幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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今週の「なよたけのかぐやひめ」  10月17日 ()
 良質のもの、本物、大人が真剣に創ったもの。そう、ラボ・ライブラリーはどんなに
時代が変わっても、そして子どもが変化しようとも揺らぐことなく
ラボっ子達の心に浸透し、こころ揺さぶられ、感じさせてくれる。
「なよたけのかぐやひめ」は何度聴いてもその都度、ことばから新たな発見があり、
自分の感覚を研ぎすませ、感じる能力を上げてくれる気がします。
それもそのはず、「竹取物語」は物語はじまりの祖と言われ、1000年以上も前から
語り継がれてきた古典ですから、日本人の胸を打たないはずがありません。

12月の発表は4話に決定しました。
9月からどのグループも①から④話まで動いて
話し合って、やっと決めました!
よくよく話し合った上での④話決定だったと思います。
動いてみなきゃわからないということで
動くだけの週もありましたがそれが良かったと思います。

今回はパーティ全員での取り組みです。
素敵な取り組み事例を紹介します!
足立家ではHちゃんがノートにオリジナル聴き込み表を作り
聴いたら◯印をつけることにしました。
発表まで300回聴くには一日5回聴くことが目標です。
聴き込みを開始して何が起きたか!
弟のKくんに変化がありました。
10/10の記録より・・・(Kくん語録)
kくん:月の中が(天の使者達の)家なんだよ!
   地球より月のほうがデカイ!!って感じる!
   地上の人には見えない(月までの)線路がある
どうやらkくんの中に「月の都」のイメージがふつふつと湧いてきたようでした。
パーティが終わると待ちきれずにラボノートを開きました。
浮かんだイメージを描かずにはいられない様子です。
次の週に見せてくれたノートには
月の都のイメージが2ページに描かれていました。
(ノートが手元になくて残念!)
10/16の記録より
Kくん:かぐやひめはどうやって月に帰るの?
    月では年を取らないってどうゆうこと?

小学2年生のK くんが月に生きる使者やかぐやひめのことを想い
イメージする時間が、ラボの宝の時間です。
日々、古典に触れているなんて素敵な日常ですね。

他にも小学生の発言には核心に迫るものが多く、
子どもってなんて素晴らしいのだろうと毎回感動のパーティを
共有させてもらっています。

ラボっ子発言集(幼児)
T:ふみをかわしうたをよみかわしてってなんだろう?
ラボっ子:お手紙を書いているんだよ!
T:何を書いていたのかな~
Aちゃん:みかど、お元気ですか?わたしは元気です!
Kちゃん:本当は月の都の人ですの。月がきれいですよ。私は月の都のひとです!
Dくん:どうして月に帰らないの?
Kくん:みんなで遊びたいです!

ラボっ子発言集(小学生)
・4話はすごくさみしい
・天人は無敵!!
・天人って男の人!!
・天人の服は白と金
・帝とかぐやひめはいつの間にか手紙を交わすようになったね
・うばの気持ち、わかる!!(すごい!)
・飛ぶ車ってなにでできてるの?
・雲に乗ってやってきたんだ!!
・天の羽衣を着ないと飛ぶ車には乗れないんだよ!
・かぐやひめが月に帰ったことは誰が知っているのか?
・世の中が心細いって何?
・かぐやひめは帝が好きなの?
・月の光か、天人自身が光っているのか?
・使者ってどれくらい光ってるの?
・老いも病もないってどういうこと?
・なんで最後に「お父様、お母様って呼んだの?
・畳と障子 かぐやひめは奥の部屋にいるんじゃない?

ラボっ子発言集(中高大生)
・鐘の音が表していること
・兵士が弓を射ることも出来ないほどの天人の美しさと迫力
・別れのシーン、しっとりした雰囲気の中でも血の涙を流す・・
・天上界の人が来た時の緊張感 上品さ 空気に呑まれる姿を表現したい
・天人の威厳さに対して、兵士らの萎えたここち
・かぐやひめの最後のうたは地上に何かを残しておきたかったのでは
・「お父様、お母様」はかぐやひめの溢れ出たことば。つい出てしまったことば
 実の両親を上回る押さえきれない気持ち
・日本の文化 直線的である 畳、障子、着物(反物を直線で切って縫い合わせる)
 直線的な表現がしたい
 (国生みにも縦と横ということばがある)
・帝に翁が訴える場面、帝のどしんと構える態度(宮中の品格)
 とうろたえる翁の対称的な表現がしたい
・兵士の堅さと翁のうろたえ
・鐘の音  悲しさを突き放すイメージ
・「髪の毛引っ掴んで」「長い爪で眼をかきむしって」などそれまでの
 おだやかさとは違う雰囲気。急に変化する二人の気持ちの現れが伝わってくる
・かぐやひめは天の羽衣を着たとたんに飲み込まれていく
・日本の建物、着物、ことば について
・使者たちが降りてくる時の月明かりは、かぐやひめが竹から生まれてきた時の
 光と同じくらい
・直線的な障子の表現は、かぐやひめの決意の現れでもある
  
幼児~大学生の気持ちを徐々に合わせていくには
どれだけこころを寄せて聴いて感じる事が出来たか
幼児にだって同じように感じることは出来る
幼児の時代からこのような物語に触れて感じる経験を大切にしたい。

Kちゃんのように
「わたくしは月の都のひとですの」
この一節がこころに響く。
そんな体験を大切にしたい。

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