幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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Welcome!
 7人の小学5年生が、地区の高学年活動に参加して、一年。その過程で、彼、彼女たちの
やること、いうことに、微笑ましく思ったり、感心したり。
 でも、一言でいえば、育ったものは「自主性」だと思います。

 今回の発表のためのセリフ、ナレーションは、テューターの助けなしに、各自が早めに
自主的に、家で練習して覚えてきていた。これはすごいと思った。
 越智パーティでは、いつも、発表ぎりぎりにならないと、全員のナレーションが
そろわないのが普通。(早い子は3週間前くらいから、完璧な子もいますが。)
 たぶん、大きい子たちとやる、その場の緊張感が、ちゃんとやってこようという
気持ちを芽生えさせたのだと思う。大きい子のうまさに対して、もしかすると
足をひっぱてはいけないという気持ちもあったかも。
 子ども達の中に、「こんなもんでいいや」から「これではすまされない」への
切り替えがあったように思う。
(この発表の前の、パーティでの発表が、4,5歳の幼児と組んでナレーションを
したいと自分たちで希望を出し、そこで力がついていたこともあると思う。)
 みんな、覚えてそれを口に出すことが、気持ちよさそうだったのが印象的。
 
 当日の朝の最終練習。7時には家をでなければならない。保護者の方には、もっと遅い
時間を連絡済みであったこと、最年少の学年で初参加、親御さんも日曜ごとの外出や
練習の負担を感じていらっしゃるのではないかと心配だったので、テューターとしては
気弱になり、「早まった集合時間に間に合わなくても…。」と。
 でも、子ども達が全員、「7時50分に集合といわれた。」ときっぱり。
1人も遅れず参加しました。大変なことでも、いわれたことはやる、という姿勢を
身に付けられたと思います。

 そうしたことは、リーダーたちの声かけ、テーマ活動に対する姿勢、調べてやることの
深さを見るうちに、自然と覚えたのだと思います。
 今までは、自分たち小5がパーティの最高学年だったのを、その上の子達の活動の
深さを見せてもらったことが、目標を持つこと、先を知ることになったように思います。

 同じ役を高校生とやらせてもらって、より役に入り込むこと、はずかしがらず
ためらわず表現することも、体得していたように見えました。
 はじめは、「やりすぎー。」と高校生に対して思っていたようだったのが、
やっているうちに、「こっちのほうがあっている」と変わっていったようでした。

 パーティ内でも自主性が芽生えました。パーティ運営。Nちゃんが、来週やるテーマの役決めを今週中にしようと言い出す。そのほうが、みんな真剣にきいてくるはずという。私に、カレンダーの裏紙とペンを借り、役決めをして、SBも決め、書き込んでパーティ終了。来週のパーティ運営というものにまで、意識が及ぶようになるとは、すごい。
 進行も全部、リーダーに。私は、これだけはやりたいことをメモして渡しておく。 

 テーマ活動でも見える、自分たちで工夫する姿。トム、ギルガメシュ、アリババ、闇が必要な物語は、さっさと自分たちで、カーテンをしめ、ダウンライトや豆電球を駆使して、雰囲気をきりかえる。
 6人の女子がいる10人のクラスは、だれてくると、「Tがその役やろうかな~。だって
シャマトがいないみたいに見えるし。」というと、即、「やる!私達でやる!」といって
動きが始まる。(結局は、2年生をのせるために、何らかで私も登場するのですが)
 2年の男の子に向かって、「ちゃんとやろー。」と声かけできる。
(学校では、たぶん、クラスの仲間にそんな声かけはしてないと思う。ラボでだからこそ
出せる、いい姿だし、高学年活動でひっぱってくれるリーダーから学んだのでは?)

 たまたまトムをもっていなかった子。本を片手にCDの前に陣取ってすわりこみ、
みんながテーマ活動をしている間、ずっと何か英日?でいっている。
 そして牧師役をはたす。今までだったら、知らない話は、気をそらしてつまらなそうに
してしまうことが多かったのに。テーマ活動には、何らかの形でしっかり入ろうと
いう気持ちが見えた。


 SBでも。教えた”Love somebody”が、ノート活動など、関係のないときに
鼻歌で聞こえてくる。(自主性とは違うけれど、楽しんで主体的に関わっているからこそ
自然と歌いたくなるのでは?)
 パーティの終了時間が迫ってくると、気づいた子どもから「ホキポキやるって、先週約束したじゃない。やる時間ななくなるよ~。」と、みんながやっているノート書きを、早めさせて、ホキポキをする。なぜか、バージョンは、高学年活動で大学生のMちゃんに教わったもの。
 自分たちから、SBタイムでもない時間に、CDをかけて、軽やかに楽しむのも微笑ましい。
1年生は、ちょっと照れくさそう。「なに?このお姉ちゃん達の元気さは???」という顔。
 娘の情報によると、Aちゃんは、学校でも、ドッジビーなどのときに、自然と歌っているらしい。

 その他。 
 テューターとして、より、その子の個性を理解できるようになった。
 バスの中や歩きながら、またランチを食べながら、目を見て、その子を知ろうと
力こめて向かい合うと、より個性が見えてくる。そして、得意なこともわかり、
パーティで、その子を生かしてあげられる場をつくりやすい。

 子ども達同士、お互いの個性を認め合うようになった。
女子6人 男子1人。6対1で、パーティクラスも違うので、はじめは、男女が、時により、個々により、場面によりしっくりこないところも。
(うちの娘とその男の子は、保育園からの幼馴染で、仲がいい)
 彼は、電車、バスに私より詳しくて、逆方向の電車のホームに間違って突き進んでいく
女の子達に、あきれて、ため息をつく。そういう機会に、彼のすごさをアピールしておく。
 すると、合同パーティなどで、今ひとつまじめにリーダーシップをとらない彼を
「自分より幼い」と見ていた女の子も、評価を変える。そして、テューターが総会で引率できないときどうしようかと話すと、「Y(男の子)が、道は詳しいから、子どもだけで行けるよ!」というのです。
 他にも、「自分だったら、男の中に女一人だったら、活動に参加できる?」と質問をすると
女の子、はっとして、1人でも参加する男の子の姿勢を認めるなど、いろいろな場面が
あるからこそ、お互いを認め合える。
 テューターとしては、子ども達が気づけるように、それぞれの子の個性、良いところを、
意識的に言葉にするようにしてみました。

 高学年活動へのお誘いの手紙を保護者と子ども宛てを別に作ったこと、
ファーストフードで昼食にするときは、各自に注文させる、
親を当てにせずに、現地へはテューターと行くなど、今までとはちょっと違うことを
とりまぜ参加し、私も楽しい一年間でした。

 



 
 
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