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つばめ号の日記
つばめ号の日記 [全313件] 1件~10件 表示 次の10件 >>
実はラボライブラリーは語学学習の王道? 12月29日 (火)
小学生以下は、ラボならではのパーティでのみんなとのテーマ活動。
これで、こころもことばも育ちます。

平行して、感性豊かな幼児小学校低学年では、さりげなく自宅で日々流すだけの英日音声ライブラリーから、子どもが受け取っているものの総量の多さ。感性を耕し、想像力を養い、人間の内面を豊かにしている。←これは目に見えません。

低学年のときは、お風呂の中でラボライブラリーからセリフあてごっこをして、子どものほうが意外と覚えているものだなあと感心したり。

その後、成長するにつれて、家庭での話題の中心もラボから部活や学校生活、進路、バイト、将来の仕事などにうつっていく。

責任感と年下の子達への思いが育っているので、大学生になり他のことに興味がうつっても、パーティ活動は、欠かさず参加し仲間と苦楽をともにする。それが実は本人たちのためにもなり、個性は色とりどり、でも結束の固い仲間達となれる。ゼミでもサークルでもバイトでも友達はできるけれど、地元に幼いころから自分を知っている友人がいて、その子達といつでも一生つながっていける仲間でありえたことは、一生の財産。

言語習得で大きい子が迷うのは、こんなとき。
いつまでたっても英語ペラペラにならないな、自分。

ラボで高校一年留学をして帰ってきた時の迷言が、「ラボでは途中までしかはしごをかけてくれないから、そこから先は自力ではいあがってきた。」
 確かに、英会話の仕方をいちいち教えてから送り出したりはしない。
 でも、アメリカの高校で「だれに英会話を教えてもらったの?」といわれるほど、適応はできている。
 また新人ラボテューターのころ、OBOGがよく
「自分はラボをやったけど、そこまで英語話すのは得意ではない。でも会社に英語で電話がかかってきたとき、自分が出ると、他の話せない社員に、おまえ、英語話せたんだ~と言われる」の類のことを言っているのを聞かせてもらいました。話せないって言ってる人も話せないわけじゃないのねって、一安心。

 ラボでは途中までしかはしごをかけてくれない。本当にそう?
テーマ活動やライブラリー、国際交流って途中までのはしごなの?
よくある中学英語への橋渡し的なものが高校英語への橋渡しになってるだけ?


 ラボっ子の第一世代を、大1まで育てたところで、そんな悲しい疑問にぶつかりました。

もうすぐ私がラボをはじめて20年。この2,3年ほどで、はっきり途中までのはしごではないと確信できたのは、パーティから国外の大学に留学した大学生達の存在。
 
ラボで物語を題材に、みんなで意見交換をして発表まで持っていく経験。苦しくも完成すれば楽しく充実したテーマ活動。
 その取りくみ方と過程が南米で大学の授業を受け、学ぶとき、どれほど世界的にはスタンダードなものとして役立ったか。

 日本の義務教育だけを受けていたら経験していなかったこと。(戦後日本の義務教育と高校大学は、成績上位と下位の間、中間層、当時日本社会を復興させ発展させていくに必要な人材がたっぷりと育てうる体系だったそうです。中高の授業で教わったことをとにかく時間を勉強に費やして反復練習と応用問題。大学ではラクタンねらい。出席の代返大流行。いかに要領よく単位をとるか。自虐的にいえばそんな感じでしょうか)

 即効性はないし、パーティでしょっちゅうとりあげるものではないけれど、ポエムのラボライブラリーの存在もしかり。
 南米の大学での詩の授業ではシェイクスピアのソネットやその他の詩もとりあげられ、それはラボのポエムのCDに入っているものがいくつもありました。ラボはいい素材を扱っている、そこに高大生になった自分たちがどう出会っていくか。

 中学半ばで事情でやめた子も、高校の授業(歴史や文学等)で、あ、これラボでやったなと思うものがいっぱいあったよと報告してくれたり。

 幼児で購入した教材 ライブラリー。
ラボCDの英語は、段落の中で、前後のニュアンスも全部ひっくるめて聴くので、TOEICで高得点を出すようなレベルにいっても、まだまだ聞きあきない。「こんなときこんな言い方をするんだ~」という気づきは、詳細に聞けば聞くほどCDの中にあって新鮮に学び続けられます。
 自分の発表する話以外は、聞かない、とか、自分のナレのところを英日で覚えるけれど、その他のところはおもに日本語にたよったテーマ活動をする、というのではもったいない!

