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小沢健二さんという方の、「英語のテスト」というモノローグに、Facebookで出会った。
NHK総合テレビSONGSという番組で披露されたらしい。
これ読んでて、最初の子どもの子育ての頃のことを思い出した。その頃、小学二年生を担任していた私は、
「ああ、こうやって、一人ひとりが誕生して、みんなに祝福され、ひとつひとつ出来ることが増え、小学校に入学するんだな…」
と、しみじみ思った。
ゼロからのスタート。毎日が新しくて、まわりが面白くて、やってみたいことがたくさん!失敗も楽し。
英語も同じ。間違える力、大事!
昔、出会った
「傷つく権利」
という言葉も、思い出した。親は子どもが傷つかないように先回りして、失敗のない人生を願ってしまうが、色んな体験から自分で学びとることは、生きる力になる。
色んなことを考えた朝のひと時。モノローグの後半を、忘備録として、載せさせていただきます。
『英語のテスト』
ーーー前略ーーー
学校のテストは、
間違えるたびに、
百点満点から
減点されていく、
減点法。
テストで点を取るには、
間違えない力が必要。
ところが、
外国語を喋るには、
実は、
間違える力が必要なのだ。
外国語は、間違えながら
トライするもの。
そして、
意味が一つ通じるたびに、
1点1点、
加点法で心が通じていく。
ところが、
「英語の成績が良かったです」組は、
間違えてはだめ、
と思っているから、
正しい言い方を探しているうちに
話すタイミングを逃したり、
間違いが怖くて、
人に話しかけられなかったりする。
彼らは、
間違える力を
失ってしまった。
学校のテストでついた、
間違えてはいけない
という恐怖。
その恐怖から
自由になりたい。
英語だけの話ではない。
この世は結構
減点法ではなくて、
加点法で動いている。
小さな子どものような
間違える力を、持ちたい。
と、僕自身についても、
いつも思う。
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