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曇り時々雨という心配な空模様の中でしたが、ラボっ子達が集まって来た時にはほとんど雨はなく、
終了後に帰宅する際にも降っていなかったので、みんなの素敵な仮装が濡れることはなかったようです。
日頃の行いが良い(そして素直な)ラボっ子達ですから、当然と言えば当然でしょうか。
お友達の参加が4~5名と聞いていたので、ちょっと多めに用意していましたが、
蓋を開けてみればMy Partyだけだったので、それを横目にみて、すぐさまプログラムをParty用に変えました。
(初めての方がいたら、初めてでも参加しやすいものにしています。)
現在、小学生クラスで盛り上がっているナーサリライムの王様ジャンケン。
今日はちょっと遠慮がちにおとなしくやっている小学生の様子が面白かったです。
それからこの時期にしかやらないHey Betty Martinも、みんな良く覚えていてびっくり。
「あ~ 嬉しい~ ぼくこの曲一番好きなんだよね~」とH君が言うのを聞いて、
そうだったんだ。(言ってくれればもっとやったのに)と思いました。
そして1歳児のプレイルームさんにスポットを当てた、かくれんぼゲーム。
1歳児は見えてても、ゆ~っくり探して、ゆ~っくりしか見つけられないので
全員見つけるのは無理だろうと想定しての20秒ルール。
しかし2歳児が活躍して、あっという間に見つけてしまっていましたね。
小学生が「これじゃ、どう勝負がつくのか意味がわからない」とぼやいていましたが(笑)
キッチンや、掃除用具入れや、お母さんのスカートの中?(は、ないか。)等に
隠れたりしない君たちの素直さこそがテューターは理解できなかったよ。(笑)
もっと悪知恵が働くかと思ったよん。
そして、小学生渾身の手作りオオカミ。
最初はプレイルームさんたちも楽しく参加できるように玉入れを考えましたが、
その後は高学年の活躍が期待される「オオカミを倒そう」ゲームでした。
なかなか好勝負で、盛り上がりましたね。
「おおかみと七匹のこやぎ」のテーマ活動の時間も取れて、テューターは大満足でした。
ラボのこうした交流会や縦長活動の意義や、ぐちゃぐちゃに見えるテーマ活動の見方が
まだあまり分からないはずのプレイルームのお母様方も、
「子ども達があんなに大きな声で台詞を言ってたのもびっくりしましたし、
小学生の大きい子もあんなに表情豊かにヤギをやっていて驚きました。
(もっと斜に構えているものかと思ってた)」というご意見を下さり、とても嬉しかったです。
今日はMy Partyだけだったので、会場は変わってもホームグランド。
とてもリラックスしていて、英日の台詞も完全に自分のことば(自分流のことば)になっていました。
感情を乗せて言うと、同じ台詞でも子どもによってこんなに違うように聞こえるんだなぁと
私も「面白いな」と思いながら、一緒に動きました。
飛び入り(むちゃぶり)でお母さんヤギをやることになったOさんと
テューターがやるお母さんヤギも、役をやる人を通しているので全然キャラが違うでしょう?
それがテーマ活動の面白さの一つですね。
今日が初めての合同テーマ活動。
お母さんやぎをやりたい子が居なかったのが、少々不安だったテューターでしたが、
その点を帰りの車の中で小学生3人が真剣に相談していたのが頼もしく感じました。
「誰もやる人がいなかったら、僕がやるよ」と言ってくれた事に感動さえしたけれど、
「とりあえずまた次にやってみたら、お母さんヤギがやってみたいと思う子も出て来るだろうから、
様子見てみようよ。
みんなができるだけ自分の本当にやってみたいと思える役をやってもらいたいからさ。」
と私が言うと、
「そうだね。お母さんやぎをやってみてない子もいるもんね。やったら楽しさに気づくかもね。」
と賛同してくれたのでした。
さてさて、パーティ終了後は・・・
小学生3名を連れて、山手西洋館のハロウィーンウォークへ参加しました!
私の予想では、神奈川近代文学館辺りからスタートして、4~5箇所スタンプをもらったら
「疲れたね」「帰ろうか」となるだろうと思っていたのに、
あれよあれよと言う間に外人墓地を過ぎ、山手カトリック教会を過ぎ、
ブラフ18番館まで来てしまいました。
そこまで来ると、あと1箇所でゴールだと言うので、私も俄然やる気になって山を下り
石川町駅から元町ずっと歩いて、元町中華街駅からアメリカ山公園で見事ゴール!