 子どものころの感受性って、いつまで持ち続けるのか?
テーマ活動するときは、中学生以上は、小学生以下の発想が豊かなことに、感心しながら場面を作っていくことも多いです。
 でも、CDを聞いてどんなことを感じたかは、大学生でもまだまだ感受性豊かだなあと思うことがたびたびあります。
 社会に出る前の大学生年代って、実はいい意味で、まだ自分の外に出しきっていない自己の個性や内面をたくさん抱え込んでいるのではないでしょうか。
 その年代の子達が、小さい子達と一緒に、同じ英日の音声教材、ライブラリーを聞いて本気で取り組めば、語学だって伸びます。
 社会人になってから必要に迫られて、英語を英会話スクール等で学びなおす方たちに比べたら、アドバンテージがどれだけ大きいか。

 ラボCDを聞いたことのある人で、

「そのセリフどこかで聞いたことある」
「いま自分の頭に浮かんだことば、ラボライブラリーのことばじゃないっけ」
 「この話、いいこといってる~。聞きなおしてジーンとした」
そんな経験のある人なら、老若男女とわず、ラボで英語学習できます。

 本気でそこにある英語、日本語のことばと向き合って、個性も年齢も違う人々と一緒に完成を目指して取り組む環境があるとき、ラボライブラリーは間違いなく、語学学習の王道です!
 
 

 
 
メンター制度導入したので、今日もラボっ子が家にきました。 2 12月28日 (月)
「みんなの目標をたばねる」
これを中高大のラボで出来れば、もっと伸びる。このことを昨年から考えていて、試行錯誤。

 ひとつは企業ではやりの「見える化」で、個人の一月ごとの目標一覧をパーティに張り出してみました。目標はラボに限らずなんでも。中学生で「ジョン万の本を一冊読み通す」を達成した子がいて、みんなで拍手。


 もうひとつ今回の試みとして、中学生ひとりひとりに高大生のメンターを作りました。

 相談事はなんでもいいのです。部活とラボの両立で悩んでいる子がいれば話を聞く、友達関係が悩みの子がいればそこをときほぐす、勉強が心配な子なら勉強をみてあげる。

 パーティのクリスマス会の実行委員になった中2男子。お知らせづくりで悩み、メンター(大1男子)に相談してたり。

 また別の中2男子は、勉強が気になるみたいで、大4女子と英語の勉強会。英検の問題をオリジナルで作って出してくれたみたいですが、とにかく「楽しかった!」が中2の感想。(これは我が家が空いてなかったので、別の場所で実行し後から感想を聞きました)

今日は、中2男子が大1女子と部活のあと、勉強会。私は学校英語は面倒をみないので新鮮。 それに英語だけでなく、理科も見てくれて、勉強のしかたをアドバイスしてくれたのが心強い。

(ちなみに、英語は例文を丸暗記することをアドバイス。ラボっ子の覚えるナレの量に比べれば少ないもんですしね)

ラボでは直接、塾のような勉強を「教える」ことはありません。
テーマ活動をやることで、間接的に文法にも表現にもふれているのですが、そこからたとえば受験にも役立つ英語力をつかみ取っていることを実感するには時間がかかる。

 高校生になると、ラボでやったことが、ここにもあそこにも出てくるし、生きてると実感しはじめる。その前に、もし中学生たちが何かラボ的に悩んでいることがあったりするなら、先輩に随時相談して解決して、自分に自信をもって中学生活を送ってほしいしなと思ってのこと。前からそんな関係はありましが、一対一のメンター制度にして、ラボの時間にも相談の時間を数分とったことがよかったみたい。

 日頃から一緒にテーマ活動している大きい子にアドバイスしてもらえるからこそ、効き目のあるメンター制度と勉強会です。
 メンター制度をつくりたい、悩みの中心が勉強であった場合、一度だけでいいので勉強をみてあげてほしいという私からの提案に、こころよく応じてくれた先輩ラボっ子達も本当にえらい!
 おそらく親には「うるさいな。」ぐらいいってるだろう彼らが、先輩のことばは素直に聞くところがイイ!

