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おがちゃんの日記
おがちゃんの日記 [全382件] 1件~10件 表示 次の10件 >>
2020/07/29の日記「ピーターラビットのおはなし」1 07月29日 (水)
新刊「ピーターラビットのおはなし」に初めて取り組んだ。

7月19日(日)吉良パーティとの交流発表会で「きてれつ六勇士」を発表し、ずっとこれに取り組んできたからだ。みんなが協力してお話をよく表し、いい発表だった。中大生が小学生の力をさらに引き出してくれたのが伺われる。中大生には感謝。欲を言えば、もっとはじけて、型破りに遊んじゃってもよかったのでは?とも思う。なにしろ奇妙キテレツな仲間たちのお話なのだから。

昨日は「ピーターラビットのおはなし」の絵本を持ってきてもらって、最初に一人一人絵本をみながら、私が邦訳を読んだ。ビアトリクス・ポターのこの絵本は、絵が物語をそして登場人物の心情をよくもの語っている。まずしっかり絵を読んでほしいと思った。
p7 おかあさんが「おひゃくしょうのマクレガーさんとこのはたけにだけはいっちゃいけませんよ。」と言われているピーターの姿は、お母さんの方を向いていない。
私「ピーターはお母さんの言うことを聞いていないのかな?」
R君、Yちゃん「ピンと耳をそばだてているから聞いている」
私「それじゃ、お母さんの言うことをきかないで畑に行ってみたいと
  思っているのかな?みんなだったらどうする?」
男の子2人「行ってはいけないと言われても行く」
私   「男の子ってそういうもんだよね」
女の子3人「おかあさんの言う通り、森でくろいちごつんでる。怖いも
      ん」
Yちゃん 「私だったら、行ってみたい気持ちもある。その時によるか
     な?」

 
p8 マクレガー夫人がピーターのお父さんの肉入りパイを焼いた絵に子どもたちはぎょっとする。邦訳にはない絵だ。

p20 ピーターが夢中になってれたす、さやいんげん、はつかだいこんを食べている絵
私 「ピーターが食べているのはなあに?」
子供たち「はつかだいこん」
子供たちはこの絵で鳥の存在に気付く。「この鳥他のところにも出てくるよ。」
私 「なんて言っているのだろうね?そんなに食べたらお腹をこわ
しますよって言ってるのかな?」

p24、31 かたほうのくつは きゃべつばたけへおとしてしまい、
  かたほうはじゃがいもばたけでなくしてしまいました。
Yちゃん「ピーターがよっぽどあわててにげていたのがわかる」
私もこのp31の絵(邦訳にはない)が入っているおかげでピーターがあわててあちこちにくつをおとしていったのがわかると感じていました。またコマドリがそれを「あれあれ、こんなところに落としていってしまって」と思って眺めているのが感じられます。

p35 ピーターが大つぶのなみだをこぼしましたの絵
私 「おおつぶのなみだが見える?ピーターを心配してすずめがきてくれたね。」
→ このなみだを強調したからでしょうか、動くときピーター役の子たちは、大きな声で泣いていました。


p39 ピーターがマクレガーさんから逃げてすわりこんでやすんでいる絵
R君「ほら、ここにものおきのまどが描いてあるよ」
今まで気が付きませんでしたが、確かにあります。するとこの絵は窓から逃げてきたばかりのピーターのほっとした姿で、ぶるぶるふるえている感じがリアルに感じられますね。

p59 かかしにピーターのうわぎとくつを着せている絵
R君「マクレガーさんのはたけの後ろの方にピーターの家が薄く描いてあるんじゃない?」私にはよくわかりませんでしたが・・・

p63 ピーターが死んだようにくたくたにくたびれてどさりとよこになっている絵
子供たち 「お母さんもフロプシーもモプシーもカトンテイルもみんな心配そうな顔をしてピーターを見ている」その続きに邦訳の扉の横の絵がくるんじゃないかな?と言ってその絵を見せました。

