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西日本新聞に掲載されて話題を読んでいる作文
癌と戦い、昨年9月に13歳で亡くなった福岡県大牟田市の猿渡瞳さんが闘病中に綴った作文。小学6年生の時に、骨肉腫がみつかり、転移して肺がんにもなり「余命半年」と宣告された。1年9ヶ月に及ぶ闘病生活の中で「命の大切さ」を綴り、その一つは死後、全国作文コンクールで優秀賞を受けた。家族や友人が瞳さんの遺志を広く伝えたいと葬儀でこの作文を配布し、反響を呼んでいる。
「命を見つめて」
(全文掲載)
みなさん、みなさんは本当の幸せって何だと思いますか?実は、幸せが私たちの一番身近にあることを病気になったおかげで知ることができました。それは、地位でも、名誉でも、お金でもなく「今、生きている」ということなんです。
私は小学6年生の時に骨肉腫という骨のガンが発見され、約1年半に及ぶ闘病生活を送りました。この時医者に、病気に負ければ命がないと言われ、右足も太ももから切断しなければならないと厳しい宣告を受けました。初めは、とてもショックでしたが、必ず勝ってみせると決意し希望だけを胸に真っ向から病気と闘ってきました。その結果、病気に打ち勝ち右足も手術はしましたが残すことができたのです。
しかし、闘病生活の間に一緒に病気と闘ってきた15人の大切な仲間が次から次に亡くなっていきました。小さな赤ちゃんからおじちゃんおばちゃんまで年令も病気もさまざまです。厳しい治療とあらゆる検査の連続で心も体もボロボロになりながら、私達は行き続けるために必死に闘ってきました。
しかし、あまりにも現実は厳しく、みんな一瞬にして亡くなっていかれ、生き続けることがこれほど困難で、これほど偉大なものかということを思い知らされました。みんないつの日か、元気になっている自分を思い描きながら、どんなに苦しくても目標に向かって明るく元気にがんばっていました。
それなのに生き続けることができなくて、どれほど悔しかったことでしょう。私がはっきり感じたのは、病気と闘っている人たちが誰よりも輝いていたということです。そして、健康な体で学校に通ったり、家族や友人とあたり前のように毎日を過ごせるということが、どれほど幸せなことかということです。
たとえ、どんなに困難な壁にぶつかって悩んだり、苦しんだりしたとしても命さえあれば必ず前に進んでいけるんです。生きたくても生きられなかったたくさんの仲間が命をかけて教えてくれた大切なメッセージを、世界中の人々に伝えていくことが私の使命だと思っています。
今の世の中、人と人が殺しあう戦争や、平気で人の命を奪う事件、そしていじめを苦にした自殺など、悲しいニュースを見る度に怒りの気持ちでいっぱいになります。一体どれだけに人がそれらのニュースに対して真剣に向き合っているのでしょうか。
私の大好きな詩人の言葉の中に「今の社会のほとんどの問題で悪に対して『自分には関係ない』と言う人が多くなっている。自分の身にふりかからない限り見て見ぬ振りをする。それが実は、悪を応援することになる。私には関係ないということは楽かもしれないが、一番人間をだめにさせていく。自分の人間らしさが削られどんどん消えていってしまう。それを自覚しないと悪を平気で許す無気力な人間になってしまう」と書いてありました。
本当にその通りだと思います。どんなに小さな悪に対しても、決して許してはいけないのです。そこからあくがエスカレートしていくのです。今の現実がそれです。命を軽く考えている人たちに、病気と闘っている人たちの姿を見てもらいたいです。そしてどれだけ命が尊いかということを知ってもらいたいのです。
みなさん、私たち人間はいつどうなるかなんて誰にも分からないんです。だからこそ、一日一日がとても大切なんです。病気になったおかげで生きていく上で一番大切なことを知ることができました。今では心から病気に感謝しています。
私は自分の使命を果たすため、亡くなったみんなの分まで精いっぱい生きていきます。みなさんも、今生きていることに感謝して悔いのない人生を送ってください。
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