 
 私は、その間、高学年活動で役をやる子のセリフの聞き取りレッスン。わだつみのいろこのみや、fireが ファイヤーではなく、ファイくらいしか聞こえないこと等、本当に耳だけできけば、カタカナ英語とはかなり違うことや、whichなど、本当に息の音にしか聞こえないくらい言ってないことも、再確認。 
 小5の子が気づき「大切なことはちゃんと聞こえるように言ってるね。スプリとかさ」ある意味、その通り!
くろひめ一班終了。出会った子たちの姿が、テューターがどんな子を育てて送り出すべきか教えてくれる。 07月29日 (水)
サマーキャンプで、子どもにとって大事なことは何か。
将来、豊かな英語の使い手になるために。

今回、特徴的だと感じたのは、このキャンプのリピーターである8歳~13歳くらいまでの子達のコミュニケーション能力の高さ。その場にいる人を、適度に巻き込みながら、自分のことをバランスよく伝えながら、どんどん会話して仲良くなっていく。大人の自己紹介とは違い、お互いの出身地も趣味も知らなくても、ちょっとした日常作業の中で、彼らはどんどん楽しく親しくなっていく。グループ活動で、大人枠に逃げ込んで見守る側に回ろうとする私にも、「荷物持っててあげるから、やってみ!」などといってさりげなく参加を促してくる。この能力は、国際交流にいったらホストマザーやファザーとも関われることの証明。

また今回のキャンプテーマ西遊記にちなんで用意されているプログラム、墨絵、悟空の剣法?、京劇にちなんだフェイスペインティングなど、大人が強制しなくても積極的にどんどんトライしてみる。失敗を恐れずものおじせずに何でもやってみる精神はホームステイ先の家族のファミリールールや習慣になじむときにどれだけ役立つことだろう。

アメリカンユースも到着時には、こんな小さい子と何をするの?と憮然とした表情の子でも、プログラムがすすむにつれて、自分の役割りを感じ取り、メンバーの一員として楽しみ始め、表情が生き生きとしてくる。「いつもの自分」が通用しないところでお互いに楽しく過ごせること、これは多様性を身に着けるとても良い機会であることは、国籍に関係ない。

これがもしイングリッシュオンリーのキャンプだったら、小学校低学年は生活ルールやプログラムの理解すら難しくてホームシックにかかったかもしれない。
英語教室やキャンプに送り出す保護者が、一言でも多く英語にふれて「英語ペラペラ」になってほしいと願う気持ちはわかる。
 日経電子版に、学習院大学が2016年に国際社会科学部(仮称)を新設するとあった。室長のことばとして、『日本経済は輸出主導型から、世界の人たちと協働して価値を生み出す方式へと変革が数んでいる。そこでは「人の国際化」の推進が必須となり、大学におグローバル人材の養成が求められている。
 グローバル人材に企業が求めている能力は、英語力に加え、国際社会の理解と課題解決力である。』
 英語漬け、帰国子女のような状態に3泊4日おいて英語ペラペラになるならともかく、帰国子女でも数か月数年で英会話力は消えてしまう。
 

 英語が飛び交うという場面は、ラボキャンプの場合、テーマ活動でとくに高校生が英日でいうことがその環境をになっている。悟空っぽい動作で、気持ちをこめて英語を言っている憧れの高校生のを目の当たりにする小学生たちは、その英語の意味をより深く受け取り、体感することになる。

 そういえば今年のスプリのシニアをやった子の感想文に「いいテーマ活動をしようと思うなら、普段からロッジのみんなと積極的に話さないとだめだと思ったので、努力してやってみた。」とあり感心した。
 テューターも、日々のクラスで子どもを観察し(フランス人ママの子育てみたいに)、その子がライブラリーの英語の部分も含めてどう受け止めているかを理解し、投げかけていく。
 そうやって育てた子をキャンプに送り出すことで、イングリッシュオンリーより、日本語も、多様性も、国際社会での問題解決能力も、身に着ける。

 気の長い子育て、英語育てですが、低学年で日本にもどった帰国子女は、数年で英会話能力が自然消滅していくのと逆にラボでは、日本でもしぶとく自分の心にささる英語を聞き続け、発語する環境を高大生まで持ち続けることで、大きくなればなるほど、言語の基礎力があがる。
 
 卒業する大学生を出すところまで育ててみたところで参加したキャンプ。いろいろ感じることがありました。

子どもたちが日々、テューターの指導のもと、英語が流れる家庭環境で身に着けた「英語で感じ表現する能力」をより発揮しやすくする人間的資質を作ることができるようにするキャンプ経験。そういうことかな。(笑)
 