このように絵をたっぷり楽しんでから、テーマ活動を英日CDをかけながらしました。思っていたよりもずっと楽しくできました。
男の子2人がピーター、女の子はお母さんと、3人の姉妹。私がマクレガーさんです。その時々でコマドリ、すずめ、ネコ、ねずみになりお話を楽しみました。
ピーター役は追いかけられるのが、逃げるのが楽しかった。
このお話が怖くて嫌いと言っていた子が、動いてみたら思ったより楽しかったそうで安心しました。

やはりビアトリクス・ポターのお話がしっかりできているので、こんなに楽しめたのかなと感じました。
ピーターのやんちゃと子供たちの持っているそういう部分が等身大で
子供たちの心をひきつけたことは間違いありません。ポターは子供たちの味方なのですね。

セリフがなくてナレーションばかりだったという意見も出ていましたが、クリスマス発表会でやりたくなった」という意見が全体の感想でした。

ラボの新刊は邦訳本より6葉絵が多いのですが、それを全部指摘したR君は凄くよく邦訳本を読んでいるのだなと感心しました。
「ピーターラビットのおはなし」というと小さい子供向けのお話と思うお母さまも多いと思いますが、決してそうではありません。読めば読むほど、ポターの作品は立派な文学作品だと思う今日この頃です。
 
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邦訳本と新刊の「ピーターラビットのおはなし」の絵の違いについて 1 07月28日 (火)
『ピーターラビットのおはなし』の絵本について、どこが邦訳版と違っているか?

6葉絵が新しく入っているのに気がつきました。

2002年に商業出版100周年記念と銘打って「ピーターラビットのおはなし」のリニューアル版をペンギン・ブックス(フレデリック・ウォーン)社は、ビアトリクス・ポターの意図を忠実に生かすことを目的として出しました。その際6葉の挿絵が復元・追加されました。
(「イギリスの絵本 上」吉田新一著 朝倉書店)

この版をラボでは使っています。
p8   マクレガー夫人がピーターのお父さんを入れたパイを焼いた絵
p16  マクレガーさんのはたけへ向かう姿
p31  じゃがいも畑におちているもう片方のピーターのくつ
p47  石べいの出入くちへ行くピーターの姿
p52  小さな木のしたへにげこんだピーターの姿
p60  いえまでかえりついたピーターの姿

絵が増えたことで、お話の内容がさらにわかりやすくなっていると私は思います。


入っていない絵

見返しのピーターラビットにでてくるキャラクターのイラスト
扉の絵
扉の前のページの絵
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2019/06/04の日記 1 06月04日 (火)
久しぶりにホームページを開いたら、なんと2年ぶり?大いに反省をしております。
2019年春の発表会4月14日。小川パーティは『ペルセウス』を発表しました。
父アクリシオス王が娘ダナエしかおらずにあとのことを憂いて信託を聞くと、ダナエの息子に殺される運命だと知って、ダナエを塔に閉じ込めてしまう。しかしダナエの美しさにひかれてゼウスが金の光に身を変えて現れ、やがて息子ペルセウスが生まれる。アクリシオス王がペルセウスの存在に気づき、二人を箱に入れて海に流してしまう。しかしながら、立派に青年になったペルセウスに最後は偶然にも殺されてしまう。「人間はいつか死ぬ。運命があり、それに逆らえない」というギリシャ神話の考え方を中高大生が真正面からとらえてそれを表現していた。アクリシオス王の家来、ダナエとペルセウスを育ててくれたディクティスとその妻、ダナエを自分のものにしたいその国の王ポリディクティス、メデゥーサの首をとってくるように命じられたペルセウスを助けるアテナとヘルメス、ニンフたち、グライアイ、ゴルゴン。それぞれが個性的でいい味わいをだし。しっかり皆で脇を固めて、テーマがしっかり伝わる発表だった。子供の力はすごい!!

