2021/04/01かせだま日記「伊勢物語」ねもせでおきもせで |
04月01日 (木) |
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「伊勢物語」の話、また書いていいかな?
千年の眠りを醒ます「伊勢物語」服部真澄さんの本 講談社
また平安時代の話で恐縮です。
ネタバレ注意
古典の訳って気の遠くなる作業だけど、ミステリーを解いていく感じににてるのかな~~。
ゼロから訳したもの:まちがいもあるが、のちに訳したり、書いたりするのに土台となって役立つ。。。
ただ、二度三度おなじように解釈されつづけると、
定説となり、ふみかためられ、あらたな解釈をやめてしまう場合が多いのだろうな~と思った。
住居あとなど 発掘され 技術の進歩で解釈の手がかりとなったり。
西の京の女の特定推理には び~~くり。
当時の時代考証っていうんですか
当時の状況、約束事がわかってないと
正しく奥深くたのしめないこともある。
かきつばたの花ひとつとっても、
え~女の人とか都にのこしてきた人たちのことまでイメージがふくらむなんて
と、解釈がふかくなっていく。
「伊勢物語」についての解釈本他に3さつほどしか読んでないので
というか途中で「源氏物語」に寄り道していたもので
在原業平という人プレイボーイといわれているけど
そんな感じないなあ。
ただ すごいイケメンだったようですね。
想像だけど シンメトリーなだけでない何かの
魅力があったのかもしれない。
しかし鷹狩りがなにかも いまひとつわからなかったもので
私など、「伊勢物語」でのっけから 鷹?え鷹?みたいになってしまって
鷹を狩るんでなくて 鷹で狩る…。。。
でも服部真澄さんのおかげで かなり楽しく読めます。
1000年も前の歌物語集を アンテナはって しらべて
インスピレーションでつなげて 好きだからできることだろうなあ。
その好きがつたわってくる今日のありがたさ。
威勢よく 寝もせで 読みし物語
起きもせで 花はひらきゆくかな かせだま
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