さすがに疲れたよね? 疲れたでしょう? とやたら休もうとする私を尻目に
「どうせあと2個だから、行っちゃおう~!」と走り出す3人。
最終的にはマリンタワーに滑り込んで、まさかの13箇所全制覇!
正直時間的に間に合わないと思っていたので、びっくりするやら感心するやら。
朝10時からラボやっていて、そこでも充分はしゃいでいたのに、大した体力だなぁと思って、
自然とラボランドの野外活動の話になりました。
「こんなに歩けるんなら、きっとないの滝コースは余裕だよ。」なんて経験者が言うものだから、
「え?そうなの?じゃ次の時行ってみようかな・・・」なんて話していました。
そんな3人の話を耳にしながら、山下公園の沿道の脇に腰掛けていたら、背後から笑い声が。
振返ると迎えに来た夫が私の姿を見てゲラゲラ笑っていました。
そうでした!!!
まだハロウィーン当日でもないのに、ガッツリ仮装して(しかもオオカミ)汗だくになった上に
背中丸めて座っているのは私くらい。
「変な着ぐるみ来た人がこじんまり座ってて、笑える。」とのことでした。
最後は笑われて終わったハロウィーンの一日でした。
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近隣ではハロウィーンの飾り付けが始まり、盛り上がっていますが、
今年の石橋Pは「おおかみと七匹のこやぎ」に因んだ合同パーティを10/28におこないます。
ハロウィーン当日には、かの有名な商店街=元町にて お菓子を配る為、
「ねぇねぇテューター31日のパーティ休んでもいい?」というほど、楽しみにしている様子。
可哀想だけど、その日は通常のパーティ活動なのですよー ごめんね。
その分、28日には参加できる子だけで良いので、合同パーティ終了後に
ハロウィーンウォーク(Trick or Treating)に行きましょう。
「七匹のこやぎ」たちが住んでいる昔のヨーロッパのお家。
ストーブ(暖炉?)や振り子の柱時計や8匹が席につける木製のテーブルセットを
見に行けたらいいかなと思っています。
31日にはパーティのないキディさんやプレイルームさんは、迷子に気をつけて
近隣のハロウィーンへ行って下さいね。
特に幼稚園に上がる子たちは11月1日に面接があり、前夜にハロウィーンパーティを入れると、
「帰りたくな~い」と泣いてしまう子も出て、お母さんを困らせてしまったり、
みんな興奮状態で夜更かしになってしまったりするので、どうぞ気をつけて下さい。
ハロウィーンは知ってるけど、お月見は知らない・・・というのでは可哀想なので、
ぜひ日本の文化にも興味を持っておいて下さいね。
ちなみに十五夜お月様は有名ですが、十三夜はご存知ですか?
「十三夜」とは、陰暦の毎月13日の夜をいいますが、
特に陰暦9月13日の夜とその月のことを言っています。
今年は、新暦で10月27日だそうです。
陰暦8月15日の「十五夜」の月に対して、陰暦9月13日の月を後の月(のちのつき)と言って、
中秋の名月の次に美しい月と言われています。
「十三夜様」は縁起の良い月とされ、「拝むと成功する」そうですよ。
でも十五夜と十三夜、どちらかだけのお月見は「片見月」(かたみつき)といって、
縁起が悪いそうなので、十五夜に見忘れてしまった方はやめた方がいいかな。(笑)
いずれにせよ、日本人として、日本の文化を大切にしていけたらいいなと思っています。
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小学生広場が無事に終わり、子ども達はテーマだった「オオクニヌシ」に対して、
「ぜひパーティでもやってみたい。」などかなり好評でした。良かった良かった!
パーティでオオクニヌシの話をすると、「2年生の教科書にのってるよ~」とAちゃん。
同じ小学校だけどうちの息子が2年生の時には載っていなかった気がする・・・と私が言うと
今日、忘れずに国語の教科書を持って来てくれました。
なかがわりえこ作の因幡の白兎が飛び越えるのは、さすが、ちゃんと「わに」と書いてありました。
和邇と書いて、サメを意味するようですが、教科書のイラストはちゃんとサメになっていました。
今日、ラボの読み聞かせの時間には、その教科書を音読してもらいましたが、
みんな「痛そう~」と顔をしかめながら聞いていたのが印象的でした。
そのままの流れでオオクニヌシをやりたいところでしたが、
発表テーマがようやく決まったので、そちらに。
オオクニヌシよ、さようなら。
ちなみに、私が「これ、なかがわりえこさんって書いてあるね」とつぶやくと、
「知ってるよ~。そらいろのたねとか、ぐりとぐら書いた人でしょう。
Aちゃんすぐ気がついたよ。」
とのこと。
びっくりしました。作者まで見て、覚えてるんだ!