ずいぶん前にイタリア、フィレンツェへ行った時、ウフィツィ美術館で買ってきたメドゥーサの葉書やその外に立っていたペルセウスの像の写真も役だった。昨日6年間フィレンツェに住んでいた主人の知人のご夫妻とイタリア料理店で会食してその話をした。イタリアの新聞に「ペルセウスが翼のサンダルで空をとぶ」と大きく記事が出て、実際は修理のためにウフィツィ美術館内に運ぶためクレーンで吊り上げたそうだが、その様子をそのご夫婦もたくさんの住民もそれを見に寒い中6,7時間そこにいたというのだから、イタリア人ておもしろいと思った。ペルセウスの像は住民にそんなに親しまれているのですね!

今年10月初め、ペルセウスにまた会いに行きます。
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2017年 東京中央地区 春の発表会 04月25日 (火)
久しぶりでホームページに入ったら、ずいぶんご無沙汰しておりました。
その間に連絡いただいた方、返信もせずに申し訳ありませんでした。

さて、4月16日春の発表会がありました。小川パーティ全員を一つにして「夏の夜の夢」を発表しました。
昨年ラボ50周年を記念して「ハムレット」と「夏の夜の夢」の入ったライブラリーが刊行されました。東京大学で教鞭をとっていらっしゃり、ご自身でもシェークスピアの役者の経験もある河合祥一郎先生監修のもと、音楽も英語も素晴らしい作品に仕上がっています。
中高大生は「ハムレット」に惚れ込み、早速昨年のクリスマス会に「ハムレット悟り」を発表しました。生きていくって大変です。いろいろなことがありますが、迷いを乗り越えて、なるようになると運命に身をまかせるハムレット。最後はレアティーズの剣で死んでしまいますが、フォーティンブラスに後を託して一条の光が見えてお話は終わります。シェークスピアお得意の最後はみんな死んでしまう終わり方ですが、一条の光に救われる思いがします。なかなか難しい思春期の男の子たちがとても興味を持ち、よく聞いていることは嬉しい限りで、生きるって大変だけど、みんな悩んで生きているんだ。生きるって素敵なことなんだと感じてもらえたら嬉しいです。
「夏の夜の夢」も素敵なお話でした。幼児~小学生低学年の女の子たちは、妖精を楽しみ舞台を飛び回っていたし、幼児~小学生低学年の男の子たちは、職人をしてボトムと共にこのお話の笑いを誘ういい味わいを出していました。大きい子たちは、4人の恋人が妖精パックの間違えで恋の掛け違いをするところを、重くならないように喜劇だから見ている人が思わず笑ってしまうようにオーバーに表現したいといろいろ考えていました。一方、妖精の王オーベロンとパックはこのお話の陰の主役になって、堂々とお話を引っ張っていました。ボトムのとぼけた感じもなかなか味わいがありました。
子供たちの力に今回も感心させられました。私は音楽CDをしているので、発表の時は袖で見られません。あとでビデオを見て、思わず声をあげて笑ってしまいました。立派に喜劇になっていたと思います。
来年は何しようかな?と言っている中高代生が頼もしく思われました。期待してもいいのかな??
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2015/06/14の日記 06月14日 ()
6月12日
幼児クラス「おかあさんのたんじょう日」
あおちゃんとさきちゃんがダニー。役を決めているとき、林太郎君が「おがちゃんのくまはこわいよね。」とがの君と一緒に自分がくまをすることにしました。最近林太郎君は、お話に積極的に参加するようになり、「ガンピーさんのふなあそび」の時もガンピーさんをしました。ティータイムの時のお茶をみんなにとても上手にサーブしてすてきなガンピーさんでした。がの君と林太郎君のくまは、最初はとてもこわく現れて、でも耳元でダニーに何かささやいている時はやさしそうで、ダニーの気持ちから見たくまを見事に表現していました。最後にお母様たちが両手を広げてダニーとハグしたところがとても素敵で、子供達もとても嬉しそうでした。

