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読み聞かせの極意 松井直氏
「字が読めるようになったから、絵本は自分で読みなさい」と言う方がいますが、あれは間違いです。
絵本は大人が子どもに読んであげるものです。耳で文章を聞き、同時に目で絵を“読む”ときに、子どもの中に絵本の世界ができる。
自分で読むと文章と絵が別々になって、絵本の本当の面白さが分かりません。
優れた絵は文章以上に物語を伝えます。そして、子どもの集中力は絵の細部を見逃さない。『てぶくろ』は3歳ぐらいからでもよく分かる面白いお話です。それを子どもは実に細かく絵を読み込む。
「あ、窓ができたね」「鈴がついたよ」と、次々と発見を楽しみ、共感します。
『はなをくんくん』では場面が進むに従って、雪が深くなるのですが、読んでいる大人は画面の変化に気づかない。
一方、絵を読みながらお話の世界に入り込んでいる子どもたちは、積もっていく雪の深さを実感します。このような物語体験は見たり、聞いたり、思ったりする子どもの力を飛躍させます。
私は講演などで「お母さんは子どもの後からついて行ってください」と申し上げます。
「子どもに絵本を読みながら、質問しない、説明しない、教えないでください」と。
先の例のように子どもが絵の世界に浸っているとき、
「ここで何してるのかな?」などと、聞かないことです。
それまで子どもの心にありありと生きていた物語が、一挙にしぼんでしまう。
「同じ本ばかりずっと読んでいて、いいのでしょうか」と心配される方もいます。
しかし、子どもにはその本が、最も大きな喜びを与えてくれるのですから、何度でも読んであげればいい。
こうした体験が蓄えられると、言葉の世界を自由自在に行き来できるようになり、言葉が大好きになります。
物語の中にある喜び、悲しみ、恐れ、すべての感情を丸ごと生きることができる。
この充実感は現実の世界に戻った時に、豊かな「生きる力」に育つのではないでしょうか。
まつい・ただし氏: 26年京都市生まれ。52年、福音館書店創業に参画。多くの絵本作品を刊行。社長、会長を歴任。
読みきかせの極意 ・松岡享子さん
うちの図書館では蔵書の数をあまり増やさず、長年、読み継がれた本もたくさん書棚に置いています。
子どもたちには本の数が多すぎないほうが、本当に気に入った作品と出合う確率は高い、と考えているからです。
貸し出しの記録を見ると、子どもたちがどんな本を好むのかがよく分かります。 『ひとまねこざる』や『ぞうのババール』『ちいさいおうち』など、定番といわれる作品が繰り返し借りられているのです。
子どもが喜ぶ本に共通するのは、子どもが一体化できる魅力的な主人公、主人公とともに「本当に体験してるんだ」と思わせるストーリー、
心から満足できる結末、の3つの要素だと思います。
『ひとまねこざる』や『ババール』にはこのすべてがある。だからこそ半世紀以上、世界中の子どもたちに読み継がれてきたのでしょう
なかには「うちの子は、名作といわれる絵本を喜びません」と言う人もいます。
そんな場合でも、心配したり、がっかりしたりしないでください。
「何歳までにこの本を読まなければならない」とか、「名作をすべて愛読すべきだ」などという決まりなど、まったくありません。
子どもの個性や成長にもよりますし、後になって読むと喜ぶかもしれません。
同じ話を繰り返し聞きたがったり、1冊の本に集中して読みたがったりする子が、よくいます。
大人はどうしてそれほど執着するのか、理由を知りたがるのですが、これも意味がないことです。
子どもはお話の中にある「何か」に引かれるから、そのとき「何か」を心の底から必要としているから、何度でも聞きたがるのでしょう。
大人ができるのは、その欲求をたっぷりと満たしてやることだけだと思うのです。
子どもの心は必ずしもバランスよく育つわけではありません。愉快な話で満たされたい時もあれば、悲しい物語を必要とする時期もある。
それなのに「バランスよく育ちなさい」とばかり、本の好みにまで大人が干渉するのは、おこがましいのではないでしょうか。
まつおか・きょうこさん 35年神戸市生まれ。大学卒業後、米国で児童図書館学を学ぶ。
現職に加え、児童文学の創作、翻訳など。東京子ども図書館理事長
読みきかせの極意・長谷川摂子さん
私は自分のことを絵本作家というより「絵本読み屋」だと思っています。とにかく子どもと一緒に絵本を読むのが楽しくて仕方がない。なかでも1、2歳の子どもと読む時の楽しさは格別です。
この時期、子どもは人生でいちばん言葉の音やリズムに敏感です。私の声に合わせて、体を揺すったり歌いだしたり、耳と体が一体となって遊びます。私も読んでいるうち、声が弾んできて、絵本の中の言葉が粒立ってくるのが分かります。まるで子どもとデュエットしているよう。
ごく小さい子どもに絵本を読む時は、「本を読む」のではなく、絵を見ながら子どもと言葉で遊んでください。何よりも子どもの笑顔を求める自然な愛情が大切です。書いてある通りに読もうとか、最後まで読み通そうとか、頑張らなくていいのです。そんなことをしたら、大人も子どもに笑顔で向き合えなくなるではありませんか。
例えば0歳からの絵本『ばいばい』など、子どもが興味を示したところから始めていいでしょう。文にはありませんが、私はどのページでも「これ、だあれ?」と問いかけます。「うさぎさん」と答えれば、「そう、あたり!」とほめてやって、それから「こんにちは」「ばいばい」と絵本の文に沿って、ばいばいごっこ。「ばいばーい」と本を揺すってやると子どもはうれしそうに手を振って返します。
『もけら もけら』は擬音語、擬態語の本。読み手が音やリズムを積極的につくり出して読む絵本です。どうよむか、絵をじっと見て考えているうち、「子どもならこの絵が口をギュッと結んだ顔に見えるだろう」と気づきました。そこで、「ん」と口を結んで「んもけら、んもけら」と声を出したら、みんな大喜び。こんなふうに絵と音を結び付けるのも一つのコツです。
赤ちゃん絵本の言葉は楽譜のようなもの。どう読むか、どう演奏するかは読み手に任されています。子どもと笑みを交わし合うあたたかい時間を求めて、気楽に絵本を手に取ってください。
はせがわ・せつこさん 44年島根県生まれ。公立保育園に6年勤務。著書に『めっきらもっきらどおんどん』『おっきょちゃんとかっぱ』(いずれも福音館書店)など。
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