子ども達のピッとつながる時のあの顔、本当に大好きです。
キャラバン隊、小学生広場と、大きな行事が終わって、ほっとするのもつかの間、
今はラボのインターンに訪問してもらうべく、申請中です。
内容を詰めて、テューター間で夜まで打ち合わせしました。
久々にサークルのお手伝いにも伺って、かわいい子ども達と出会い、ドタバタ過ごしていますが、
明日のプレイルームが終わったら、今度は私自身の秋の研修。
「ナイチンゲール」という架空のチャイナのお話に浸って来ます。
その後は、大学の留学生を2泊受け入れし、翌週には赴任中の夫が引っ越して戻ってくるので、
これまた休む暇がなさそうです。
風邪などひかないように、しっかり睡眠を取っていきたいなと思っています。
子ども達も、見学会や遠足、運動会や音楽会など、学校行事目白押し。
体調管理、しっかりしてあげて下さいね。
それでもどうしても体調を崩した時には・・・
私は個人的にはナーサリー2がお勧めかな。(笑)
ころんでもただでは起きない!? 横になっている時こそライブラリータイム。
目を使わないので疲れないし、決して邪魔にはなりません。
元気な時には、ワフ家やピーターパン。疲れた時には、とぷうやポアンホワン。
でも、おおかみと七匹のこやぎも、どうぞお忘れなく~。(笑)
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小4以上の小学生が参加できる「小学生ひろば」。
ラボの地区行事ですが、中高大生の実行委員を募るのではなく、
珍しくテューターが担当となり、実行委員ばりに話し合いを重ねて会の内容を決めています。
今回の小学生ひろばのテーマは「オオクニヌシ」。
七福神の大黒天としても有名な、比較的身近な日本の神様のお話です。
(日本の神様と書きましたが、大黒天は元々はインドの神様。
それが日本の民間信仰と結びついて、豊穣の神、商売繁盛の神、縁結びの神、子宝の神・・・
となってきたようです。)
宗教意識の比較的薄い日本人にとっての「神話」というのは、
他国とはまた違った感覚で捉えられているのでしょうけれど、
それでも古事記の中の神様たちは、どこかで耳にした事がありますよね。
特にオオクニヌシは、因幡の白うさぎと言うと、あ~あのお話かと思う方も多いでしょう。
最初はまっさらなところから、「さて、オオクニヌシのお話をどう楽しむか?」と
テューター間でアイデアを出し合い、徐々に練っていくので、
話し合っていくうちに自然と、自分自身がどんどんお話にのめり込んでしまいます。
「古代人になろう!っていうのはどう?」
「お土産として持ち帰れるように、勾玉作りをしてみる?」
「このお話を知らない子も、お話がわかる様なお話辿りを入れましょう。」
「少年の神様が、オオクニヌシになる成長の部分を伝えたいわね。」
・・・などなど、
ライブラリーを聞いている事が前提という形で、ポンと全員でいきなりテーマ活動するのではなく、
うわ~楽しそう!このお話のCDを聞いてみたいなぁ!と思うようなワクワク感がいっぱいで、
お話を知らない子も、自然とテーマ活動に入れるような流れでプログラムを考えて行くので、
気づくとテューターの自分もワクワクして、「あ~早くやりたい!」という気持ちになります。
小4からという規制があるから、低学年で「行きた~い」と言ってくれている子には
とっても申し訳ないですが・・・
こればかりは、高学年だけのお楽しみ♪ということで。
難しい時期にさしかかる小学校の高学年が、なぜか生き生きしているラボ。
そこには、こんな小学生ひろばのような横つながりの活動と、
パーティ活動や、全国キャンプのような縦つながりの活動の両方があるから、
なのでしょう。
今週末の開催なので、わくわくプログラムの詳しい内容は
参加者だけの当日のお楽しみ♪・・・という事で(笑)
オオクニヌシのお話に、4・5・6年生で出会えるという幸せを噛み締めて、
とにかく、ひたすら楽しんで欲しいと思います。
あっ! そういえば昨日のキャラバン隊の報告がまだでした!!!
