいます。私は日本にいるときからいっぱい両親と話していたので、会話に困ることはないのですが、あ、普通の子はそうなんだってことを知りました。留学でこっちに来て、一年しか一緒にいない家族で会ったばかりだからなにも知らないでしょ? だから私は特に日本の家族としている以上にこっちの家族と一緒に過ごす時間を大切にすべきだと考えています。たとえ日本で家族とそんなに話してなかったり、一緒に過ごしてなかったりしても、初めて会った家族とは、やっぱ日本の赤ちゃんから育てられてきた家族とは別ものだし、お互いわかりあうためにも時間を共にして、話をしなきゃいけないと思うのです。この話をホストマザーにして「私は特別なのよ。」って言ってみた(笑)確かに、日本のTeenagerは普通、私がするようなことしないなとも思うし、特に1ヶ月のホームステイの時よりも年齢が上がっている今、私にとって当たり前で簡単にみえることでもそれが留学の難しさにつながる場合もあるのです。

日本を旅立ち半年目、自分の英語の不十分さに「なんで自分は半年もいるのに、こんなに英語が書けないし、話せないし、聞けないんだろう?」と思って泣きました。他のラボの留学生の話を聞くと「2学期からは英語もわかって楽しい日々が過ごせる」といいます。私の場合、一学期の初めから楽しかった。一学期の中で困ったことはないに等しいです。でも、ある日、島に来て初めて辛いという気持ちになりました。それは2学期から私たちの学校に留学生が2人増えたことに原因がありました。もともとそこにいる私とドイツ人の女の子とあわせて4人の留学生は全員同じHistoryのクラスにいて、他の子はまだ来て何日かしかたってないのにみんなと普通に話している中で私は自分の英語に対する不満が大きくなってしまったのです。その気持ちを先生・友達に相談したら、彼らは「あの子たちの言葉は英語に似てるし、もともと英語圏の少しアクセントが違うだけの国から来てる子とかだよ。日本語なんて全然違うじゃん。あなたは半年だけなのによくしゃべれてるよ。」って励ましてくれました。それからの私は「なるべく日本語に触れないようにする努力」を決意しました。

今の私はまだ、英語に自信のない「日本人のアン」です。そもそも私が留学の目標には、「外国人の中でOutgoingになる」というものがありました。ラボの中では可能な場面もあるけれど、日本にいるときの私は、学校ではOutgoingでも、ラボでは「他の人ががんばってるし・・・」という遠慮の気持ちがありました。Outgoingになりたい自分なのにそれを出すことができずにいました。留学が決まったあと、「留学では全員がOutgoing。遠慮せずに自分だってOutgoingな人になろう」と決めました。今の私は、出発前よりは少しは成長したと思ってはいますが、満足はしていません。残りの3ヶ月半という短い期間、自分の満足がいくまで成長し、帰国する頃には「Canadianアン」になって日本に帰りたいです。



番外編
Q.PEIに行く前にあったCVICの経験についても聞かせてくれる?

 カナダ留学生は、一年間のホームステイ先に行く前に2週間、ブリティッシュコロンビアのバンクーバー島のCOMOXエリアで、ホームステイをしながら ちょっとした英語の研修をします。その研修場所の学校がCVIC。この研修がラボのカナダ留学の大きな特徴のひとつだなと思っています。私がBCにいた間なによりもよかったのは、2週間を通して滞在方法がホームステイだったということです。私のホストファミリーはとても良いファミリーで、ほんの2週間しかない間に、時間をつくって、私たちラボっ子全員を家に招待し、プールパーティとバーベキューをしてくれました。また、学校のない週末は、”カナダの週末”を家族と楽しもうと、島で一番きれいな場所へ連れて行ってくれたりもしました。PEIに来た今も、BCの家族とE-Mailを交換してるし、クリスマスや誕生日にはとても大きなプレゼントを送ってくれたんですよ!行事があるごとにカードも送ってくれるとても優しい家族です。英語の研修の方はというと、本当の学校に入る前のいい練習になりました。CVICで習ったことは、うまく今の学校に生かせているし、初めてカナダについて教わったことも多かった。「夏休みに学校・・」というのはちょっと辛いけど(笑)2週間の終わりにはカナダ留学生11人全員の絆も深まって、1年間それぞれの場所でお互い頑張ろうねって留学に対する決意や思いを高めることができました。
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