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情報化社会を生きる子どもたちの危機 06月27日 ()
地元中学校の地区懇談会で講演があった。 パソコン、携帯電話の急激な普及にともなう家庭への影響について、横須賀市教育委員会生涯学習部教育課のAさん(ラボの子たちがお世話になった元中学校教師)が話してくださった内容はどの家庭でもあてはまることばかりだった。

ポケベルからPHS、携帯電話、そして今は携帯電話からもインターネットが利用できるようになっている。 ここまでは、私も分かるが次世代携帯とはいったい何? ほとんどの家庭で、まずは子ども世代がIT機器を駆使して情報を得るようになり、親世代が後から追いかけていく状態ではないだろうか。 

どんな人でも情報を得ることができるという意味では、必要不可欠になっているインターネットだが、様々なシステムへの利用者側の心得が間に合っていない現状もあるようだ。 ネチケット(ネットワーク上のエチケット)だけに留まらず、出会い系サイトなどの落とし穴も大人側が
子どもたちに指導していく必要がある。 分からないでは済まされないのかもしれない。

出会い系サイトがらみの事件(犯罪)が増えているので、良識ある人はアクセスはしないだろうが、登録をしないまでも事業者に記録が残り、思わぬトラブルに巻き込まれることもあるので十分注意したい。

昨年9月13日から「出会い系サイト」を規制する新しい法律がスタートした。

利用者規制: なんぴともインターネット異性紹介事業を利用して児童を対象とする不正な誘引などの行為を禁止します。 (罰則あり)

掲示板・チャットの書き込み(不正な誘引)をすることは犯罪となります。
18歳未満の子どもたちも処罰の対象となります。


実際に、書き込みをした中学生が処罰の対象になったと聞いた。 書き込みをしたぐらいが犯罪になっているとは知らなかったと言っている。
(家庭裁判所に送致され、一般の少年事件と同様に処罰の対象となる。) 

神奈川警察相談・保護センターのパンフレットより

子どもたちへ

○ アドレス等個人情報を簡単に教えない。
○ うまい話に飛びつかない。
○ 見ず知らずの人に気安く会わない。
○ 自分は大丈夫という過信は禁物。
○ 「出会い系サイト」を絶対利用しない。

保護者、学校関係者へ

★ ケータイ等買い与える際は、使用方法、資料等ルールを作ってまもらせましょう。
★ パソコン、ネット、ケータイについて子ども任せにせず、子どもと共に学び、関心を持ちましょう。
★ 出会い系等に関わる犯罪などネット上の危険性をよく説明しましょう。
★ 出会い系サイトへの誘引などは、犯罪であることを、日ごろから注意、指導しましょう。
★ 身に覚えのない高額な料金請求が来ても、簡単に払わず、消費者センター等に相談しましょう。


Aさんの話に戻ると、「思春期、反抗期だから、自立する年頃だから仕方がないと思っていないでしょうか。」の言葉には考え込んでしまった。 私自身も苦しんだことを思い出す。 親として、言うぺきことはあるはず。 その前に子どもの声なき声を聞く努力も必要だ。 何でも言いあえる家庭環境にあるのだろうか。 自問自答の日々だった。 

それでも、私たちにはラボがあった。 親子関係がギクシャクしても、物語があり、テーマ活動があり、仲間がいた。 親子で共有してきた物語があることの大切さをいまさらながら思う。 そういう意味でも、ご家族みんなでラボ・ライブラリーを聴いてほしいと思う。 そして、ラボの仲間たちが、ある高校生ラボっ子が言った「素の自分でいられる」場所となったのは、その物語の上にテーマ活動を重ねてきているからということも心の片隅に置いてほしい。
Re:情報化社会を生きる子どもたちの危機(06月27日)
Play with meさん (2004年06月27日 16時27分)

本当に考えさせられる問題ですね。先の小学生の事件でチャットなどのやり方
が教室で教えられているとは知りませんでした。ますます進むIT教育。それ
についていけない大人たち。言葉すら理解でいないことが多すぎて、それを駆
使する子供に、むやみに理解ある大人に見せかけていないか?と疑問をもちま
す。昨日も、受験で準会員のらぼっ子のお母さんが言われるには、「家人が寝
静まった頃にパソコンの部屋に出入りしていることに気付き、お父さんがチェ
ックすると、チャットで何人かで、物語を作っていた。そのこと自体、悪いこ
とではなかったが、朝は起きられない。誰かが抜けることもできない。という
悪循環を起こし始めていた。」とのこと。
そこで、家族共有のPCなので、知らない間に接続をきっておいたとか。
本人は、壊れたと思って、何も言わないので様子をみている。とおっしゃって
いました。お母さんは「まさかあの子がそんなことにはまるなんて、思ってな
かった。でも、私はPCのことわからないしね。」これが、一般的なご家庭の
ようすであり、まだ、お父さんがよくわかっておられるご家庭だと思いまし
た。おーじゅんさんがいっておられるように、私もTVゲームを持たせるかど
うかを悩んだ世代ですが、ラボ活動のお陰で、子供たちとは共有するものが多
く、物語を通して育ち、交流活動を通してコミュニケーション力のある子供に
育ってくれたと思います。
今、正にラボ活動が大事な時代ですね。いまさらのように世の中は言いたてて
いるけれど、ラボは40年近くも前から考えて実行してきているのですよね。
すごい!!と思います。

後になりましたが、滝の画像涼しげでいいですね。
Re:Re:情報化社会を生きる子どもたちの危機(06月27日)
おーじゅんさん (2004年06月27日 17時31分)

Play with meさんへ

さっそくの書き込みありがとうございました。 どう受け止められるか
若干不安でしたが、このように返していただきうれしかったです。 A
先生も、ITを駆使している子どもたちを頼もしく思う親は多いけれ
ど、その先にある危険性(大人が作ったシステムに対する)を認識し、
子どもと話し合っている人はどのくらいいるでしょうか。 受け入れて
くれる場を失った子どもたちが、顔の見えない相手に優しさを感じて、
信じてしまう構造をどうしたらいいのでしょう。 メールやチャットを
続けていないと不安に思う友だち関係をどうしたらいいのでしょう。 
できることからのスタートです。 

マイナスイオンを感じるような滝でしょう? いとこが撮影したものを
拝借しています。 
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