幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
■■■ 運営事務局より ■■■
ひろば@LABOは,ラボ教育センターが展開する
「ラボ・パーティ」に関わる皆さんのコミュニティ・ネットワークです。
「ラボ・パーティ」については 公式サイト  をご覧ください。
ラボ公式HPTOP新着一覧こども・子育て・教育ランダム新規登録戻る 0430257
  
Home
Diary
Profile
BBS
Bookmarks
Schedule
メール
・メッセージを送る
・友達に教える
ページ一覧
・ 福音館のメルマガより(ライブラリー関連)の記事
 3びきのやぎのがらがらどん
 おおきなかぶ
 だるまちゃんとかみなりちゃん
 『ふるやのもり』
 『ぐりとぐら』
 【さんびきのこぶた】
 【ぐるんぱのようちえん】
・ テー活動とは?(ふしぎのくにのアリスさんHPより)
 【ライブラリーの年令に応じた聴き方を】
 【「はなのすきなうし」のロバート・ローソン】
 【「ヘルガの持参金」のトミー・デ・パオラ】
 レオ・レオニについて
 モーリス・センダックについて
 ウィリアム・スタイグについて
 ジョン・バーニンガムについて
・ 【英語が話せる子どもにするには・・・】  ・
 【英語のシャワーを浴びようよ!】
・ Tommy's Room
 My TolePaint
 My garden
 トールペイント(クリスマス編)
 My garden (Winter garden)
 Tommy's Garden('05 spring)
 季節のトールペイント
 Tommy's Garden('05 spring) 第2弾
 黒川つきえ教室作品展’05
 インドアガーデン
 ’05 Summer Garden
・ 国際交流
 【坂本 達さん講演録(2003年国際交流のつどいにて)】
 富永P国際交流の歩み
 【2003年国際交流ホームステイ(カリフォルニア州)】
 坂本 達さんインタビュー
 【カナダへ帰国する私からの手紙】
・ ドラマ教育
 演劇教育の可能性
 表現教育とは何か?
・ 子どもの社会力
 英語教育と日本人
 早期教育
 本物の学力
 子育てコーチング
 【故猿渡さんの作文「命を見つめて」】
 【なぜか途中で挫折する人の心理分析】
 【本物の英語力(文芸春秋10月号より)】
 不適応症候群
 【3ヶ月で英語をマスターするコツ】
 自分のいいところ
 子育てセミナー(とんちゃん流魔法のことばかけ)
 がばいばあちゃんの面白語録
 「成長の法則」
 見える学力・見えない学力
・ 今どきの大人と子どもの本の紹介
 私のおすすめ本
 子は親の鏡
 あそび歌
 おすすめ絵本
 そのまんまでいいよ
 1分間パパママ学
 【赤木かんこの『ねえ この本読んで』赤の巻】
 絵本力をつけよう!
 【福音館のメルマガ(松居直さんの文章より)】
 電池が切れるまでの詩
 クリスマス絵本
 【傍観(絵本の世界で遊べない子供たち)】
 12番目の天使
 【私が好きな相田みつをのことば】
 小沢俊夫さん講演録
 【幸せは赤ちゃん絵本から(福音館メルマガより)】
 【アンソニー・ブラウンの本】
 【ラチとらいおん】
 マザーグース関連
 ターシャ・テューダーの言葉
 赤毛のアン心がきれいになる言葉
 お勧め英語絵本
 子育てに絵本を!(山崎みどりさん講演会)
 小澤俊夫氏講演会「昔話の残酷性」
・ 富永P活動(交流会や発表会など
 2003年X'mas交流会
 春の合同合宿
 【グループの中で育つ子どもたち】
 【田島信元氏講演会&高2ラボっ子メッセージ】
 【ワークショップ「ラボで身についたこと・つくこと」】
 富永P10周年記念発表会
 【’04ラボサマーキャンプ(湯坪2班)】
 九重の花々
 【富永Pファミリー発表会&夏活動報告会】
 2004年クリスマス会
 ’05合同合宿
 鈴木孝夫氏講演会
 【’05ラボサマーキャンプ(in湯坪)】
 【’05富永P個人&ファミリー発表会】
 大学生キャラバン隊がやって来た~
 ラボ教育公開シンポジウム
 パネル討論『なぜ英語教育が人間教育なのか?』
Tommy's Garden
ラボ教育公開シンポジウム(in パシフィコ横浜)12月2日(土)