小学生クラス「十五少年漂流記」
春の発表会で前に発表した中村パーティが素晴らしい「十五少年」をみせてくれたので、子供達はすっかり魅せられて、自分達でもすることにしました。お話好きの子供達ばかりなので、すでに読んでいる子も何人かいましたが、絵がとてもいい小学館の「十五少年漂流記」を2週に分けて読み、どこをやりたいか決めました。最後に悪者と戦うところがいいと意見が一致して、Ⅳ話をすることになりました。漂流して子供達だけでなんとか2年間も生活をするなんてすごい。やってみたい!モコが気転をきかせて大砲を放って悪者をやっつけたのが凄い!子供達はすっかりこのお話に入ってサバイバル生活を疑似体験したようです。

中高生クラス「オッディセウス」
たいちゃんのリクエストでオッディセウスをしました。ギリシャ神話特有のなんとも不思議なお話で、新鮮でした。結局運命にはあらがえないという結末で、ペルセウスにも似たような、違うような、一つ目巨人のポリュペモスを気転をきかせて倒して逃げ延びるところまではいいが、ポリュペモスの父ポセイドンの復讐により10年も帰国できないで海を彷徨うという苦悩に満ちた年月を送ることになるのです。

子供達のおかげで私もいろいろなお話を楽しみました!
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東京中央地区春の発表会「火炎山を越えて西へ」 05月17日 ()
2015年4月19日(日)オリンピックセンター小ホールにて地区の9パーティの仲間と春の発表会をしました。
小川パーティの今年のテーマ活動は、「西遊記~火炎山を越えて西へ」
です。大学4年生で3月に修了式を迎えたなおちゃんが、6月入社なので最後の発表会なので中心になってまとめてくれました。私立の推薦が決まったからと早くにもどってきてくれた桜ちゃんのサポートも心強いものでした。
小学生グループを中心に配役を決めて、3月くらいから受験を終えて戻ってきた現高1、中1の4人は主にナレーションをし、幼児は火炎山や鉄扇公主の侍女、こうがい児、金星獣、火輪児などをして、みんなで力を合わせてこのお話を表現しました。最後の踊りは、心をひとつに歌も元気に歌えて、バッチリでした。みんなでとりかかる時期が遅く、どうなることかと冷や冷やしましたが、子どもの力ってスゴイ!とても元気のよいのびのびした発表でした。

私の目指す子供達が自分を出して、のびのびとテーマ活動をする。
18人が1+1+1・・・=18ではなく、18人が力を合わせることで18×18の力になる、そういう発表だったと思います。
荒削りのところはありましたが、みんなの頑張りに拍手です!