小5でキャンプ経験、7回以上。 07月28日 (火)
 サマーだけでなくスプリやウィンターのキャンプ経験のある子は、そうなってきます。
 全員に確認したわけじゃないけれど、今回はキャンプ経験のある小学生が多かったように思います。シニアが忘れそうになった初日のキャプテン選出を「今日、キャプテン決めないの?」と言いにきたり、色紙を持参したり、テーマ活動ちゃんとやらないとシニアがだめだと思われちゃうんだよと発言したり。
 ソングで手をつなぐとき以外は、小学校高学年でも男女に垣根がなく、一緒に歌ったり笑いあったり。

 そんな子達の姿勢をみて、こちらからの声かけも、食後のテーブルを片付けきらないまま、遊びに興じ始めるたときなど、「みんな、この片付け全部シニアがすればいいって思ってる~?」就寝準備が進まないときも、「電気消さないと、外から見えるからシニアが怒られるんだよね~。テューターは別に電気消さなくても全然かまわないんだけどさ~。」というと、えっという感じで動き出す。素直でいい子達でした。
 やはり2年生、3年生くらいはお母さんに会いたいなと思ってる子も多いみたいで、ソングやテーマ活動で手をつないだあと、なかなか放さない子もいて、ママが恋しいんだなと思いました。でも、この学年で参加して自信をつけることが、次の大きな一歩につながっていくので、来年も参加してほしいです。
 そういえばくろひめで毎年ホームシックにかかってた子も、小4で克服し、今年は国際交流に行きました。きっといい経験をしてくると思います!
小さな仕立て屋さんとグリムの「千匹皮」のドレス 06月21日 ()
ロッタが考えた令嬢たちのための三枚のドレス。

お日さまの光 月の光のドレス 虹のドレス、これはグリムの千匹皮で、自分に結婚を迫る実の父に娘が結婚の前に作ってくれと要求したドレスと二枚目までが一緒だなあと思い出しました。

グリムでは、一枚めはお日さまのような金色の服、二枚めはお月さまのような銀色の服、三枚めはお星さまのようにかがやいている服。そして千匹の毛皮の動物を少しずつあつめた毛皮のマント。虹と星の違いはあります。

王様は、娘の意図に反して、あきらめるどころか「その国にいる一番うでのよい娘たち」に、3枚のドレスをぬわせたそう。

ファージョンはもちろん、ロッタもこの話は知ってたのかも。
そして大きな仕立て屋さんはしらなかったでしょうね。

お姫様は動物のような毛皮をみにまとい、手足を墨で黒く染めて、みじめな場所でみじめな扱いを受けても、スープを作らせれば、コックのよりおいしく作る。
 台所を抜け出して、大広間で踊れば、もとのお姫様にすぐもどれる。

身をやつしたくらいでは、根っこのところのお姫様らしさは消えないところに、ちょっとやそっとの経験では本質の美しさ、気高さは消えないとわかり、この昔話の信頼度の高さがあるような気がします。昔話の信頼度という表現がおかしければ、子どもが人生を信じ切って歩いていくよりどころが、しっかりこの話にはあるという感じでしょうか。

 今、地区研修で取り組んでいる「小さな仕立て屋さん」とグリム童話のくらべ読みをしてみるのもおもしろいです。

 星のドレスだったら、ロッタの涙は似合わない。でも虹のドレスだから、
And the Footman didn't even ask why,since tears seem natural in a rainbow,
という詩的な光景が見える表現がとれたわけですね。

 昨年の夏の終わりに、イヤホンでこの話を聞いているとき、偶然、雨のあとにかかった虹を見て、この表現がすっと心にしみいったのを思い出します。
 
ラボパパから出張のお土産にガボンのコーヒーをいただきました。でも、ガボンってどこ? 03月21日 ()
パーティのラボっ子だけでなく、ラボパパ同士も飲み仲間にまで発展している方たちがいます。そのご縁で、「ガボン」(アフリカとのこと)から成田に朝つき、夕方には自転車にのり、我が家と他の飲み友達(ラボパパ)宅へおみやげの配達をしてくれました。(この方は、森林の道なき道を行くようなお仕事で、長期出張で相当お疲れもあったはずなのに)

保護者会でアフリカの味を堪能させていただこうと思いますが、なにより嬉しいのは、自転車で回れるような地元にパパ同士が仲間を作っていることでしょうか。この方たちは、スキーにいったりバーベキューを企画したり。

数年前には、課題を出してといって、「オー、スザンナ」をカラオケルームに集まって練習し、バーベキュー場で子どもたちに披露していました、そういえば。
子どもたちの反応は、いがいと冷ややかだった記憶が・・・。