もう、本当に「楽しかった」「有意義だった」ひととき。
保護者の皆さんからは
「おむすびころころのCDが欲しくなりました。」
「うちの子の将来像が見えました。」
「ラボで育った大学生って、みんなあんな風になれるんですか!?(驚)」
「国際交流の積立て、そろそろやらなきゃ、と思いました。」
などなど、嬉しい感想がたくさんいただけました。
子ども達からは、もっと単純に
「たのしかった~♪」「リレーが面白かった。」と歓喜の声。
「おむすび上手に作れたよ!」「合宿で一緒だったお姉ちゃんにまた会えた!」と報告の嵐。
「またキャラバン隊のお兄ちゃん、お姉ちゃんに来て欲しい。次はいつ来るの?」
「おむすびころころすっとんとん・・・」と自然と鼻歌まで飛び出して、
笑顔、笑顔、笑顔で "See you!"と手を振る姿に、
あ~ 楽しかったんだな~ と実感できました。
キャラバン隊の写真や報告は、会員用ページに後日(ゆっくり)UPしますね。
(今は小学生ひろばの準備があるので・・・少々お待ちを。)
一日、一日、過ぎ去って行くけれど、全部参加している息子には 刺激がたくさん!
君はお得だねぇ・・・、幸せな子だねぇ・・・ と思います。
そんな息子が、我々テューターの打ち合わせの内容を耳に入れないようにと自分で工夫して
音楽を聞いて待っているあたり、「お、なかなか通ですね。」と思います。(笑)
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夏休み明けの通常ラボ開始しました。
9月からプレイルームに一名加わり、ちょっと元気にスタートできて嬉しい限りです。
絵本を読むのが好きな子は、みんなの前で読むことを、
絵をかくのが好きな子は、好きなだけ自由に描くことを。
歌うのが好きな子は、大きな声でおもいっきり歌うことを。
おしゃべりが好きな子は、みんなの前で元気におはなしすることを。
文字を書くのが好きな子は、たくさんの想いを文字に託すことを・・・
得意なことをもっと得意になるように、伸ばしていってあげたいなと思っています。
全部をバランスよく、なんて都合の良いことを考えていると
結局は得意なことを押さえつけることにもなりかねません。
得意なことをたくさん増やして、自信をつけていけば、
他もそれにぴっぱられるように伸びてくるそうですよ。
どうせ裏表である長所と短所なのだから、
短所をけなして育てるのではなく、長所をのばして育てていけば、
親も楽しく笑顔でいられますよね。
幸せのポリアンナばりに幸せ探しが上手くなった私ですが、
嬉しいことはたくさん!
・合宿に行った子が「もう一泊したかった。」と言ってくれたこと。
・キャンプに行った子が「ぼくが泣いたのは、キャンプファイヤーと別れの集いだけ」と言ったこと。
・夏休みの「おはなしにっき」にチャレンジで30ページ描ききったこと。(しかもお話が様々で面白い!)
・思っていた以上にたくさんの子が「ナーサリーライム第2集を覚えよう」にチャレンジしてくれたこと。
・ほとんどの子がカレンダーの絵を描いてくれたこと。
・自分から英語を書きたい、ABCを覚えたいと言ってくれたこと。
・キャンプの思い出にと作ったキャンプアルバム(ファイル)が、とっても素敵だったこと。
・夏活動報告の時に、ちゃんと自分のことばでキャンプ報告できたこと。
・夏休み明けに、夏の旅行の話など自分の楽しかったことを、短くまとめて発表できたこと。
(和歌山のパンダの赤ちゃんを見た話や、北海道で野生のクマを見た話、
それから滝で汲んで来た水を見せてくれたり、とにかく面白い!)
・いつもボイコット状態で寝転んでHelloを歌わなかった子が、手をつないでしっかり歌っていたこと。
ラボだけでもこ~~~んなにたくさんの嬉しいことがあるなんて、本当に有り難い。
じゃ、嫌なこと、辛い事は? と聞きますか?
うーん
たくさん考えましたが、パっと浮かぶのは・・・
Mediumというアメリカのドラマ(ミディアム 霊能者アリソン・デュボア最終章)の
wowowでの放送が終わってしまったこと。
ネタバレになってしまうけれど、アリソンの夫(私の愛する)ジョーが・・・涙涙涙になってしまって・・・
ガーン ガーン ガーン ショックです。
それならば!と古いシーズン3やシーズン4の放送を楽しみに見ていたFOXbs238が
有料チャンネルになること。(涙→怒)
全部、ドラマのことですね。
小説でもテレビドラマでも、なんでもそうですが、シリーズものが終わるのは悲しい~
ま、そんなことはおいといて、
子ども達の成長に抜かれてばかりいないで、頑張って抜き返してやる!という意気込みで
下半期、再始動したいと思っています。
来週末は、待ちに待ったキャラバン隊が訪問してくれます。
また新たな出会いがあるかな?どんなラボっ子大学生が来てくれるのでしょうね。
楽しみですね!
