幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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0705
ことばの旅路――その《2》




【6】正範語録

実力の差は努力の差
実績の差は責任感の差
人格の差は苦労の差
判断力の差は情報の差

真剣だと知恵が出る
中途半端だと愚痴が出る
いい加減だと言い訳ばかり

本気でするから大抵のことはできる
本気でするから何でも面白い
本気でしているから誰かが助けてくれる


【5】徳川夢声 座談十五戒
   ことばは人のこころを温めるためにある。

  ・一人で喋るな
  ・黙り石になるな
  ・(威張って)反り返るな
  ・馬鹿丁寧になるな
  ・お世辞屋になるな
  ・毒舌家になるな
  ・(愚痴の)コボシ屋になるな
  ・自慢屋になるな
  ・ほら吹きになるな
  ・知ったかぶるな
  ・賛成居士になるな
  ・反対居士になるな
  ・軽薄才子になるな
  ・朴念仁になるな
  ・敬語を忘れるな

座談の名人とされる徳川夢声。人と人とのこころを結び合わせることば、
そのことばによる会話のありようのすべてを語っていようか。
ハッと胸を突かれ、わが身の恥を知らされるのみ。
とかく陥りがちな人間の弱点、自信とおごりの裏側にある
脆さを的確に射抜いている戒語でもありますね。


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【4】トルストイの五つの戒律
     暴力に報いるに暴力をもってするな

  一、 怒るなかれ ……すべての兄弟との和解抱愛
  二、 姦淫するなかれ ……いっさい
  三、 誓うなかれ ……いっさい
  四、 悪に抗するなかれ ……愛をもってせよ、美徳をもってせよ
  五、 敵を憎まず、それを愛し、これを助け、奉仕せよ

◎…どんな人間をも、とるに足らぬ「愚か者」などと考えてはならぬ。もし誰かと争うようなことがあったら、身はへり下って、何をおいてもまず和解すること、忿怒の感情を絶つことが根本。
いちばん恐ろしいのは、掠奪や殺人そのものではなく、世の人びとが互いに憎みあう気持ちである。腹を立てることはぜったいにいけない。これがすべての悪の根源であるから。

◎…自分を高く評価すればするほど、他人に対する悪意や憎悪を抱きやすい。それに反して、われわれが謙遜であればあるほど、善良な気持ちに徹し、忿怒のとりこになることが少ない。

◎…悪に抗するなかれ! 暴力をもって暴力に抗しないことだけが、人類を導いて暴力の掟を捨てさせ、愛の掟に至らしめる。全世界のあらゆる聖賢、バラモンのそれも、仏教のそれも、道教のそれも、ギリシアの賢人たちも、理性に目ざめた聡明な人びとはすべて、悪に報いるに悪をもってせず、愛をもってせよ、善徳をもってせよ、と教え説いている。

◎…暴力によってうち立てんとすることぐらい、地上における神の国の実現をはばむものはない。いっさいの戦争は滅亡の道である。いっさいの戦争、いっさいの暴力を否定せよ。暴力に報いるに暴力をもってするな。善徳をもってせよ。愛により、善徳により、暴力にうち克て。

◎…「死をさまたげるのは愛だ。愛即生。すべてのものが有り、すべてのものが存在するのも、おのれが愛するからにほかならない。すべてが愛とつながっているのだ。したがって、死ぬということは、この絶大な愛の一部分である自分にとって、永遠で普遍な本源に帰還することを意味する」(「戦争と平和」アンドレイ公爵の死を目前にしたときの想念)

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【3】ダライラマのことば  ――「生き方」インストラクション
〔林ライスさんのホームページ 2006.01.10 より〕

1. 大きな冒険を伴う大いなる愛と行いを大切にしなさい。
2. 失うものはあっても、与えられた教訓は失わないこと。
3. 3Rに習うこと。自身を敬い(Respect) 、相手を敬い(Respect)、自分の行動全てに責任(Responsibility)を持ちなさい。
4. 求めているものが手に入らなくても、実はそれが幸運であることもあるのです。
5. ルールを学ぶと正しいルールの破り方も学べます。
6. 些細な争いで大切な関係に亀裂を入れてはいけません。
7. 間違いだと気づいたら、すぐに過ちを正す行動をとりなさい。
8. 変化に寛大であれ。しかしながら自分の価値を失うなかれ。
9. 一日の中で、一人で過ごす時間を持ちなさい。
10. 時には沈黙がいちばんの答えである、ということを忘れないこと。
11. 正しく気高く生きなさい。年齢を重ね過去を振り返る時に、二度に渡って人生を楽しめるようになるでしょう。
12. あなたの家庭にある愛に満ちた空間こそが、あなたの人生の基盤なのです。
13. 愛する人との間に相違が生じたら、今起きていることだけに対処すること。決して、過去は持ち出さないこと。
14. 自分の知恵を分かちあいなさい。それが不滅を実現する道なのです。
15. この地球に優しくあれ。
16. 一年に一度、まだ見知らぬ土地を訪れなさい。
17. 互いが必要とする以上に愛しあうところには、最高な関係が存在しています。
18. 手に入れるために諦めたことが自分の成功だと判断しなさい。
19. 愛に臨み、自由気ままに扱いなさい。

