2021/02/11のかせだま日記 百人一首それから |
02月11日 (木) |
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心にも あらで憂(う)き世に 長らへば
恋しかるべき 夜半(よわ)のつきかな
三条院
百人一首で 上の句と下の句がどうにも
意味がむずかしくて 何日も考え込んでいました。
かせだまのはじめの解釈:
もし長生きしちゃったら この月の美しさをおもい出すかなあ
と解釈してみたけど、未来にいって過去を仮定するって
なんという技ありの和歌なのだろうって。
その後、この月が師走の10日すぎであるらしいという説を知る。
冬のお月様は、冴えざえとしていただろうな。
・ 憂き世で 長生きしてみて
だから
こんなに寒々しい冬の冷たい空気を通して(見える)お月さまに
共感してしまうのだろうか。
こんなに上の句と下の句でイメージができない和歌って
想像の余地がとてもあるということ。
意味を自分なりに察することができなくて
感じて調べて感じて調べてを繰り返して、
でも 愛着のある和歌となりました。
まだ覚えられない(笑)残り10首を 味わいながら覚えたいと思います。
「かせだま日記」49万アクセスを達成、御礼もうしあげます。
いつもありがとうございます。
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