|
|
私は今、六本木にあるグランドハイアット東京というホテルでデューティ・マネージャーとして働いています。デューティ・マネージャーは、ホテルを利用する方が快適な時間を過ごせるよう、宿泊する部屋だけでなくレストランや宴会場などの設備を回り、お客様が困っていることや要望を聞き、いちばん近くで接してお客様を幸せにし、その気持ちをホテル全体に発信していく仕事です。日本全国、世界各地から訪れるたくさんのお客様と接し、さまざまなご意見をうかがうことができるのですから毎日が発見の連続です。
私がグランドハイアットで働くようになったのは、以前勤めていたホテルで他のホテルとデータ交換したり複数のホテル合同で開かれる会議に出席したりするうちに、親しくなったグランドハイアットの方がたが熱心に誘ってくれたからでした。はじめは断りましたが、ぜひにと誘い続けてくれました。そこで面接を受けグランドハイアットに移ることになったのです。
グランドハイアットで働き始めて間もない頃、仲間に「昔、ラボに入っていて、息子も今やっているんだ」という話をしたところ、そのうちのひとりが自分も小学生の頃ラボっ子だったというのです。さらにもうひとりは、13歳のときにラボの国際交流でアメリカから日本に来て、その後ラボでインターンをしたことがあるというではありませんか。そしてこのふたりが私をぜひグランドハイアットにと誘ってくれたデューティ・マネージャーでした。
ラボを続けていたからここに来られたというわけではありませんが、私に相通じる何かを彼らは感じてくれたのかもしれません。ラボをやっていたふたりと今、同じゴールを目指して一緒に働けることを嬉しく思います。今まで大切にしてきた出会いが、たまたま形になったのかなと思っています。
ラボ活動14年間で得たもののひとつが生涯の仲間です。お互いを大切に思う気持ちが通い合ったからこそそんな関係になれたのだと思います。ホテルでも同様、お客様を大切に思う気持ちがなくては、いいサービスはできません。もっともっとたくさんの人と出会い、たった一瞬であれ「あの人にき聞いてよかった、言ってよかった、出会えてよかった」と思ってもらいたいと思います。近くに来た際には気軽に立ち寄ってください。お待ちしています。 |
|