幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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テーマ活動が生まれた経緯などを本部の佐藤邦彦さんが書いていらっしゃいます。
子ども達の心の成長、言葉の獲得の事例を大事にしてきたラボだからこそ見い出せたのがテーマ活動だと思います。
以下、佐藤さんのお書きになったものです。
 

ラボ・パーティは1966年「こどもの英語教室・ラボ・パーティ」として始まりました。
「5歳から英語を始めましょう」という呼びかけに、5歳ではまだ早いと批判もあった時代です。
それに対して
ラボ・パーティでは、英語を「ことば」として、人間の「表現」としてとらえよう。
母語である日本語と同じように、またはそれに近い形で、英語を習得できる道筋があるはずだと考えました。
なぜならそのこのおかれた環境によっては、自然習得があり得ることはよく知られた事実であり、
こどもたちはそのような能力を持っている。こどもたちの能力を引き出せないのは、こどもの努力が足りないから、勉強しないからではなく、
大人の作ったプログラムがよくないからに違いない。
新しいプログラムを作りだしてゆこうではないか。
そのような気持ちをこめてラボ・パーティは『ことばはこどもの未来をつくる』を掲げました。

英語教育を知識の習得としてではなく、人間のこころの表現としての英語という新しい視点のもとに、
こどもたちとの取り組みが始まりました。母語である日本語の習得の研究からも多くを学びました。

試行錯誤の研究の中で「歌の力」の発見は重要なものでした。
しかしそれにも増して「物語の力」の発見、その後に続く「劇活動の力」の発見は大きなものだったと思います。
そして私たちがそれを発見できたのは、こどもたちのおかげなのです。

1969年に最初のラボ・ライブラリーの物語『サンダーボーイ』が誕生しました。
すぐれた物語がこどもたちにとってどのような力を持つことができるか、
私たちにとって大変な驚きでした。
夢中になっってくりかえす聴くなかで物語の一部や全体がすっかり言えるようになった子、
物語の中で使われたことばを同じような状況の中で自然に発語した子などの事例がたくさん集まってきました。
さらにその物語を使っての活動をさまざまに試みるなかで劇あそび、劇活動の持つ力を
こどもたちが教えてくれました。

紙芝居やペープサートで表現するよりも、実際に登場人物になってことばを発するとき、
こどもたちのことばがどんなに輝くことか。
相手に向かっての言葉の持つ方向、力強さ、ニュアンスまでもが生き生きとしてきます。
さらに登場人物のそのときの気持ちまでもが深く入ってくると、ことばの力強さは増し、
ニュアンスはさらに色つやを増してくるのです。そこではことばを覚えた、繰り返していうことができるというレベルではなく、ほんとうに生きたことばの体験ができるということなのです。

私たち大人は学校の教室で"I am happy."を習って、何度も言わされてきました。
でもそのとき気持ちは動いていたでしょうか?
どんなうれしさもなく言っていたのではないでしょうか?

「言い方」を知っただけではないでしょうか?
これでは「学習」ではあったかもしれませんがことばの「体験」はできていないのです。
テーマ活動の中では、物語の主人公のその状況における、心からの表現として"I am happy."が言われ体験となるのです。
プレゼントをもらったときと友達ができたときのうれしさと書けば同じ"I am happy."ですが
実際のことばでは同じ強さや色つやではないのです。
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