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ラボでは、国際交流に行った子が模造紙に写真を貼って記録を残しますが、
テューターになったばかりの頃、あの模造紙を見て、
なんて素晴らしいことをしているんだ!と感心したものでした。
模造紙に大きく書く、一枚という制限のある紙の中に、自分の伝えたい部分をまとめる
というだけでもとても難しいことだと思うのです。
一ヶ月行って来たのですから、そんなたくさんの思い出の中、たくさんの写真の中から
どれを使おうかと考えて絞り込むだけで、随分時間がかかるだろうと思った私でした。
学校などでも校内新聞や、自由研究などで模造紙に書かせる活動も多少はあるでしょうけれど、
それがグループで行なうものだと、大抵字がきれいな子や、意見の強い子が主導権をにぎってしまい
面倒くさがる子が模造紙に向き合う機会は、意外と少ないものです。
ラボでは、本人が一枚の模造紙に向き合っているので、
字のうまいへた・まとめかたのうまいへたは別として、
必ず自分のことばで自分の体験をまとめて人に伝えるという作業をしているわけですよね。
ちょっと話は飛びますが、シニアメイトに登録した子が、キャンプの際にプログラムを
模造紙に書いたりするのも同じで、
頭に入っているつもりのことでも、人に伝えるために視覚的に表現するというのは
実はかなり難しいことだと思うのです。
そんなことに感激していた私は、自分も真似て、初めて参加したファミリーキャンプのことを
模造紙にまとめてみました。
当時はまだ息子は2歳。息子のためではなく、自分のためにやってみました。
こういう作業は比較的得意と思っていましたが、やはり楽しかったことが多過ぎて、
1枚にまとめるというのは非常に難しかったのを覚えています。
さて、そんな訳で、以来 息子が大きくなるにつれ、
私が手伝いながらも、キャンプの感想をファイル1冊に残すようにしました。
(模造紙は保管するのが大変だったので、スクラッピングという方法にしました。)
最初はほとんど私がやっていましたが、幼稚園の頃には、写真を選んでもらったり、
感想を言ってもらって私が代筆したりと、一緒に楽しんでファイル作りをしたものです。
昨年は引率したラボっ子にも、「写真を貼るだけでもいいよ。」
「思い出したことがあったら、写真みながら家族の人に伝えてね。」(そして家族が代筆しても良い)
と伝えて、ファイル作りをしてもらいました。
でも、やはり親子で宿題という感じになってしまっては、
なんだか「嫌なこと」になってしまって、本末転倒なので・・・
今年は更に楽しいイベントになればと思い、ファイル作りの時間を取りました。
みんなで集まって、お互いの写真をみたり、見せたりしながらなので、
作業が進まないかな?と思っていましたが、ひとしきりしゃべってシェアした後には
みな集中して写真を貼付けたり、コメントを書いたりしていました。
このシェアするということもとても良いですよね。
「合宿、面白かったよ~」「へぇ、何やったの?」
「キャンプではさ、こんなの買えるんだよ。」「いいな~」
などなど、写真を覗き込みながら、とっても楽しそうでした。
驚いたのは、1年生もファイル作りを全部自分ひとりでやっていたこと。
写真を切って貼付けてみたり、吹き出しをつけて面白いコメントを書いてみたり、
手伝いながらやろうと思っていた私の方がびっくりしてしまいました。
もちろんその日だけでは完成しないけれど、
できるところまで自分ひとりでやったということに意味がある!