現在は発表会も終わって、みんなの好きなお話を片っ端からやっています。幼児クラスは、「はらぺこあおむし」と「まよなかのだいどころ」、「てじなしとこねこ」、「きょうはみんなでクマがりだ」。今週は、「三びきのやぎのがらがらどん」と「ガンピーさんのふなあそび」です。
小学生クラスは、「不思議の国のアリス」、「まほうの馬シフカ・ブールカ」、「ジャックと豆の木」。今週は、「ピーター・パン~海賊船上の戦い」です。
中高生クラスは、ロミオとジュリエットの一話~三話。今週は4話です。
どれもやったことのあるお話で、懐かしくて、その時のメンバーや動きなど思い出されて胸が熱くなりました。子供達もお話をすごく楽しんでいます。夏休み前まで、どんなお話を子供達は選んで、楽しんでいくのでしょうか、わくわくしています。
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ミシガン便り その3 ~ミシガンの小学校で~ 10月11日 ()
 私がこの国際港交流でしたかったことの一つは、小学校での生徒と教師の相互関係を見ることです。夏休みなので小学校はありませんが、サマースクールに連れていってもらえました。シャロンはラボTを着ていき、5,6年生で私の紹介をする前に、ラボと4Hの話をしてくれて、来年、再来年には是非日本の子供達のホストファミリーになってね!とリクルートしてくれました。その後私が日本の紹介をして、「みるなのはなざしき」の紙芝居をしました。3学年で紙芝居を、1学年では折り紙で紙風船を作って遊びました。シャロンは「折り紙は家へ持って帰れるので、家の人にアピールできていいわ」と言っていました。
 2人目のホスト、シャーリーの所でも、シャーリーが教えていた小学校のビーハイブという学童のような所へ行って、日本について世界地図や日本地図を見せて紹介したり、「ももたろう」の紙芝居をしたり、日本語を教えたり、折り紙を教えたりしました。まずは日本に興味を持ってもらいたかったのです。そこでも感じたことは、生徒達がとてもよく私の話を聞いてくれたことです。先生の言うこともよく聞いていました。先生に聞くと、子供達は年上の人に敬意を持っているからだと、それはとても大切なことだと言っていました。
またBath Elementary Schoolの教室に貼ってあった標語にとても興味を持ちました。
Patient
Respectful
Inclusive
Determined
Extraordinary
アメリカは自由な国というイメージがありますが、忍耐、尊敬、総合力、決断、個性を大事にして、その上での自由なのだと思うところがありました。
 これがどんな意味なのかを帰国後シャーリーにメールで聞いたら、今お手伝いをしている5年生に「あなたにとってこれはどういう意味なのか」を書いてもらうから、できたらそれを送ってあげると言われたので、今すごく楽しみにして待っているところです。届いたら、この日記にアップします。
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ミシガン便り その2 ~ミシガン引率記とホストとの生活~ 10月07日 (火)
 私は、ミシガン州へ25名の参加者を引率して参りました。シャペロンは、他に事務局スタッフとカレッジリーダー2名で、カレッジリーダーのうち一人は、ミシガン州にラボで1年間高校留学をしてきた子です。受け入れ団体は、ミシガン4Hです。
 直通便でデトロイト空港まで12時間弱。州都ランシングまでバスで移動して、夕方5時頃ホテルに着いて、オリエンテーションミーティング。そこでステイ中の注意事項をコーディネーターのナンシーから受け、一泊しました。ミシガン州はUpper Peninsula と Lower Peninsula から成り立っていてランシングから一番遠いUpper Peninsulaの突端のホストファミリーに行くまで車で12時間かかるので、North MichiganとUpper Peninsulaにホームステイするグループ、ラボっこ9名とカレッジと私は翌朝8:30にバスで北へ向かって出発し、ランシング周辺にステイするグループ、ラボっこ16名・事務局スタッフ・カレッジのみでテーマ活動「ももたろう」と対面式を行ないました。Midterm gathering は、州に広がってステイしているため集まるのに時間がかかるので、参加を希望する家族が少なかったために中止になりました。