そのお父さんは、パーティの10周年のときに、「そのうち子どもたちとお酒を酌み交わす日もくるでしょう」と夢のようなスピーチをしてくれたのですが、今月のラボ卒業式後も二十歳以上で飲みに出かけました。

いつの間にか第一世代がこんなに大きくなりました。感慨深いデス。
卒業するラボっ子に祝う会で伝えたかったことば 03月15日 ()
19年間と10年間つづけた子達の卒業。


ひとりは社会人、もう一人はアメリカの大学へ二年間の留学。
ふたりとも良く育ったことは、昨日の祝う会に多くの後輩や保護者が
参加してくれたことも物語っている。

でもきっと、二人は自分たちが手にした「人と関わるときに発揮する人間的魅力」や「自分の中から出てくることばのその子らしい健やかさ」がどこに由来しているのか意識できてないんだろうなあと、私は思っていました。

 そこで、お祝いに私から贈る言葉では

まず、
自分の偏差値をあげよう、良いテストの点数をとろうという塾や、先生と一対一で英会話する教室に通っていたら、今のあなたたちはいただろうか?と逆説的にふりかえればすぐわかるかな、とか

 アリスやロミジュリに取り組むとき、彼らが自分にひきつけてそのキャラクターを身近に考えていたこと
 
 ラボには子どもに必要な達成すべき目標や、課題がたくさんあること(シニア 合宿 発表会 行事)
 
 仲間がいたから、すすんでこれたこと

言わないとわかってないんであろうそれらを伝えようかな、と。

ところが、プログラム中の「二人の年表」コーナーでわかりました。
模造紙に年表をかき、ターニングポイント等、ふりかえったのですが
 「わかっている!!!!」そこに感動。
 二人の口から出てくるエピソードは、具体的で、かつ自分の気持ちが率直にあらわれていて、小学校低学年の子達もじーっと耳を傾けていました。
 
 中学から入り、キャンプソングなんて人前でなんてやりたくなんかなかった、それをどう克服していったか
 幼い時から、自分の個性はなかなか周囲に受け入れられないという感覚があり、自分に自信を持てなかったけれど、中一の合宿でキャンプファイヤー係を実直に誠実にやりとげたことがみんなの目にとまり、それを評価されたことが自信につながったこと
 就活の二次か三次面接に、当時担当していたラボ企画をそのまま持っていったことが内定につながったかもということ
 
 仲間がいたから成長できた、その他に、いつもいた仲間が留学でいなかったからこそ、そこは自分ががんばろうとして成長できたこと。
 いないからこそ伸びる、そんな感覚もしっかりと持ったことを、私のほうこそ教わりました。

 そして校舎があったわけでも、自分のふるさとのような土地名があるわけでもないけれど、Labo Ochi Partyという空間で確かに育ったもの、目にも見えない、でも人の中には確かにある、それを昨日共有することが出来ました。

これは学校でも地名でもないけど、みんなで作り保った場があったから。
 4月からはロシア語もやるという大3の子が、「旅行で一番楽しいのは、その土地の人と話すこと」と言ってました。

 これからも、人を信じ、自分と違う人と関わることに興味を持つ外向きな子をどんどん育てる場でありたいと思います。
 
ハウランド効果! 魑魅魍魎と北風(太陽の東 月の西)の会話 02月05日 (木)
 言葉には、こころのイメージがともなわないと。
パターンプラクティスの英会話では、いくら「練習」しても忘れてしまう。

 小学生に英語で何が出来るようになりたいの?と聞いてみると「英語で話せるようになりたい」、「自分について言えるようになりたい」という積極的な気持ちを持つ子がいます。
 
 でも、ラボのやり方では、どんなに長くセリフやナレーションがきれいな発音で言えても、英会話教室でならった用足し英語がちょこっと使える子の方がすごいって子供にとっては思えてしまうことがあるのは、昔から共通の悩み。

 そこで、これもまた昔からあいさつ英語をパーティで5分くらいやってみるのですが、なんかみんな楽しくなさそうだし、何十回も同じ言葉を「練習」して、覚えられる総量が、ライブラリーのセリフ等に比べるととても少ないのも、非効率的。