 
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【2】想像力――

「ねえ、おじさま、わたしは人間にとっていちばん必要なことは、想像力を持つことだと思います。想像力があれば、わたしたちは他人の立場になって考えることができます。そうすれば自然、親切になり、思いやりもでき、よくわかってあげられるようにもなります。その想像力は、子どものころに育てておくべきものです」――ウェブスター『あしながおじさん』(恩地三保子・訳)
                       ☆
日本列島に上陸した台風は今年にはいって10回という。加えて大地震、火山の噴火。しかも、台風にせよ地震にせよ、予想を越えて大型で、各地の被害はわれわれの想像を越えて甚大なものになってしまった。
そんななか、軽率なわたしは、さもわかったようなふうをして良寛さんのことば「死ぬ時節には死ぬがよく候」を引き、いい気になっていたような始末。とりわけ、新潟・中越大地震は、良寛さんがこれを書いた文政11(1828)年の大地震によく似ているのである。いまの三条市を中心におきたマグニチュード7.4という地震。死者1,607人(一説には1万人)、倒壊家屋1万3千余戸という、今回のものよりもだいぶ大きい地震である。文人なかまの山田杜皐(とこう)に宛てた災害見舞い文の一部で、そんなときには仕方ないじゃないか、死ぬときが来たら人間は死ぬのよ、と親しい間がらだからいえることば。ここに良寛さんの、自然を受け容れ、自然と融和しつつ生きる潔さを見、人間のもつ弱さに徹した無抵抗主義と、自然と魂を全一にする姿を見て、これだ! と感動していたわけだ。
だが、今回のひどい被災の現実を目の前にするとき、ただ呆然とし、おのれの想像力の欠如を知ってたじろぎ、ごめんなさいと愧じてお詫びするしかないこのごろ。
神の怒りにさらされた日本列島。地球というこの星で、この地上で、自分がひとりだけ生き残ったとしたらどうだろう、親もいない、兄弟姉妹もいない、愛する人も友人も、隣人もいない、自分のほかに声をかける存在がどこにもない……、そんな孤絶した世界の寂しさを想像してみる。あるいはその逆を。おびただしい群集がひしめきあうなかにあって、だれ一人として知った顔がない、親しみある顔がない、すべてが自分の存在など歯牙にもかけずさっさと通りすぎていく、場合によっては、その一人ずつが恐ろしい敵意の一瞥を投げてすれちがっていく…。
あまりにもつらい想像である。しかし、これは現実ばなれをした極端すぎる想像だろうか。
『あしながおじさん』では、孤児院出身のジュディーは、そのゆたかな想像力とアメリカ的なパイオニア・スピリット、独立心で、作家への道とともに児童福祉を中心とする社会事業へ身を投じていくわけだが、その一方、ラ・ロシュフーコーが皮肉にこんな真実を語ってもいる。

「われわれは皆、他人の不幸には充分耐えられるだけの強さを持っている」

そうなんですね、このたびの災害を免れたものに被災者たちのほんとうの困難は理解できない。気の毒とは思っても、その死ぬような苦しみとは別に、日常の小さな幸せのなかに埋没してすぐに忘れていく。
名門女子大で、良家の子女に囲まれてすごすジュディー。〝あしながおじさん〟の援助で何不自由ないとはいえ、孤児院出身であるというコンプレックスをかかえ、親友にさえそれを語れない。そんなジュディーを支えているのは、どんな困難も明るく受けとめて、決して弱気を吐かない性格と、はてしないあこがれへむけて羽ばたく力強い想像力であったろう。
「ジコチュー」ということばももう古いようだ。しかしこの問題が解消したわけではなく、いよいよ一般的、普遍的な社会現象になったので問題にされなくなったというにすぎない。他人が見えない、他者の痛みがわからないのは、事実、子どもの世界のことではなく、いま町を吹く風にはどこにいてもその冷たさが身に沁みる。それは、想像力、…コミュニケーションの根底にあるべき想像力が欠けているからといっていいような気がする。
いま、町に出て、レストランへ行っても、本屋へいっても、若い人たちの元気な挨拶にぶつかる。溌剌と「いらっしゃいませ」「こんにちは」「またお来しくださいませ」…しかしそこには「まことのことばはうしなはれ」(宮沢賢治「春と修羅」)、マニュアル言語しかなく、だれに向かって云っているのかわからず、うるさいだけでこちらには何も伝わってこない。ああ、こんなに人間が人間に関心を持たなくなってきたのか、このあとどうなるのだろうかと、あの声を聞くとさびしく思う。
そんなことはありませんか。何がなくなったのか。…想像力である。


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【1】かたはらいたきもの――


「才ある人の前にて,才なき人の,物おぼえ顔にて人の名などを言いたる」
「良しともおぼえぬわが歌を人に語りて,人の褒めなどしたる由言ふもかたはらいたし」
――清少納言「枕草子」


いわゆる知ったかぶり。人まえでいいカッコしたいのは,やみがたい人のつね。
この悲しい,愚かしい,あさはかなサガのために,
わたしなんぞはこれまでどれほど脂汗をしぼってきたことか。
まるでイソップのおしゃれガラスの醜悪さである。
ヤスパースの羽を一本,キェルケゴールの羽を一本,
ニーチェの羽を一本,トルストイの羽を一本,ガンジーの羽を一本,
佛陀の羽も,孔子・孟子の羽も…。
さて,いったいアンタ,なんなのさ!
生半可な知識と考え方しか持たないものにかぎって,知ったかぶりをしたがるもの。
ひとから借りた知識をふりまわして,周囲には歯牙にもかけず,
たいしたことでもないのに,声高にしゃべる…。
そう,自信のないときほど,ひとの声は大きくなるという。

そして,なんで人は原寸のままの自分では満足できないのだろうか。
ひとに褒められたい,自分をほめてくれることばしか耳に入らないひとっているものだ。
「星の王子さま」の六つの星めぐりで,二番めに行くのが「うぬぼれ屋の星」。
自分に対する褒めことばしか受け容れない,この種の過度の自己肯定型人間の滑稽さ,
あなたはわらっていられますか? 
他人事とわらっていられるくらい恬淡で超越的でいられたらなぁ…。
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