 帰国集結日の夕方と翌日の午前中、たっぷり時間をとって全員で丸くなってホームステイのシェアリングをしました。何かあっても自分の力で乗り越えて楽しいホームステイができた、かけがえのない家族と出会えて幸せです、また行きたいと嬉しそうに語るラボっこの姿を見て、ホームステイで得られる体験の貴さを感じました。集結日の夜、マイナーリーグのラグナッツ対タイガースの野球試合を見に行って、みんなでホットドッグやアイスクリーム、クラッカージャックスを食べたり、take me out to the ballgameを歌ったり、ウェイブをしたり、お土産を買ったりして楽しみました。地元のラグナッツが勝って花火が20分ぐらい連続で夜空に舞い上がり、すごく美しくて感動し、この夏の最後を飾ってくれました。
 私のステイは、ホストが2人とも4Hのインターナショナルプログラムで18才の頃に一人は韓国、一人はウェールズにホームステイをしたことのある経験の持ち主で、40年くらい毎年4Hの受け入れをしているシャロンとシャーリーという一人暮らしのおばあさん。
シャロンは運転も料理も上手で、精力的にあちこち観光に連れて行ってくれました。カウンティフェアや、車がはいれなくて、馬と自転車しか交通手段のない美しい島マクノーアイランド、世界一大きいクリスマスショップのあるフランケンモスなど。また牛を250頭も飼っている弟の酪農場に連れていってくれて、そこで牛の出産をみることができました。母牛が生まれたばかりの子牛をなめて綺麗にしている姿に感動しました。
シャーリーは自分の日常生活を私にも同じように体験して欲しかったようで、週3回朝6時半に家を出てアクアビクスに、週1回ズンバというラテン系の音楽に合わせて踊るダンスに通いました。何度もMeijerというスーパーマーケットにお買い物に行って、一緒にファミリーリユニオンに持っていくサラダを作ったり、コーディネーターの家のパーティに持っていくお菓子を焼いたりしました。私が絵本が好きだと言ったら、家にある素敵な絵本を紹介してくれて、そのイラストレーターのスタジオに連れて行ってくれました。
 シャロンとの2週間はそんなに英語で困ることもなく、なんとか意思の疎通がはかれましたが、シャーリーの英語はなかなか聞き取りにくくて最初困りました。ラボのCDを聞くようにシャーリーの英語を全身で聞いて、その英語にだんだん耳が慣れて、3日目くらいにようやく聞き返さなくても何を言っているかわかるようになっていきました。これは、ラボのCDをたくさん聞き、その早さに慣れて身体で英語を感じ取って英語を習得していく方法と同じだと思いました。改めてラボメソッドの英語習得法の意義を身をもって感じました。
 この2人のホストから自分のこれからを見たようで、学ぶところがたくさんあり、私のこれからの人生に大きな影響を受けました。毎日毎日が必死であっという間の一ヶ月でしたが、かけがえのない得るものの大きい貴重な1ヶ月でした。
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ミシガン便り その1 ~物語に国境はない~ 10月06日 (月)
39年ぶりのミシガンの風景は変わっていなかった。まっすぐに果てしなく続く道。左右に低く広がる畑と樹木。
その上に空が大きく広がり、綿菓子をちぎったような雲が浮かぶ。グレイハウンドという大きなバスで大陸横断した時の記憶が甦る。Simon & Garfunkelの‘America’を歌いながら…。懐かしさがこみあげてくる。
 日々のたくさんの経験の中で一番心に残ったのは、子供達にとってお話に国境はないということ。彼らの素晴らしい想像力でお話を理解し、子供達はお話が好きだと確信したことだ。私は初めてのシャペロンなので子供達と同じように、「みるなの花ざしき」と「ももたろう」の紙芝居を作り、素語りできるようにしていった。簡単な舞台も持っていった。行く前にホストに小学校へ行って子供達と先生の相互関係を見たいとお願いしておいた。夏休みなので学校はやっていない。でも最初のホストSharonは、姪の子供マイケルの通っているRose City Elementary Schoolのsummer schoolで紙芝居、折り紙ができるように取りはからってくれた。
SharonはラボTを着て4Hとラボの説明をし、私を紹介する。5,6年生のクラスに行った時は、来年か再来年はみんなもホストをしてね!とリクルートまでしてくれた。私は日本紹介をして日本の昔話「みるなの花ざしき」の紙芝居をした後、質問を受ける。1年生のクラスでは、なぜ絵に文字が描いていないのか?They say とはどういうことか?うぐいすは女の人だったのか?なぜうぐいすが女の人になったのか?など核心をついた質問が出て、文化の違う国のお話を理解していることに驚いた。途中11番目のざしきまでは音楽も長いし飽きてもぞもぞしている子供達たちもいたが、12番目のざしき、女が帰ってきてからは、身をのりだして何がおこるのか集中して見ている気配が感じられた。お話に国境はないと確信した瞬間だ。