私はたくさん褒めてあげたいなぁと思ったのでした。
自宅では、こうはいかないと思うのです。
やはり縦長異年齢の子が集まって、他の子がやっているから、見よう見まねで
できてしまう。
そんな雰囲気に身を置くのはとても大事だと思います。
初めての場所、初めて会う人の中で、自然体で過ごせるはずもなく、
緊張と不安で辛いこともあったでしょう。
逆に楽しいこともたくさん、たくさんあったことでしょう。
それを振返ることで、自分でも発見できる自分の成長やがんばりがあると思います。
またファイルを見直した1年後、2年後には、また少し客観視できて
別の感想や思い出が出てくると思います。
(ファイルがなければ、そういう機会もないままですから。)
もう8冊目で慣れた息子は、あっと言う間に全部作り終えて、
その日のうちに感想文と表紙には幾何学的な?(変な)絵を書いて満足げでした。
これまで何日もかかって仕上げていたファイルアルバムですが、
こんなに早く、しかも感想もささっと書ける様子を見ていて、
まとめる力がついたというだけでなく、
充実したキャンプ体験だったんだなぁと、嬉しく思いました。
私自身、わかったつもりの息子のことですが、5年経って、今頃
「うちの子、シャイなんだ」と気づく・・・という体験をしました。
パーティや普段の家庭での様子では全然分からない心の中のこと。
子どもに寄り添うというのは、こんなに時間のかかることなんだ、
我が子でもそうなのだから、ラボっ子なら更にそうだろうと、とてもとても勉強になりました。
キャンプ中に、よそのラボっ子を見ていて、ふと・・・自分のパーティの子と重なり
「そうだったのか・・・あの子は、あの時、こんな気持ちだったのでは!?」と
気づいたりします。
何度も何度も何度もキャンプに行くから、見えてくること
なのだろうと思います。
「一回行ったから、もうどんなところかわかった。」とか
「もう知ってる。」とか
そんなことは絶対あり得ない。
何度行っても新しい気づきがあり、新しい物語と新しい言語との出会いがある
そんなことを
ファイル作りをしている子ども達の背中を見ながら、感じました。
ちなみに私はと言えば、ぼけっと子ども達を見守っているのもなんなので、
息子がキャンプのファイルを作っていたので、私は地区合宿のファイルを作りました。
雑だなぁ、センスがないなぁ・・・と自分のファイルを見て落ち込んでいたら
息子に「ママは上手だね。さすがだね。」と褒めてもらって、
少し心が軽くなりました。(単純)
大人も時には褒めてもらうと、嬉しいものですね。(笑)
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ラボ・ウィンターキャンプのテーマが、「国生み」になった時以来、
さすがだなぁ古事記編纂1300年記念に合わせて、このタイミングでキャンプテーマにするなんて!
と感動していた私です。
いつかは行ってみたいと思っていた出雲大社。
テューターの方々に聞くと、何人もの方が行かれた事があって、
日本最大の大しめ縄には感動するよと教えて下さるので、
ぜひ夏休みには行きたいものだと思っていました。
お寺や神社やお城など、子どもでは嫌がる子もいますが、
うちの息子はどこでも「ぼく、行く」というタイプなので、助かります。
そしてライブラリーの国生みなんて聞いたことがないといううちの夫も、
「パワースポット行かない?」と言うと、すぐ口車に乗るので、助かります。
そんな訳で念願叶って、夏休みの家族旅行先は出雲、”国生みツアー”になったのでした。
「平成の大遷宮」に合わせて7月9日に大しめ縄が付け替えられたと聞いていたので、
しめ縄が新しいのは知っていましたが、建物自体もとても綺麗で近代的に見えたので驚いてしまいました。
夫と子どもを連れているので、それほどマニアックな国生みツアーはできませんでしたが、
それでも出雲の地でこそ感じる、神様への地元愛はとても新鮮でした。
本来はインドの神様である大黒天(ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ)と、
大国主(=だいこく)が、民衆信仰の中で自然と繋がっていき、
今でもだいこくさんと愛されているのが、とても日本らしくて温かい気持ちになりました。
文献で学ぶ古事記などより、イキイキとしていて、人間の(自己中心的な)生命力を感じます。
大黒と恵比寿が一体で信仰されているのも面白いし、
五穀豊穣だったり子宝の神だったり、台所の神だったり、縁結びの神だったり・・・
自分の都合の良い(そうあって欲しい)形に引き寄せて解釈し、自然と変化しながら、
馴染み深い形で慈しみながら信仰していくのが素敵だなぁと思いました。
大黒様が担いでいる袋が、因幡の白ウサギを助けた時に八十神たちに持たされていた袋だったとか、
玉を持っているのは、助けた兎にもらったものだとか、
お土産物の付属説明書に書いてある内容が、資料などと違って、よりリアルに感じます。
地元の方が言うのだから間違いない!(おばあちゃんが言うんだから間違いない)
・・・そんな感じです。
何の因果か、小学生ひろばのテーマはオオクニヌシです。
大黒様の写真をたくさん撮って来ました。
オオクニヌシの服装や髪型や勾玉の飾りもしっかり見て来ました。
キリリとした眉の立派な人相で作られている大国主像から、
なぜか大黒天の像になると、やたら気のいいおじいちゃんみたいな笑顔で
(大黒天の笑顔の表情にも意味があるようですが)作られているのも興味深く見て来ました。
その間の年齢の顔を見てみたいところですね。笑
大国主が最初から優しくて素直な性質なところをしっかり見て、
ラボ・ライブラリーのタイトルに、the Gentle King とついているのも、
改めて、あーそういう意味だったのか。良く表しているなぁと感動したのでした。
King という英語にも。
話は変わりますが、私の島根に行きたい気持ちを盛り上げて下さったのが
「古事記編纂1300年 繋がる命・国生みプロジェクト」
フェイスブックでその活動を見ては、私も行きたいなぁと思っていました。
帰宅後、再びフェイスブックで
「出雲神話語り部の会の会長さんのご案内を頂き、
イザナキが黄泉の国から逃げ帰った時に通ったとされる『黄泉比良坂』を
実際に歩きました。」という記事を読み、
あ~~~行きたかったなぁ~~と、腰が砕けました。
とても残念に思いましたが、それでも、出雲の地を踏めて良かった!!!
