幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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フリーアナウンサーの久保純子さんが「クボジュンのえいごっこ」という本を出されるというのでインタビューされているのが、いつもラボで言っていることととても共通していて面白かったので、参考までにご紹介。もっと詳しく読みたい方は下のURLをコピーして下さい。

http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/pickup/interview/kubo_j/?bh08

――「英語の体をつくる」っていうことが番組でも今回の絵本でもコンセプトになっていると思います。ご自身の英語体験(8年の海外生活)も含めて、この「英語の体をつくる」ということについて、詳しくお話いただきたいのですが。

<久保さん> 
はい。今、大人である私たちも、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、それから周りのたくさんの人たちから、生まれて1年間ずっといろんなお話を聞いて、ある日突然、言葉が口からあふれ出てきたという体験をしてきたと思うんです。いっぱいいっぱい言葉のシャワーを浴びて、いっぱいいっぱい目から耳から言葉を自分の中に吸収して、ある日自然に言葉が(自分の中から)出てくる、そういう過程がとってもすてきだなあ、と。英語も日本語も言葉であるという点では同じですから、体全体で言葉を吸収していくという意味で、「英語の体をつくりたい」という思いがあったんですね。その英語というのは、もちろん話す言葉としての英語。書かれているだけでは、言葉は生きてはいないので、しゃべるということが大前提。だれかとコミュニケーションをとりたい――だれかの話を聞きたい、だれかと話をしたい――ということが大前提だと思うんです。それは私が小学校のときに異文化の中に突然8歳で入って、全く言葉ができない中で感じたことなんです。

――えっ!? 全く英語がしゃべれない状態でイギリスに越されたんですか。

<久保さん>
 はい。母は英語の教師ですが、それまで、母から直接習うことはありませんでした。学校に行っても周りは英語ですから、何を言ってるかわからなくて。日本ではとても快活で、とにかくしゃべるのが好きだったのが、突然しゃべれなくなってしまったわけです。言葉の壁にぶつかってしまって。英語で話せるようになるには1年かかりました。私が生まれてから日本語がしゃべれるようになったのと同じ過程です。

――じゃあ、学校で周りの人が話すのを聞くうちに?

<久保さん> 
そうです。なんとかこの言葉の壁を打破しなくてはと思って。今は話せないけれど、でもだれかに自分のいろんな思いを伝えたい、今、独りで寂しい、だれともしゃべれないという、この孤独も伝えたいという、その思いが原点でした。いろんな国の人たちがいて――私とは全然違うものをもっていて、違う考え方、価値観があって――そんな人たちと言葉を交わしたいな、言葉は交流の道具として存在するんだなということを、小学校時代に感じたんです。そういう原体験があって、生きた言葉、体で習得する言葉を、日本語だけではなく子どもたちに身につけさせてあげたら、世界が広がるのではないかと思ったんです。

ーーーお話の朗読に「ももたろう」を選ばれたのは? 

<久保さん> 
人は、たとえ言葉がしゃべれても中身がないと話ができないですよね。例えば外国に行っても、その人自身の文化がないと。いくら英語がしゃべれても会話の中身がないと話が弾むということはないでしょう。中身をつくるというと大げさですが、日本に伝わる文化のひとつとして、こういう昔話というのは、日本人がこれからも大切にできたらすてきだなと思うような要素がたくさん入っていると思うんです。弱い者をいじめてはいけないよとか、おサルさんとかキジさんとかみんなで仲良くしようね、とか。そういう日本に伝わる心を盛り込むことも大事だと思いました。


――この絵本、学校で教科として英語をやり始める中学生や高校生にもいいんじゃないかと思いました。このCDを聞いて、英語って耳に心地いいなあって、私も初めて思えたので。関係代名詞とか構文がどうのって言われるとイヤですけれど。

<久保さん>
(笑)ありがとうございます。勉強と思わないで、英語は楽しいなというところを見つけてもらえればうれしいです。英語教室の子どもたちを見ていて思うんですが、子どもの吸収する力は、それはそれはすごいですよねえ! 心のスイッチをちょっと入れてあげると、子どもってどんどん走っていきます。英語に限らず、何かの中に楽しみを見つけられると、子どもはすごく伸びるんだなと思います。

英語は独特のイントネーションがありますよね。波があるんです。大波小波が。その波は、詞をつけたり歌うときにも盛り込むようにしました。あとは、発音が難しいものを入れました。rとか、vとか、thの、難しい発音が入っている言葉を、敢えて使いました。それらを難しいと感じない年齢のうちに、と思いまして。この絵本では、英語だけの歌もあればほとんど日本語という歌もあります。実は段階的に並べてあるんです。本の最後のほうになると英語が増えてくるように。英語なんだということを強く意識してほしくなかったので。英語に対して苦手意識をもっている方も多いと思います。コミュニケーションの道具として、どんなブロークンな英語でもいいし、どんなに発音が悪くても、カタコトでもいいけれども、だれかと話すきっかけになるものがあればいいと願っています。日本語を混ぜながら英語を言っても実は伝わるんですよね。ですから、英語は難しいというのではなく、言葉のひとつなんだということを感じてもらえたらうれしいです
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