中国シャペロン受け入れを終えて |
01月04日 (火) |
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大宮氷川神社にて。左が権先生。
昨日、権雪琴先生を東京駅まで送り届け、受け入れが終わりました。
3週間は長いように思っていましたが、いざ始まってみるとあっという間で
旅行に行こうとか、スキーに行こうとか、映画を見に行こうとか、
考えていたことが実行できないままに終わってしまいました。
それでも、パーティの子ども達に中国語と触れ合う機会を
作ってもらえたし、私自身も中国を訪問したとき以上に
中国の細かい文化やしきたり、言葉について知ることができ、
中国を知る上で、とてもいい経験ができました。
権先生にもいっしょにおせち料理をつくったり、着物で初詣に行ったりと、
少しは日本の正月を味わってもらうことができたかと思っています。
一方で、自分自身が受け入れをすることにより、ラボの国際交流に関して
見えてきた部分もあります。
今回受け入れした権先生は私と4つ違い。歳も近く、普段は「雪(せっ)ちゃん」
「尚美ちゃん」と呼び合う仲でしたが、やはり大人同士では子供のときのような
心が寄り添うような感覚にはなりませんでした。お互い独立した大人ですから
相手に依存することもそれを受け入れることも難しいのです。
ここに、ラボが子どものうちに国際交流への参加を呼びかける意味があると
思います。
受け入れ先のホストと家庭に身も心も預けられるのは子どもだからこそ
できることであり、そうすることによって見えてくる生活・文化、
得られるコミュニケーションがあると思います。
また、受け入れについてもその意味を深く捉えるきっかけになりました。
受け入れは家族全員で体験できる国際交流と捉え、会員の方々にもおはなしして
きましたが、それ以上に子ども自身にとっては国内におけるひとりだちと言える
大きな体験になることがわかりました。
ラボの受け入れと他の受け入れの大きな違いは、子どもが「ホスト」となって、
自分の責任で受け入れをする所にあります。
外国からきた文化も生活も言葉もちがう同年代の子どもを自分の責任で
守っていってやらなければならないのです。
そのためには自分自身の生活がしっかりとした基盤の上になければ
とうてい他人のフォローなどできません。
そして、自分が外国でホームステイする以上に相手を理解し受け入れる
力が必要になります。
色々な意味で、受け入れは自身がホームステイするのと同じくらいの
価値ある経験になるということが、今回の受け入れで見えてきました。
ところが残念なことに、ラボでは受け入れの機会がたくさんあるにもかかわらず、
実際に受け入れをしている家庭はごくわずかです。
11月に受け入れのためのオリエンテーションがあり、この冬、中国・オーストラリア
からのインターナショナル・ユースを受け入れるご家庭が集まりましたが、
その半数以上が受け入れが2回目以上という方々でした。
多いところでは兄弟を含めて5回も受け入れをしているというご家庭もありました。
こうした現状から見えてくることとしては、一度受け入れを経験すると
あまり気負わず受け入れができるが、その一歩を踏み出せないご家庭が
多いのではないかという事です。
たしかに受け入れは家の状況にもよりますし、金銭的にも負担になります。
生活にも影響があり、やはり二の足を踏まれることもあるかと思います。
しかし、ラボの受け入れには時期や期間、ステイ中の生活など
さまざまなパターンがありますので、ご家庭の事情に合った受け入れで
ぜひ多くのラボ家庭に受け入れを経験していただきたいと思いました。
今回の受け入れは、ラボテューターとして多くのことを学ぶ機会にもなり、
また、隣国中国をより深く理解することもでき、とてもよい想い出になりました。
また、中国交流に参加し、雪ちゃんと再開できる日を楽しみにしています。
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Re:中国シャペロン受け入れを終えて(01月04日)
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千大連さん (2005年01月07日 00時19分)
千葉支部川原パーティ大学4年生のラボっ子です。
ミニバラさんのHPから飛んできました。
今回のウィンターキャンプでは中国語スペシャルロッジ対応、兼、中国(上
海)ユース対応をしていた大学生コーチです。
雪ちゃんには夜のIYミーティング、3日目のワークショップと大変お世話に
なりました。中国語スペシャルロッジのキャンパーも、他ロッジのキャンパー
たちも中国ユースたちとの交流をとても楽しんでいました。
英語圏との交流が主流だったラボの国際交流ですが、ここ数年、中国交流、韓
国交流とアジアの近隣諸国にもその波が広がっているのはとても嬉しいことで
す。私もシニアメイトのときにロッジに中国ユースがいたり、一昨年の4月に
は支部のテーマ活動大会で韓国語のブレーメンを発表しました。
ちょっとした出逢いから多くのことを学び、自分自身の視野が広がっていく、
国際交流のいいところだと思います。そして、その体験を出来るキャンプも素
晴らしいですよね(大学生コーチの色目ではなく!)
雪ちゃんによろしくお伝えください。また遊びにきまーす!
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Re:Re:中国シャペロン受け入れを終えて(01月04日)
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なおチュ~さん (2005年01月07日 22時30分)
>歌う小鳥さん
>千葉支部川原パーティ大学4年生のラボっ子です。
はじめましてー。
歌う小鳥さんはラボっ子だったのですね。
ときどき他のページとかで見て、テューターっぽくないなとは
思っていたのですが。
>今回のウィンターキャンプでは中国語スペシャルロッジ対応、兼、中国(上
>海)ユース対応をしていた大学生コーチです。
埼玉中央のなおきがシニアでお世話になりました。
うちの所属ではないのですが、高活を担当したご縁で
今回も中国語版西遊記を貸したりしてました。
中国語ロッジはとても興味があったのですが、あまり見学する機会がないまま
キャンプが終わってしまい残念です。
でも、春の中国交流を前にこうしたスペシャルロッジがあるのは
とても意義があると思います。
上海から来ているユースにとっても、交流のしがいがありますね。
>雪ちゃんによろしくお伝えください。また遊びにきまーす!
すでに帰国してしまいましたが、伝えておきます。
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