*C.W.ニコル記念講演「子どもの未来は、環境と教育にかかっている」
       ~心がふるえる外国語との出会いとは?物語の力~

日本に最初来たときは、日本は子どもの天国だと思っていた。
子どもたちが、野や山で思いっきり遊んでいた時代で、
雑木林の中でミンミンとうるさい音が聞こえてきたが、何の声か最初分からず、
子どもに聞いたら“せみ”だよと教えてくれた。
言葉として“cicada”ということは知っていたが、本物を見たのは初めて。
イギリスには、へびは2種類しかいない。
冒険と格闘技で過ごしていた青春時代から、
子どもが生まれ、生きなければいけなくなった時、
ただ言葉を教える英会話教室で働きたくなかった時に、ラボと出会う。
物語を通して、英語を覚えさせるのではなく、感じさせることに共感。
北極のイヌイットで、色んな物語を聞いていたとき、
自分も西遊記をイヌイットの言葉で教えてあげた。
ことばを覚えるには、物語が一番良いと思った。
日本で初めて出版したのが「たぬき」とても自由に書かせてもらった。
他の出版社では制限されて書けなかっただろう。自分を作ってくれたのはラボ。
◎物語を作る。それを伝える。そして子どもたちが表現するテーマ活動。本当に楽しかった。
◎原作と翻訳が一緒にできる仕事は、本当にめずらしいこと。
◎“日本の自然を子どもたちに返そうよ!”
◎ことばは環境、環境がわれわれを作る。
◎物語の中の自然、おはなしの中の自然を子どもたちに、たっぷり見せて欲しい。
◎森は、“神様の手”

*鈴木孝夫基調講演「今、なぜ母語なのか?――母語力と外国語力」

C.W.ニコルさんとラボで知り合ったのが、今回が初めて。自分も長野に住んでいるし、昔から捕鯨に興味があった。
今80歳で、もっと前に知り合いたかった。
元東大教授の服部四郎さんに導かれて、ラボの創成期に活動。
その後、疎遠になっていたが5年前に松本会長に再会しラボでの講演等で各地に出掛けている。
そこでは、3世代ラボで活動しているというのが日本中あちこちにいることがめずらしくない。
日本の子どもたちの心の母港が無くなってきていることへの危機感
 → 怪物、かいじゅうになっている子どもたち(機械に囲まれて暮らしている)
  昔は、せみ・小川・森・草原・ちょうちょにとんぼなど周りにたくさんあった。
◎根が無くなっている → 機械化され、無生物のコンクリート、心のない時代
◎命の食べ物の中で学び取ることの大切さ。自然の恵みに対して、無知になっている。
◎人間という動物が健全でなければ、外国語なんて必要ない。
◎ことばの教育であるラボにとって、ニコルさんはかけがえのない人である。
 → 子どもを非難する前に、子どもが育つ環境を作ることが大事。
ラボは、子どもの心の健全な発達に必要な教育
◎子どもの心の母港を与える。(縦長での活動やつながり)
 →近代的な時代で、子ども(家庭)に欠けているものを補っている。

子どもの心がしっかりしているところに、日本語がマッチした物語を使う。
その上で、英語がかぶさってきている。 → ことばが育つ
◎ラボに行くと、子どもが正しく育つ。学校や家庭ではできない活動をしている。
◎「国家の品格」で有名な数学者の藤原正彦氏も、
日本人ならば、母語である日本語をしっかりしておくことが一番。
            →人間の基本は、母語。
人間と人間が、ことばでもって繋がっている。
ことばで相手を良い気持ちにして、良い方向に向かっていく。
◎自分というのは、世界で一人しかいない。自分の貴重性を認識すること。
今や教育崩壊の時代に、ラボはこれからの日本と日本文化を支える柱のひとつであり、貴重な運動だと確信しています。


『今こそ求められるラボ活動で育つ力』ラボOB・OGアンケートによる研究結果報告

* 田島信元(発達心理学)
ラボのことを、一般の出版社から堂々と出版できることが非常に嬉しい。
◎ことばが人間の発達に8割くらい関わっている。
◎英語教育が人間教育といえるのは、ラボだけである。
 人格教育を通して身につけるもの。母語のように、英語を身につける第2言語教育
(日本にいながらにしてできている所は、ラボだけ)
◎言語力は社会力―― フルに活用して、いろんな人とコミュニケーションしていく力
◎自尊感情が素晴らしく良い(ラボOB・OG 対 非ラボっ子郡との比較)
◎人間教育としてラボに関わってきたラボっ子OB・OGたちは、
ラボっ子時代に自覚していなかったかもしれないが、素晴らしい力が備わっている。
◎現在、ラボ活動の最中にいるラボっ子とその保護者に対しても、
自分たちがやっている活動の意義について意識化し、活動してほしい。


* 門脇厚司(教育社会学)
◎人間を育てるということに、力を注いできたラボ活動の教育的意義と価値に関心を寄せるようになった。
ラボは、人間にとって最も大事な社会力を育てている。
◎社会力とは、様々な人たちといい環境を作りながら、自分の能力を自分の意思や力で社会に発揮する力。
◎相手に関心を持つ。相手のことを理解する―― 社会力をきちんと身につける
◎まっとうな人間になるためには、
様々な人たちとことばを交わしながら、好意の交換をすることが大事
Copyright(C)2002 Labo Teaching Information Center.All rights reserved.