幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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今年で10周年のあーすフェスタ  05月18日 (月)
私は2日間あるあーすフェスタのうち、5月16日(土)に参加致しました。
翌日は雨だったらしいですが、土曜日は晴れて、野外も大にぎわいでした。

本郷台の駅から歩いてすぐのあーすプラザにて開催されているものですが、
今回はパーティの方々を引率することなく、息子と二人、バスと電車で行きました。
入り口にあるテントで、スタンプラリーの受付があります。
確か昨年は私がラボブースのお手伝いがあるため、子どもについて歩けないからと
息子に泣く泣く諦めてもらったスタンプラリーでしたので、
今年こそは!とばかりに息子は私の意見も聞かず、スタンプラリーの台紙をもらいにダッシュしていました。
自分一人で会場を回る!と意気込み、私と約束をしていましたが、
階段を上がってすぐのワールドバザールにあるスタンプ場所(店)6カ所が分からず、
既に困惑する息子。。結局私が付き添いながら3カ所でのスタンプをゲットしました。

とりあえず、ラボの方々へご挨拶をして、お手伝いの時間を決めてから・・・と
息子を説得してラボのブースへ顔を出したところ、
やはり私と同じく子どもを連れて参加されているテューターが、既にお手伝いをされていました。
横で大人しく座ってはいるものの、やはり朝からずっと同じ場所でつまらない様子のお子さん。
「うちの息子と一緒に回る?」と声をかけ、一緒にスタンプラリーを回る事にしました。
ラボブースの直接的なお手伝いではないけれど、ベビーシッター的な役割です。
これまで3回程足を運んでいるあーすフェスタですが、いつもラボのブースに居て、帰るので、
なかなか他を見て歩けないのですが、今回は子どものペースとはいえ、全部を回れて、
改めて内容が分かり、楽しめました。
一回りしてスタンプを終え、記念品をいただいてから戻ると、既にラボブースでは、
お話を終え、「かぶ」のテーマ活動の時間になっていました!
おそらくお話の世界で遊ぶ事が初めての方々ばかりだと思いますが、大盛況でなにより
楽しそうに全員でおおきなかぶを抜いていました。(参加したかった~)
その後、かぶの折り紙や封筒でのトロル作り、そして韓国のチマチョゴリ折り紙付きカードを作ったりの
お手伝いをしました。

ラボのブースの近くには、JICA横浜のブースがありました。
ラボでは入り口に来ると、笑顔で「こんにちは」「アニョンハセヨ」等と
スタッフの方々がご挨拶をして下さるので、とても感じが良く、質問もしやすい雰囲気。
このJICAブースのスタッフの方々も、挨拶や声かけが細やかだったので、子どもも入り易かったです。
JICA横浜のブースの中でひときわ目をひいたのが、世界中の子ども笑顔のパネル。
自宅で改めて調べてみると、メリープロジェクトというコミュニケーションアートでした。
JICA横浜のブースが伝えたかったであろうこと
「発展途上国の子どもたちの現状や開発課題について考える機会を与えたい」という事に
世界中のMERRYな笑顔とメッセージが彩りを添えていたように思います。
笑顔を見たり、将来の夢が「サッカー選手」と書いてあったりするのを見て、
同じ人間だなぁという実感がわく中、子ども達の置かれている教育環境の違いが心に染みてきました。

スタンプラリーにも関連した「学校に行きたくても行けない子がいる Yes or No」という問題に、
息子も「う~ん」と考え込んでいました。パネルを見て、
子どもも働かなきゃいけないんだね。「なんで?大人が働けばいいじゃん。」
大人が働いてもお金が足りないんだって。「・・・。」
学校がないところもあるんだって。「えーどうして?えらい人が作ってあげればいいじゃん。」
このビスケット一袋が給食だって。「えー、こんだけ?足りる訳ないじゃん。」
でも食べられるだけましなんだって。「なんで?なんで?」
子どもにとっての国際理解は、疑問が疑問を呼ぶようです。

次々湧き出る疑問は、自分の中の「当たり前の日常」では理解しきれない事ばかり。
なんだか分かったような、分からないような状態のまま、クイズを終え、
メモ帳やボールペンの景品をいただくと、途端に「えー、もっと違うものが良かったな」とぼやき、
私に叱られる始末でした。

私の勝手な感想ですが、あの場で景品はいらないような気がしました。
せっかくクイズで、学校がないこと、教育が満足に受けられないことを知り、
困っている子達のために自分ができる事というアンケートに答えた後なのに、
何かもらう・・・というのは、ちょっと抵抗を感じました。
アンケートに「僕の着なくなった服を(捨てずに)あげたい」と、素敵な意見を自分で考えだした息子が、
目先の景品に、もう文句を言っているのを見て、腹立たしかっただけなのですけれどね。
百聞は一見にしかず・・・という所があり、実際に途上国に出向いてみなければ分からない事も
たくさんあるかもしれませんが、そう言っていたら、全ての歴史から学ぶことはできません。
絵や写真や、言葉からも、たくさん想像して、相手を理解していこうという気持ちが大切ですよね。
その為には、想像力や理解力が必要です。
想像して、理解する力がなければ、他人を理解することなんてできません。
「自分とは関係ないこと」として個ばかりを大切にしている現代の日本だからこそ、
不幸な環境に陥ると、すぐに孤独になり、自分だけが不幸だと勘違いしてしまいます。
人間は一人ではなく、知らない所で互いに関わり支え合っているもの。
うたれ弱い人間に育てないためにも、日本の子ども達には、まず人間に興味をもち、
自分を好きになってもらいたいものです。
そして、他人を理解する。
その為に、想像する力をつける。理解する力をつける。

その為に私もラボをやっているのだな・・・と実感しました。
結局生きて行くための大切な力を授けるのは、親と周りの大人です。
関わりの薄い時代だからこそ、ラボができる事は大きいです。

そして、もちろんラボだけではなく、大勢の大人達が、このあーすフェスタのように
自分ではなく、他人のためを考えて動いています。

あーすフェスタのHPには、こう書かれています。
「神奈川県には現在 160をこえる 国と地域の約17万人の外国籍の人々が暮らしており、
互いに多様な価値観や文化を理解し、尊重しながら、「共に生きる」ことのできる
豊かな”多文化共生社会”をきずいていくことがもとめられています。 」
この機会をつくるため、多くの民族団体やNGOやボランティアの方々が
力を合わせて作り上げているんですね!
地元の方々はもちろん、多くの方にまずは興味を持ってもらって、参加してもらえたら
機会を作った甲斐がありますね。

http://maruta.be/earthfesta2009

ブログに写真がUPされていますので、ご紹介します。
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