幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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火曜日ピーナッツ 男の子年中1人 女の子年中1人 年長3人

 始まった頃の、このクラスのポイントは、ラボよりおうちがいいな~という、軽いホームシック状態の子を、いかに楽しませるか。
 工作、絵本の貸し出しOKなど、家とラボとのつなぎの雰囲気。この場でも、自分の世界、
居場所を作って楽しめること。 
 決して、こちらのプログラムや意図を強制せず、今、この子は、ここにどんな心のありようで
来ているかを、のぞいて、それに沿うこと。「やらされてる」感じに、敏感に反応してしまう、
柔らかなこころのありよう。

 年間計画により、毎月のSBを決めていますが、もうラボ歴も4年になってくると、
CD1の1~14といっても、マンネリの感じがあるのか、歌うのが好きな子でも
気乗りしない様子。
 これを、打破するために、イントロクイズ形式を導入。
円になり座り、真中にビニールボールをおき、Tのかけるイントロで、曲がわかった子は、
ボールをすばやく取り、CDにあわせて歌うというもの。ポイントは、ポールを
とった子は立って歌うが、他の子も座ったまま歌うようにすること。
 ボールをトータルで3回(時に2回)とって、歌えた子は、キャンディーをもらえる。


 これが好評で、マンネリになるほど知っている曲は、もちろん大声で歌えるから
嬉しい。歌うことに照れる子でも、キャンディーほしさに、恥ずかしさを忘れて
歌えました。

 そして、先週、キャンディーを獲得できずに、悲しくて泣いた年中の男の子Kくん。
先週、「今週はお姉ちゃんがもらえたけれど、来週は、Kくんがもらえるかもしれないからね。それはその時の運だよ!」といっておいた。
 すると、今週は、ルールも理解し、やる気も出て、なんと先に2回ボールを獲得。
必死の形相で歌い、キャンディをもらえました。本当に嬉しそうな笑顔。

 こういう風に、ゲームの中では、自分がまけるときもあるけれど、勝つときもある、
それを体得すること、子どもが体験から知ることが大切と、わらべ歌の本に書いてあり
妙に納得したことがあります。
 「負けることも勝つこともある。今度は勝つかな。」と期待する、そんな心の
状態でさえ、意識的に体験させないと、今の子には、その場が少ないようです。

 以前、NHKの番組で、児童館での遊び、ゲームでちゃんと負けられない子が
増えているのが問題(負けに弱い、負けにもろい心)として、ジャンケンゲームのようなもので、まけたらきちんと「参りました。」といわせるという取り組みをしていてました。
 大人がうまく負けてくれるので、「負ける」経験が減り、友達とのゲームでも
自分の負けを認められなかったり、必要以上に動揺して感情の処理ができなかったり、
負けにもろい心ができているようです。
 Kくんは、ちゃんと克服できました。

 ワフの1話。先週子ども達のリクエストで決定していました。女の子4人は、アン。
男の子は、「何もやらない。」とちゃんと、こちらに伝えてくる。何かを、ここでやるには
きょうは、抵抗のある役ばかりなのだと思います。
 彼が選ぶのは、たとえば、そらいろのたねなら、絵本をよーく見て、じっくり考えて
「かめ」だったりするから。
 それで、こちらも、気持ちをくんで強制はしない。ただ、いっしょにやる女の子が
「何かやらなきゃ!」と驚いたようにいったあとの、「ちょっとでいいから、
動いたらいいんだよ。」という優しいアドヴァイスがありがたく、テューターも同調しておく。

 でも、誘い掛けによっては、のってくることが多いので心配はしていません。かえって
おもしろいくらい。(こんなことがいえるようになったのも、お子さんたちと
じっくりつきあわせていただいて、足掛け8年だからですね。)
 きょうも、りんごの木の位置ぎめ、ドア、トイレットポールにのぼるヘンリーまでやり
ました。