特に意識したわけではなかったですが、
石見銀山と帰りにふと立ち寄った姫路城、ダブルで世界遺産巡り。
これもとても良い思い出になりました。
日々流される様に、過ぎていくので、忘れないうちに記録。
明日からは地区合宿の準備です。
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昨年も子ども達が集まって描けるようにと時間を取りましたが、
昨年はテューター宅だった事もあって、「あれ今日はラボやらないの?」とばかりに、
なかなか絵に集中できなかった子ども達。
それに、何を描くか題材を事前に決めて来なかった子がほとんどでしたので、
「これを描きたい」という想いのないまま描くと、なかなか筆も進まないものだと
体験できたのではないかと思います。
(何人かは好きなライブラリーがあって、もちろんさらさら描いていましたけどね。)
一転して、今年は驚く程集中して、NRの撮影の後、約1時間で書き上げました!
5時まで会場を抑えていましたが、お片づけや掃除の時間を抜くと2時間位しか時間がないので、
自宅へ持ち帰って続きを描く事になるかな~と心配していましたが、
全員書き終わり、片付け終わったのが4時でした。
これを描くぞ!と決めて来ている子、
逆に描きたいものが色々あって選べなかったけれども、自分のイメージが頭にある子、
描きながら、「これってどんな場所かな・・・」と気づく子。みんなそれぞれです。
大きな紙に自分のイメージを形にすると、たくさんの事に気づきます。
ただぼーっとCDを聞いていると、わかった気になっていることも、
ふと立ち止まって気づく事もあって、面白いです。大人もぜひ描いてみるといいかも。
今日、たまたま見ていたTVで、「絵が上手な人と下手な人は何が違うのか?」
というような事をちょうどやっていたので、それも興味深く見ました。
つまり・・・絵が下手な人は「細部を見ていない・覚えていない」ということ。
なんだか、同じことですよね。
ライブラリーを聞きながら、いつも描く子は、細部まで細かくイメージができている。
今日、息子もオデュッセウスの一場面を自分のイメージで描いていて、
「あれ?船に乗って帰るギリシャ人は何人だっけ?」と質問してくるので、
私が「え?(そんな事をテューターに聞くの?)」と顔を見ると、
「ハイハイ。聞いてみますよ。」と再びCDをかけて、聞き込んでいました。
その後、自分の絵の人数が違う事に気づき、それでも色付きで描いてしまった絵は直せないので、
どうしよう~と困っていましたが、
私が以前描いた絵を見せて、
「これは絵本を見る前に、CDだけを聞いて描いたこつばめチュチュ。
(ヒヨコみたいに全身黄色)
でも、その後本物のツバメを見て、絵本も見て、それから描いたのがこれ。」
と言うと、私の伝えたい事を汲んでくれたのか、
「じゃ、また明日、もう一回描いてみる。」と笑顔になりました。
子ども達の絵を見て、「これは間違い。時代背景が違います。」なんてジャッジする為に
描かせているわけではないので、
ぜひお母さん、お父さんも、頭ごなしに「これは変でしょう!」などと注意するよりも
「これってどこの国のお話なんだろう?」「どんな服着てるのかな?」と不思議がったり
時には調べたりすると、大人も楽しいかもしれません。
この番組で、絵が不得意な人ほど太陽やお花や雲などを、
幼児の絵のように単純な形で描くのは左脳が働いているから、というのも面白かったー。
シンボル化したものを無意識に描いているんですって。(それが左脳の働き)
小学校の高学年になる辺りから、目に見えたものを写実的に描く事ができるようになった人は
絵がうまくなり、それができないままの人が絵が苦手となるそうです。
写実的に描く時には活発に右脳が働いていて、
(そのTVに出ていた)美大生の方々は、想像で描く時にも(自分のイメージを具現化)
右脳が活発に働いていました!