3学年で紙芝居、最後のクラスは折り紙をした。日本から15くらい折ったものを持参して、「この紙を折ってこんなにいろいろなものが作れます。どれが作りたい?」と聞くと、“Paper Bloom! Cool!” 紙風船を作って、みんな楽しそうに遊んでいた。子供は好奇心が旺盛で、すぐに覚えてしまう。その逞しさが羨ましいなと思った。
お昼に子供達と一緒にランチをご馳走になっていると、隣に座っていた1年生の女の子が、「私あのお話本当に気にいったの。もう一回読んでほしかったわ。だってお父さんもお母さんもお話読んでくれないんだもの。」と、私に言った言葉が今でも心に残っている。子供達はのびのびして自分の言いたいことをきちんと相手に伝えられる。先生の言うことによく従う。案内してくれた先生に“They are good students. Are teachers strict?”と聞くと、“The students respect older people. That’s important to learn life skills.”と言っていた。最近の日本の子供達に失われているものがここにはあった。
 もう一つこの交流でわかったことは、現地での言語習得の方法はラボのテーマ活動の英語の体得の仕方の延長線上にあるということ。子供達が垣根なく家族の中に飛び込み、ホストファミリーと生活を共にする中で見聞きしてことばを体得ていくことは、ラボCDをよく聞いて音を身体で感じて発語できるようになっていく課程と似ている。ラボCDの英語は速いけれど、それに慣れていくことが現地の英語を聞き取っていくには必要なことがわかった。
3週目にコーディネーターのヘザーが地元テレビのインタビューを受けるために自宅にホストファミリー3家族とラボっ子を呼んでパーティを開いてくれた。そこでラボっ子がホストやその兄弟と本当の家族のように遊び、ホストファミリーも自分の子供のようにラボっ子を可愛がってくれている姿を見て感動した。この1ヶ月の国際交流体験が参加者にとってかけがえのないものであることを今後パーティで、そしてシャペロンをしていないテューターにも伝えていきたい。
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2014/07/20の日記 1 07月20日 ()
今年は国際交流参加者が3人もいるからか、国際交流委員を仰せつかり、それならばとシャペロンで引率してミシガンに行くことになりました。
事前活動担当もしたことがなくて今まで担当任せの私が、初めて国際交流委員で事前活動も担当し、あれよあれよといううちに、4日後には出発です。
あやえちゃんは、今日バージニアに発ちました。早くからきちんと準備して、ホームステイに行くのを楽しみにしている気持ちが伝わってきました。神様に思いが伝わったからか、早くにステイ先も決まり手紙のやりとりもしていました。なかなかお返事書かなくて1ヶ月が過ぎ、心配したステイ先から問い合わせがありました。あやえちゃんが書いてきた手紙を一緒に見て、その後すぐに出した様子。2回目のあやえちゃんの手紙は、英語がぐんと上手になっているのには感心しました。
いぶき君は、今日成田に集合で明日オハイオへ発ちます。事前活動があまり好きでなくて、素語りの「ももたろう」もぎりぎりで覚えました。どんなステイをしてくるか楽しみです。
はるのちゃんは、うちのパーティから初めてのカナダです。カナダに行きたがっていたので、よかったと思いますが、フィリピンの移民のお宅なようで、タガログ語?が書いてあったとか?語学のセンスのいい子なので3姉妹とたくさんおしゃべりして、英語うまくなって帰ってくるといいと思います。私と同じ24日集合で25日に発ちます。
私は、39年ぶりのミシガンです。大学の時に1ヶ月ホープカレッジでアメリカンスタディという夏期講座に参加しました。あと1ヶ月は、ニューヨークからワシントンDC,ナイアガラフォールズ、アミシュエイカー、マウントラッシュモア、クレイジーホース、イエローストーンパーク、インディアンの居住区、モンタナ、サンフランシスコへグレイハウンドというバスでまわりました。それ以後、ハワイには何回か行きましたが本土には行っていません。あれから39年ぶりでミシガンに行けるのは夢のようです。この仕事をしているのも、主人と結婚したのもあの2ヶ月の旅行があったからです。久しぶりのアメリカをしっかり体験してきます!
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