「感情がのったら記憶は定着」 |
01月30日 (月) |
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今朝、たまたまテレビをつけていたら、オノマトペの研究者が、記憶の定着方法で、「感情」がのることで忘れなくなるという話をしていました。そういえば、脳科学者も唱えている有名な記憶術の一つだと思い出しました。
今、小学生以上のクラスで(本当は幼児達も全員入れたいところですが)子ども達が『夏の夜の夢』の発表へ向けて、半ば遊んでいるようにCDの音の流れる中で取り組んでいます。大きい子たちはもちろん、小さい子たちも、いつの間にか英語を口ずさんでいます。
「幼児の時代は、英単語を100個覚えるよりも、100のお話をつくりだせるように」をずっと心の中でつぶやきながら、ラボに取り組んできました。中学生になれば、いろいろな単語を一日で覚えられるようになります。幼児~小学生時代には、その時代にしかできないこと、「想像すること」「音を聴きとること」「聞こえた音を真似して発音してみようとすること」「お友達と一緒に思いっきり遊ぶこと」を大切にしたいと思っています。
『夏の夜の夢』に取り組んでいても、小学校低学年の子たちがイメージ豊かに、「きっとここで妖精たちもふざけて一緒にお芝居をしているよ!」など想像したことを話してくれます。中学生達も、やや理論的ですが、イメージした内容を話し合っています。大きくなるにつれて、何か想像を楽しむ時間的な余裕がなくなるように感じています。
ラボの時間は、子ども達にとって、豊かな発想、イメージを楽しく膨らませることができる空間にしたいと思っています。子ども時代に授かった貴重な力です。
仲間との楽しい空間の中で、いろいろな楽しい英語の音を聴き口ずさみ、家でも口ずさむ中で、「記憶」という副産物が生まれていくようにと願っています。鍛えられた「想像力」は、きっと未来を創造する大きな力の源になると信じています。
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