つまり左脳しか使ってない人は、「雲はこういうもの」とデータで覚えているだけということなんでしょう。
右脳も左脳もバランス良く!と思うなら、詰め込み式の勉強ばかりで、目に見える点数で安心するのではなく、
目に見えない部分も大切に大切に・・・してあげたいものですね。
なんで絵なんか描かせなきゃいけないのよ!めんどくさいわね、と思っている方には、
なかなか理解できないことなのかな?
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シニアを招いて、野外で活動できればと思っていたSSEでしたが、
シニアメイトとの交流が叶わなかったので、
まずはテーマから見直す事に。
もちろん、縦長異年齢の交流を通して、
パーティを超えて仲良くなってもらうという部分は変わらないものの、
参加者の年代や、キャンプ経験の有無なども考えて、
今年は「黒姫ロッジ体験」というテーマにしました。
たった半日だけれども、ロッジでのひとつの家族という気持ちを大切に
活動しましょうという事で、打ち合わせ終了。
小学生年代の実行委員会などの時間を取っていないので、
今年は久々にテューターがシニアメイト役。
久々に声も枯れちゃうかな…なんて思いながらのSSEでしたが、
いざ始まってみると、一言も言ってないのに、
小学生は受付や掲示物の手伝いも進んでやり、
中学生はまるでシニアメイトのように低学年の子をうまく相手しながら
活動に巻き込んでくれたり、
小さい子が怪我をしないようにさりげなく見守ってくれたりと
とてもテューターシニアメイト二人が活動しやすいように
サポートしてくれていたのでした。
ロッジ体験というテーマ通り、一緒にテーマ活動を通し、
共通ソングバードを楽しみ、一緒にキノコスープを食べ、
ひとつのロッジになったのではないかと思います。
あとは、せっかくなので、ロッジの名前つければ良かったかな?
参加された方からは感想のメールをいただき、嬉しい限りです。
プレイルーム、キディ年代の皆さんは、ぜひ黒姫の大自然の中で、
本物のシニアメイトと充実したキャンプ体験ができる日を楽しみにしていて下さいね。
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FacebookにはLabo Landに入村するラボ・サマーキャンプ黒姫1班の様子がUPされており、
いよいよ夏だなぁ~という気持ちになりました。
さてMy Partyはというと、5班参加と地区合宿参加に向けてのお泊まり準備会として
テューターのうちに一泊しました。
準備会のための準備は息子が驚く程たくさん手伝ってくれましたし、
当日も子ども達がてきぱきと動いてくれていました。
1年生には5年生がついて色々教えてくれるので、テューターは特に気を遣う事もなく、
なんと8時にはベットルームでPCに向かっていたのでした!
9時半には消灯ねと事前に声をかけていたので、
9時半になると私が「もう寝る時間だよ」と言いに行く前に、
「おやすみなさい」と声をかけに来てくれました。
朝は(想像通り・・・)5時半には全員起きていて、布団をあげて、
バザー品作りの続きをしていましたし、分かる範囲で判断して自主的に進めて行く力がついていたので、
テューターとしても嬉しかったです。
「これどうすればいいの?」「あれはどうすればいいの?」と不安で神経質になって、
やたらテューターに聞いていた子ども達が、親元離れてキャンプに参加する事で、
全体の流れもわかり、自分が今何をすればいいのかを考える力がつくのだなぁと、
改めて「30名の知らない人と、一緒に過ごす3泊4日」の体験の大きさを実感しました。
テューターからは「何でも一人だけでやろうとせず、協力すること。」と伝えてきましたが、
今年はそれすら言う場面が無かったです。
パーティの気心しれた仲間にはできても、初対面の人にはなかなか声をかけずらいと思うので、
今年のキャンプで、また一皮剥けて来て欲しいなぁと、小さな彼らの背中を眺めながら思ったのでした。
パーティの皆さん、準備会の様子は、会員専用ページのスケジュールより、ブログをご覧下さいね。
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