帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」 [ テーマ ] |
08月31日 (日) |
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今日は夕方から、地区の国際交流報告会があります。
帰国報告会と言いつつ、受け入れの報告もあります。
だから、国際交流報告会ということで。
どんな報告が聞けるのか、とても楽しみにしています。
今朝は、みなさんのご意見をお伺いしたいことがありまして。。。
実は先日のある発言を聞いて、ん~、どういうことなのかなと考えていることがあります。
言語習得研究会の話題のところで、あるテューターの方が、「ラボの言語習得は、英語を話せることだと思っている人がいるけど違うのよね~。」
「ぎょぎょっ。」
これを他の人が聞いたら、にわかには理解できないのではないでしょうか。
ラボってなに?
ラボって、もちろん、子どもたちの成長に合わせて、日本語や英語だけでなく、他にも、スペイン語やフランス語、韓国語、中国語などに触れていきながら、多面的に言語に親しんでいきますよね。
で、日本語はもちろん、英語や他の言葉でも自己表現ができるようになってくれたらという思いで、さまざまな活動をしているはずです。
もちろん、当然の事ながら、日本語だけでなく英語(英語を話す人)を理解し、話せるようになると確信して活動しているわけですよね。
英語(日本語や他の言語も)が話せることはどういうことなのか。そこを深く追求していくのがラボで、いわゆるパターンプラクティスのような、上っ面なやりかたでは、言語習得が出来ないと思うから、テーマ活動や様々な交流活動があり、そこで疑似体験しながら、また人間的な成長を促しながら、言葉に肉迫していく。
言葉の持つ人間的、文化的な背景や生活習慣や歴史、地理的なことなど諸々の事にもしっかり目を向けながら、活動していく結果として、言葉が定着していくと考えているのですよね。
やはり、日本語だけでなく、英語でも自己表現できる子を育てたいと親もテューターもある年齢になれば子どもだって願っていて、楽しみながら活動しているのではないかな~。
でも、先ほどのような発言があると、「あれ~っ?」と思ってしまうのですが。
私はやはり、ある程度ラボで成長してきたら、しっかりと英語が話せる(英語で自己表現できる)子に成って欲しいと願っているのですが、みなさん、いかがですか?
異論、反論お待ちしています。
ぜひ、このテーマで日記を書いてみましょう。
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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Hiromi~さん (2003年08月31日 09時05分)
やっぱり「英語でしゃべらないと」という事になると思います。おかしいで
す。じゃ何をもって言語習得といえるのでしょうか????
帰国報告会の楽しかった!英語は困らなかった!事実そういう部分もありま
すが、やっぱりもっとcommunication が取れたら、トラブルも少なくなるし
、体験も豊富になりますよね!奇麗事で満足しすぎではないでしょうか??
もっとはっきり打ち出していかないと、ホントにラボはいいけど人には伝えら
れないで終わってしまいますよね!
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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とんかつ姫さん (2003年08月31日 13時22分)
きっちり見解を持っているわけじゃないのですが・・・。
うんともすんとも言わず通り過ぎるわけにも行かず・・・。
まず多言語のコンセプトは英語以外のことば(文化も含めて)に触れる
ことで、英語を身近に引き寄せられる、ということですよね?
だから多言語のライブラリーは西遊記など特別な意味をもって制作され
たもの以外は「多言語 - 英語」で組まれてますね?
実際にラボッ子がどう身につけているかというと、何と言ってもいきな
りバイリンガルで生まれたわけではないから、まずラボに出会う前の母
語/母国語の思考の上に英語環境が出来るわけで・・・。
要するに日本語で考えないことは、問題意識にしないことは、英語があ
っても対照のしようがないから、日本語でしっかり考え、感じる力、モ
ティベーションを上げましょうね、ってお母さんたちには話しているわ
けで。
あんなに豊かなことばの中(ライブラリー)にいながら、確かに在籍中
outputの場が少ないのは問題ですね? 自己表現する場というか。
行事を司会が英語でするとき英語の作り方を見ていると、学校英語と辞
書ですね? 一般に「英語やってる団体だ~」と感心されやすいです
が、司会の英語は決まり文句が多いから自己を表現するわけじゃないで
すものね?
スピーチになれば違ってくるのでは? 理屈ぬきでこのほうが自然な英
語に思えるというくらいなライブラリーからの英語がいつの間にか入っ
ている、身についているという経験は多いのではないでしょうか?
でもラボが初め「言語習得」という硬いことばでその部分に光を当てよ
うとした時、「あ~、私の感覚と違うな」と思ったので、深入りしない
できました。
たかがラボ、されどラボ、週1のかかわりで、テューターの個性もさま
ざまで、迷いながらも「私のパーティはここに光を当てられる」をもっ
ていれば、と思いますが、委員会での発言には「どうして?」の突っ込
みはなかったのですか?
