幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0424926
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 福音館のメルマガより(ライブラリー関連)の記事
 3びきのやぎのがらがらどん
 おおきなかぶ
 だるまちゃんとかみなりちゃん
 『ふるやのもり』
 『ぐりとぐら』
 【さんびきのこぶた】
 【ぐるんぱのようちえん】
・ テー活動とは?(ふしぎのくにのアリスさんHPより)
 【ライブラリーの年令に応じた聴き方を】
 【「はなのすきなうし」のロバート・ローソン】
 【「ヘルガの持参金」のトミー・デ・パオラ】
 レオ・レオニについて
 モーリス・センダックについて
 ウィリアム・スタイグについて
 ジョン・バーニンガムについて
・ 【英語が話せる子どもにするには・・・】  ・
 【英語のシャワーを浴びようよ!】
・ Tommy's Room
 My TolePaint
 My garden
 トールペイント(クリスマス編)
 My garden (Winter garden)
 Tommy's Garden('05 spring)
 季節のトールペイント
 Tommy's Garden('05 spring) 第2弾
 黒川つきえ教室作品展’05
 インドアガーデン
 ’05 Summer Garden
・ 国際交流
 【坂本 達さん講演録(2003年国際交流のつどいにて)】
 富永P国際交流の歩み
 【2003年国際交流ホームステイ(カリフォルニア州)】
 坂本 達さんインタビュー
 【カナダへ帰国する私からの手紙】
・ ドラマ教育
 演劇教育の可能性
 表現教育とは何か?
・ 子どもの社会力
 英語教育と日本人
 早期教育
 本物の学力
 子育てコーチング
 【故猿渡さんの作文「命を見つめて」】
 【なぜか途中で挫折する人の心理分析】
 【本物の英語力(文芸春秋10月号より)】
 不適応症候群
 【3ヶ月で英語をマスターするコツ】
 自分のいいところ
 子育てセミナー(とんちゃん流魔法のことばかけ)
 がばいばあちゃんの面白語録
 「成長の法則」
 見える学力・見えない学力
・ 今どきの大人と子どもの本の紹介
 私のおすすめ本
 子は親の鏡
 あそび歌
 おすすめ絵本
 そのまんまでいいよ
 1分間パパママ学
 【赤木かんこの『ねえ この本読んで』赤の巻】
 絵本力をつけよう!
 【福音館のメルマガ(松居直さんの文章より)】
 電池が切れるまでの詩
 クリスマス絵本
 【傍観(絵本の世界で遊べない子供たち)】
 12番目の天使
 【私が好きな相田みつをのことば】
 小沢俊夫さん講演録
 【幸せは赤ちゃん絵本から(福音館メルマガより)】
 【アンソニー・ブラウンの本】
 【ラチとらいおん】
 マザーグース関連
 ターシャ・テューダーの言葉
 赤毛のアン心がきれいになる言葉
 お勧め英語絵本
 子育てに絵本を!(山崎みどりさん講演会)
 小澤俊夫氏講演会「昔話の残酷性」
・ 富永P活動(交流会や発表会など
 2003年X'mas交流会
 春の合同合宿
 【グループの中で育つ子どもたち】
 【田島信元氏講演会&高2ラボっ子メッセージ】
 【ワークショップ「ラボで身についたこと・つくこと」】
 富永P10周年記念発表会
 【’04ラボサマーキャンプ(湯坪2班)】
 九重の花々
 【富永Pファミリー発表会&夏活動報告会】
 2004年クリスマス会
 ’05合同合宿
 鈴木孝夫氏講演会
 【’05ラボサマーキャンプ(in湯坪)】
 【’05富永P個人&ファミリー発表会】
 大学生キャラバン隊がやって来た~
 ラボ教育公開シンポジウム
 パネル討論『なぜ英語教育が人間教育なのか?』
Tommy's Garden
福音館書店のメルマガ(松居直さんの言葉より日本語の力)

『1979年の秋のこと、私のもっとも尊敬するアメリカの絵本作家のマーシャ・ブラウンさんから、突然、電話をいただきました。
 「今、中国からの帰りで東京に来ています。ぜひお会いしたい」とのことです。
私はびっくりするやら嬉しいやら、早速、宿泊先のホテルヘとんでゆきました。
 そしていろいろお話をしていた中で、いちばん印象的だったのは、絵本『三びきのやぎのがらがらどん』のことでした。
この絵本は文も絵もブラウンさんで、彼女の代表作です。

「どうしてあの絵本が、あれほど日本人に読まれるのですか? 
日本の子どもは、あのノルウェーの昔話がなぜ好きなのでしょう」と質問されたのです。
とっさのことで私は答えに窮し、「あのドラマティックな力強い物語と、それにピッタリ合ったすばらしい挿絵の魅力でしょう。
要するに絵本としてみごとな出来栄えですから」といった、ありきたりのことしか言えませんでした。

「でも、アメリカでよりも、日本での方がよく売れているのですよ。なぜでしょうか」とたたみかけられ、その場で納得のゆく説明ができませんでした。
その後ずっと、これは私にとって大きな課題となっていました。
そして日本での読者の反応や評価などをもとに、考えつづけました。
その結果、あの絵本が日本の子どもに受けいれられ歓ばれる最大の理由は、訳者の瀬田貞二さんの日本語の文章の力だと思いいたりました。
 わが国の古典文学に精通し、日本語の粋と、言葉が子どもに働きかける力を知りつくしていた瀬田さんの文章力が、ブラウンさんの絵にゆたかに秘められている物語る力を、みごとに引き出しているのです。
 瀬田さんの訳文は、いわゆる子ども向きの甘くやさしい表現ではなく、幼児にはむずかしい言葉やいいまわしが、大胆に使われています。
しかしその言葉の選び方や組みたて方はみごとで、文体の力強い響きやリズム、そして調べが、子どもの耳にまっすぐに伝わり、気持をわくわくさせます。子どもは本来、実に良い聴き耳をもっていて、言葉の力を微妙に鋭く感じとり、我を忘れて言葉の世界にはいりこみます。
 子どもが歓ぶ絵本には、共通した特徴がみられます。声に出して語られる文章が、それぞれ個性的ですばらしいのです。絵本はその文章を音読し、耳で聴いてみてはじめて評価できるのです。因みに、『三びきのやぎのがらがらどん』は1965年の初版以来、約200万部の発行部数を記録する大ベストセラーです。』

Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.