 そこで、今回は子どもたちには何も知らせずにこんなことをしてみました。
T「ラボキャラクターを一人、思い浮かべて。」
S「このあいだハウランドでやった魑魅魍魎!ちゃんとね、名前も実はつけてあるんだよ。〇〇〇〇って。」
T「そうだったんだ~。では、もうひとり思い浮かべて」
S「去年ハウランドでやった話、太陽の東 月の西の北風。あの話は好きなんだ~」
T(北風を絵にするのってむずかしそうだな・・・。でもまあ試しに)
「では、魑魅魍魎が北風に What color do you like?って聞いてる絵を描いて。魑魅魍魎、なんで北風にそんなこと聞いてるのか想像するとおもしろいね」

 毎週のおはなし日記は、ちょっと絵を描いてくるのも本当にめんどうくさがってなかなか取り組まないSがほんの数分で絵をかきました。
 「じゃあ、この紙に書いてある英語をみて写して。それから日本語は、そのキャラクターがいいそうな言葉に直してね。」
 
 英語を書くのもいつもとてもめんどうくさそうなSがこれもまた集中してさっと書いたのです。
 
 北風なら、Blueとかが好きって言いそうだよねという私に対して、
Sは「夕焼けの赤が好きなんだよ」とのこと。その答えにおもわずうなってしまいました。
 
 こんな風にさらっとイメージをともなった英語がかけて、訳もつけられるのは、何か月も魅力的な仲間と関わってきたハウランドの体験の成果。小6男子Sにとっては、特にこの時期、その環境が必要だったと思います。

  ラボキャラクター会話 しゅんすけ
白い魔女とゼウス(ペルセウス)の英会話 02月04日 (水)
ラボキャラクター会話 ゆは

 小5で高学年活動で、ライオンと魔女を発表した子は、ラボキャラクターを思い浮かべてといったら、まずは「白い魔女」。もう一人思い浮かべてといったら、昨年の冬に発表したペルセウスの「ゼウス」。
 その二人の会話を英語で書くとき、「虹色」ってなんていうの?と聞かれ、他の子の対応をしていたこともあり、辞書で引いてみたら?と渡しました。 
やり方わからない~といってたので、出来ないかなと思ってましたが、しばらくしてかきあげていたのが、この絵でした。

 英日の意訳の度合いが、小5の女子としてはまたこれもいいなあと、特になおさず、ほめました。

 たぶん、これを日本語話者を主人公にした絵にしてしまうと、こんなにスムーズにイメージできないのではと思います。
 やはり数か月取り組んだ話で、そこに英語がついてたからこそ、ほんの10分もない時間でさらっとかきあげられるのでしょう。
東京支部高学年活動発表会とイギリス英語 02月02日 (月)
昨日の東京支部高学年活動発表会。演劇ではなく「テーマ活動」を観るからこそ刺激されるものがありました。

 テーマ活動で「子どもたちが何を感じているのか」が発表から見て取れると、ラボ活動のだいじな部分が根付いていることが確認でき、この環境を保つためにこころしなかやに関わっている大人たちがその背後にいるところまで感じられるのです。

 京王多摩地区はライオンと魔女と大きなたんす。ルーシー役の子のセリフのイギリス英語っぷりに、娘が感動していました。
 7年前にカナダの高校生をラボで受け入れした時、音声を英語にしてニュースを見ていると、彼女が「イギリ英語!アメリカ英語!」とおもしろそうに指摘してくるのです。
 娘の場合は、昨年の留学で日常的にいろいろな英語に接してきた耳では、ルーシーの英語がCDどおりのイギリス英語であることに、敏感に反応したようです。

 ラボっ子は、イギリス英語をしゃぺろうと勉強したわけでもなく、CDどおりに気持ちをこめていった結果がそうなったということ。なので、物語がアメリカが舞台のものなら、アメリカ英語も話せてしまう。家庭でも音声を使い、耳からたやすく英語をいれられる環境が整っているラボだからこその現象。
 
 
 一緒に観にいった今年卒業の大学生も、自分がやっていた当時は気づかなかったけど、本当に貴重な経験を子どもの時代につんでいるんですねと、バスの中でつぶやいてました。人の意見を聞き、自分の意見も臆さずいう、 発表というゴールにむけてあきらめずに力をあわせるなど。様々な人と出会う環境も。


 司会、実行委員長、ラボっ子スタッフたちも、事前準備をして臨んでいることがわかり、オフィシャルに信頼を得られる態度でした。
 実行委員長のいいたいことが、日本語でも英語でも聞き手に伝わってくるのは、テーマ活動発表経験や人と関わる経験などの成果を見せてくれていると感じました。
 
 
 
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