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ジャクソン・ポロック展にいってきました(完全に趣味の話です) 04月10日 (火)
今回は、完全に趣味の話。

4月8日(日)に、念願だっだジャクソン・ポロック展に行ってきました。

ポロックチケット

ポロック? 誰それ? という人もたくさんだと思いますが、絵を見たら「あー、この人」と思うでしょう。
特徴は、塗料を画面に流し込んで描く、ポーリング(筆などから絵の具をキャンバスにたらす)と、画面のモチーフを均質な繰り返しで埋め尽くす、オールオーヴァー。

モダンアートってよくわからないんですが、ポロックの作品にはとてつもないエネルギーがあふれているように思います。

というか、「モダンアートってよくわからない」っていう感覚も、おかしな感覚です。
どうもわれわれは、答え探しや意味を求めることになれすぎていて、絵画を見ても、「この絵は何を意味しているのか……」なんて考えてしまう。
でも大切なことはそんなことじゃなく、心にどう触れてくるか、自分がこの絵とどういうコミュニケーションが取れるのか、ってことを感じることなんでしょうね。
そういう意味では、前景も背景もふっとばし、滴り落ちる絵の具の連続であるポロックの絵は、絵画というものとプリミティヴな向き合い方を感じるにはとてもいい作品なのかもしれません。

そういえば、昔、ピカソのこんな逸話がありましたね。
画面に青の色が鮮明な絵を見て、「なぜ、ここにこんなに大胆に青を塗ったのですか?」と問われ、ピカソはこう答えたそうです。
「本当は赤色を塗りたかったが、赤の絵の具をきらせていたので、手近にあった青で塗ったんだ」

そういうエネルギーの発露こそ、絵画芸術の放つ魅力なのかもしれません。
きっと、ピカソが赤を塗ろうとして、赤のインクを買ってきたときには、もうすでにそこに赤色を塗るエネルギーはなくなっていることでしょう。そして他の場所に、黄色でも塗ったかもしれません。

いずれにせよ、ポロックの作品はエネルギーがすごいです。
そして、本人アルコール中毒で苦しんでいたこともあるのか、とても「不安な人」だったんだろうな~と、その絵から感じます。
やっぱり、心に不安を抱えている人こそ、表現方法に芸術的手段を求めるのかも知れません。
晩年のブラックポーリングの時代に至っては、もはや不安はおどろおどろしいまでに膨らんでいます。
《ナンバー11, 1951》なんて、まがまがしいですよ、これ。

ご興味があれば、ぜひ、見に行ってみては?
5月6日まで、東京国立近代美術館で展示されてます。
コレだけのポロック作品が集合するのは、めったにないことです!!

ポロック画集

画集を買ったので、ペラペラとみて、思い出して楽しんでいます。

以上、完全に趣味の話だけ書き倒してみました。

そうそう、映画もありますね。『ポロック 二人だけのアトリエ』
これもおすすめです。私の大好きな、EDハリスが主演・監督です。

……最後まで、趣味……
>>感想を掲示板へ
Re:ジャクソン・ポロック展にいってきました(完全に趣味の話です)(04月10日) ・ >>返事を書く
ばーばーじゅこんさん (2012年04月11日 12時42分)

 はじめまして(?)。よろしくお願いします。

 ばんばんさんのご趣味とあったのかな?
 ポロックは 映画を見て興味のあった画家です。
時間があったら是非でかけたいとは思っていました。
ばんばんさんの掲示板を拝見したので、出かける時間は作ってでも、出
かけます。
 お知らせ有難うございました。
Re:ジャクソン・ポロック展にいってきました(完全に趣味の話です)(04月10日) >>返事を書く
ばんばんさん (2012年04月11日 18時49分)

ばーばーじゅんこ様
コメントありがとうございます。
ポロック展はなかなかすごかったです。
5時閉館で3時に入ったので、ゆ~っくりと絵を見た後に、また最初に戻
って、閉館間際で人がほとんどいなくなった中をもう一回見ました。
閉館間際は、完全に絵を独り占めできます。

作品としては、《ナンバー11, 1949》や《ナンバー7, 1950》、《インデ
ィアンレッドの地の壁画》が圧倒的な存在感ですが、私としては、《多
角形のある頭部》とか《ポーリングのある構成II》が、抜群にぐっとく
るものがありました。

あと、ポロックの記録映像も流れていて、映画のシーンを彷彿とさせま
す。
EDハリス、そうとう研究したんでしょうね。
記録映像と映画の映像がすっとリンクしてしまうあたり、やはりEDハ
リスはすごい俳優だと思います。

ぜひぜひ、足を運んでみてくださいませ。
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