こういうの結構苦手な分野で、母性のある職人でしかないので(汗)。
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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ミニばらさん (2003年08月31日 16時43分)
こんにちは ミニばらです。
夏休み中というのにパワフルな活動に目を見張っています。
今回のこのテーマ、まだまだもがいています。
皆さんの文を読んでもふんふん,くらいしか言えないのですが
そんな稚拙な意見でも恥ずかしくても声に出さなくてはいけないと思い
勇気を出しました。
ラボッ子として育ち,中学で英語で苦労しなかったので
(文法はやらず,スピーチやら会話やらが中心の授業でした)
自信はあるのですが
何がどの様にしてそうなったのかが具体的に語れず苦労しています。
outputの必要さ,具体例を研修して頂いた事、
my partyにどの様に反映させていくか思案中です。
英語以前に日本語で自分の考えが言えないこどもたちに
少しずつでも簡単な事から語る機会を!と思って心掛けていますが
「いつ英語がしゃべれる様になりますか」だの
「もっと字を書いたりもやってください」だの言われてしまっています。
自分の至らなさ(そんなことを言わせてしまうこと)に落ち込みます…
すみません。こんな内容で…
それでは又。
夏のお疲れが出ません様に!
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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keikoさん (2003年09月01日 07時28分)
テーマ活動も試行錯誤を重ねてきたように、言語習得の意味理解もいろいろあ
るのかなと思っています。確かに母語理解が出来ていない状態での他の言語習
得は困難だと思いますが、ほとんどの方が、英語の言語習得がラボに入会する
第一の理由ではないでしょうか。入ってみたら、いろんなことが体験でき、既
成の英語塾ではない人間形成にまで関わってくる活動だと気づいてくださるか
たが多いのだと思います。
ラボという1つの言葉からイメージできるものは人によってさまざまですが、
少なくとも何年のラボに関わったことがある人は豊かなイメージが湧いてくる
と思います。英語を単語だけ、字だけで覚えるのではなく、イメージをともな
った豊かな言葉として母語のように習得していく活動に携わっていると思って
いますので、英語の言語習得なしには考えられません。
言葉足らずですので、もう少し考えてみようと思います。
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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プリティ。^^。さん (2003年09月01日 12時20分)
HIromiさんに賛成です。^^。
> やっぱり「英語でしゃべらないと」という事になると思います。お
かしいで
す。じゃ何をもって言語習得といえるのでしょうか????
帰国報告会の楽しかった!英語は困らなかった!事実そういう部分も
ありま
すが、やっぱりもっとcommunication が取れたら、トラブルも少なくな
るし
、体験も豊富になりますよね!奇麗事で満足しすぎではないでしょう
か??
もっとはっきり打ち出していかないと、ホントにラボはいいけど人には
伝えら
れないで終わってしまいますよね!
・・・・・・・・・・・・・
ラボを素晴らしいと思っているのは、親御さんには、こうなるという
お手本を見せる事ができ、子ども達には、ああなりたい、と思う目標が
大学生・高校生の中にあることだと思います。『内容のある話』が英語
で話せる、って事です。本にも、人にも出合わせて言葉を育てたい。
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Re:帰国報告会/ ラボにおける「言語習得」(08月31日)
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ちびままさん (2003年09月01日 21時21分)
よくシニアや元ラボっ子の人が「ラボは英語じゃない。」と
言い切るのを聞くことがあるんですが、そう言わせては
いけないかな、と感じています。実際その人たちだって
言語習得(段階はともかくとして)しているはず。
でもその自覚がないのはどうなんでしょうか。変な例ですが
看板に偽りなし=ラーメン屋はラーメンを食べに行くところですよね。
ラーメンを食べようと思ってきた人に「うちはラーメンは食べられませ
ん。でももっと美味しいものありますよ。」って訳にはいかない。
更にお客が「ラーメンはやってなかったけど、違うものを食べた」とい
って帰ったら・・・本当はちゃんとラーメン食べたのに。
そんなナンセンスなことは普通ないですよね。ラボも英語という看板を
出していたらしっかり向きあって、来た人が「本物の美味しいラーメ
ン」の味を覚えたと自覚して帰ってもらわないと、そんな風に考えま
す。
私が少しばかり見えているのは姫さま、Hiromi~さん、keikoさんがおっ
しゃっていることがぼんやりとです。あと、何年か前にサンサンさんが
「例えばノート活動をしたとして10人中数人がやればいい、他の子はテ
ーマ活動とか表現、リーダーシップを取ることなど何か自分に向いたや
りかたで習得していってる。」といった話をして下さいました。(言葉
が違ったらごめんなさい)私もそのこそのこに合った入り口を見つける
手伝いを心がけています。
数日考えたわりにたいした意見も持っていない自分が恥ずかしいです。
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