 女の子4人。それぞれ違ったアン。Anちゃんは、他の子が、布やイスを使って家を
作成するのに夢中になっていても、それに流されず、CDの流れのなかで、アンの動きを
きちんとすすめていく。
 Aちゃん、Hちゃんは、自分達で自由にイメージして、「家」と思えるものを
イス等でつくりあげるのが、とにかく楽しいらしい。私も、彼女達には
基本はまかせているので、布、イスを使うな、使えなど何もいわないうちに
どんどんオリジナルアイデアで、生き生きと進んでいく。
 2月からうつってきたMちゃん。きょうのワフでは、他の女の子と完全にまじり、
手を洗うシーンでは、私が手でつくるバケツの中に、みんなでふざけて、交替で全身で
入ったことにして、大喜び。このお話の流れと離れたところでも、嬉々として遊び
はじめ、私が「あら、バケツにみんなお風呂みたいに入ってるわ!」と驚くのを喜ぶ。
 
 楽しみ方はそれぞれ違うけれど、親御さんに報告できるのは、
「ここはアンのセリフだから言おうね」、というと、英日のCDにあわせて、いえるところは
どんどん言っているところが、すばらしいことですという点。
 こんなことが、出来るって、普通のようでいて、決して、普通のことではないですよね。

 来週は、なんとリクエストで、ギルガメシュ。小学生でも、いろいろと難所のある
このお話を、幼児はどうとらえ、どこを楽しめるのか。ポカーンとしてしまう時間の
ないように、またまたタイムトラベルしなくては。

 小学生は、2人お休みで、出席の3人でギルガメシュ王のたたかい。
5年の男の子。なんと、うしの役がいいという。なぜかな~。彼は、おおかみと7ひきの
こやぎでは、お母さんやぎをやって、すすりなくシーンなんて、迫真。
ギルガメシュにもエンキドウにも、ならないのは、何か、やはり、その役にはなれない
彼なりのひっかかりがあるのでしょう。
 ギルガメシュはkちゃん、エンキドウは、Tくん。1年生。
kちゃんのギルガメシュのセリフ。その正義のセリフの前に、イシュタール役の私は、
イシュタールとしてでなく、素にもどって、なんだか恥ずかしかった。
 イシュタールとしては、「悔しい。」という歯軋りするような感じなのでしょうが、
なんというのでしょう…彼女の7歳という年齢であるにもかかわらず、その口から
出てくるはっきりとした、「富や力で、われをまどわすのはやめよ。」というセリフに
打たれてしまったというのでしょうか。
 
Tくんも、発表会以来、こんな一回テーマ活動のときも、CDの後追いがうまい。そして、
イシュタールが、エンキドウを病気にさせるには、こっそり床に、病気のもとを
まいて、それを踏んでしまったのでは?とアイデアを出す。採用。

 「死こそ、この世で、もっとも悪いかいぶつだ。」は、ちょっと、本日のみでは
みんなわからなかったようです。

 ただ、この続きを、私の予想をはるかにこえて、みんな知りたがっている。
その上、3話のcdも、あると思っている子もいる。
 夏に購入したCDなのに、こんな時期まで、さいごの旅の話をちゃんとしてあげなくて
ごめんなさい。それは、また来週。

 ギルガメシュは、パーティで今までやった中では、とびきり難しいテーマ。
1,2回くらいでは、とてもとても。 
 子ども達には、「ずっとずっと高校生になるくらいまで、聞いてね。きっと何か
感じてくるとはずだよ。」と話しました。Tくんは、力強くうなづいてくれました。 
 悲しいけれど、誰かが「死」を身近に感じることがあったときに、立ち上がってくる
お話なのだと思います。

 来週は、ギルガメシュ王さいごの旅のお話と、がらがらどん。それから、
お話に時間がかかった分、英語をとなえる時間をとるため、ソロモングランディなど
即、唱えられるものに取り組みたいと思います。
 お話をじっくりやっても、英語を口から出す時間も、減らせません。常にバランスを
意識していきます。





 


 
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