御利益めぐり~安倍文殊院とおふさ観音~ |
05月05日 (土) |
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今年の連休は安近短と言うことで、本日車で10分ほどの安倍文殊院に出かけました。
この地に住んで31年になりますが、地元意識が薄く、子どもの受験の際にも祈願に訪れることも無く過ぎていました。
安倍文殊院略記によると、
~当山は西暦645年(大化元年)に「安倍一族」の本拠地の中心があったここ阿部の地に、大化改新新政府の左大臣(現在の内閣総理大臣)となった安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)公が安倍一族の氏寺(いわゆる現代の私立)「安倍寺」を建立したのが始まりである。・・・中略・・・安倍寺の地においては奈良時代に「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」の万葉歌で有名な「安倍仲麻呂公」や平安時代には大陰陽師として有名な「安倍晴明公」がご出生されるなど、当地出身者には歴史上有名な人物の枚挙にいとまがない。~
なるほど、明日香の地のすぐ隣、大化改新の歴史がここにもあったのですね。
そして、今1360余年をへて、内閣総理大臣が安倍晋太郎氏となっています!
さて、駐車場から入るとまず、
①【金閣浮御堂】です。
7枚つづりのお札を頂いて左回りに御堂を回り7回お願い事を出来るとの事、早速お参りです。
受付けの方に、思わず「ひとつのお願いですか?」と、聞きました。
「毎回違うお願いをしてくださって良いんですよ。」との事。
「う~ん、あれも、これも、・・・よろしくお願いいたします!!」
その上今は、特別御開帳とのことで、堂内に入りご本尊の開運弁才天・厄除け守護神九曜星・方位守護の秘仏十二天御尊軸と安倍仲麻呂公像、安倍晴明公像も拝顔できました。
安倍仲麻呂公は、'04年の中国交流に参加したときに西安で歌碑のある地をバスで通りながら、思いを馳せた思い出があります。
安倍晴明公像のお顔はふっくらしていていましたよ。(映画陰陽師の野村萬斎氏のイメージとはちょっと違いました。お父様の万作氏のイメージでしたね。余談です)
浮御堂から見た②【本堂】です。
本堂には鎌倉時代・重文・快慶作の【本尊文殊師利菩薩像】(高さ7メートル・日本最大)があります。
騎獅像で、大きな獅子にまたがっています。
しっかりお願いしておきました。 「ぼけませんように・・・(--;)」
本尊の右前に【善財童子像】【同じく鎌倉時代・重文・快慶作】があります。
~その童顔を斜め右に振り返らせ無心に合掌しながら、軽快な足さばきで歩む姿の愛すべき童形で、文殊の知を求め得た法悦の状況を十二分に表現され、わが国童形彫刻中の第一位に推されている。~
と、説明にあるように、とてもかわいらしい表情としぐさで、一度見たら忘れられないほほえましいお姿です。
本堂拝観後にはお抹茶と落雁の御接待がありました。
その他に、③【稲荷堂】(金運の御利益)。
よろしくお願いいたします!!
④【白山堂】
~室町時代・重文・日本最古の縁結びの神様(伊邪那岐尊と伊邪那美尊の縁を取り持った神・全ての祖神といわれる白山比咩大神〈しらやまひめのおおかみ〉別名、菊理媛神〈くくりひめのかみ〉がまつられています。
「国生み」にでてくる、大神は【くくりひめのかみ】だったのですね!
3人の子ども達の良縁をしっかりお願いしてきました!
⑤【晴明堂】(展望台)
~日本における占いの開祖・安倍晴明天文観測の地。ここから、大和三山が一望できます~
写真の左上に畝傍山が小さく見えています。 木々に隠れて香具山と耳成山はちょっと無理でした。
二上山が霞がかって見えました。
この干支はパンジーで出来ています。
秋にはここにコスモスの迷路が出現します。
ここのご住職さんは「あすかロータリークラブ」の会員さんで、毎年私がお手伝いしている、8月末の「昔遊び大会」で、ご一緒するのですが、「コスモスの水遣りが大変です!」とおっしゃっていましたね。
今年は秋にも是非拝観させていただこう。
話がそれてしまいました。
さて、以上5箇所を回ると、厄除・知恵・金運・縁結・開運の御利益があるのです(^^)
そして、5個のスタンプを押して本堂に持っていくと、腕にはめる念誦をいただけます!
きれいなピンクの念誦を頂きました。
また、この地はさすが、明日香の時代からの寺院。
古墳も境内にあります。
【文殊院西古墳】(飛鳥時代・特別史跡)
~良質の花崗岩石を入念に加工し側壁も弓状態として壁面を調整、左右の石数を揃えている。殊に、玄室の天井は一枚石(約15㎡)であり、その巨大さには唖然とするばかりでなく、その中央を薄く削り挙げて窮隆状とし、出来上がった結果に対する深い注意を払っている手法等は心にくいばかりである。これらの点で古墳内部の美しさは日本一といわれている。また、この古墳は当山の創建者、安倍倉梯麻呂の古墳とつたえられており、玄室には「願かけ不動」がまつられている。~
【閼伽井(あかい)古墳(知恵の窟)】(飛鳥時代・建指定史蹟)
~西古墳より古く。羨道中程に昔から泉が湧き出ており「知恵の泉」と呼ばれる。この水を使うと書道が上達し知恵を賜うと伝えられている。~
*なんと、2時間ほどで、色んな御利益を頂いてしまいました。*
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そして、そのあと、同じくぼけ封じ祈願で知られいる【おふさ観音】にも寄りました。
バラの花で有名なので、そろそろかな?と思ったのですが、
少し早かったようです。
5月15日から【バラまつり】との案内がありました。
しかし、かわいい花が少しずつ開いていました。
ここは、夏には【風鈴まつり】があって、'04年にF君宅でホームステイをしたカールをつれて来ました。
風鈴も圧巻でした。
裏に日本庭園があって、無料公開しています。
これは、【亀の池】です。
昔、亀の背中に乗って観音様が表れたので、その地にお堂が建てられたのが始まりだそうです。
なんと、30年前までは、亀の背中に白のペンキで自分の治してほしいところ「肩こり」「腰痛」「腹痛」・・・などと書いて放していたのだそうです。
知らない人が「あの亀、肩こりなんかいな!」「こっちの亀は腹痛やて!」なんて事があったとか(^^;)
もちろん今ではペンキを塗ることは禁止です。
一日で2箇所も「ぼけ封じ」の祈願をしたので、しばらくは大丈夫でしょうか??
約4時間のお寺周りでしたが、最後までお読みくださってありがとうございます。
お読みくださった方にも御利益がありますように。
連休最後の一日を快適にお過ごしください(^^)
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Re:御利益めぐり~安倍文殊院とおふさ観音~(05月05日)
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dorothyさん (2007年05月06日 07時20分)
安倍文殊院には、以前まいったことがあると思います。
candyさんの日記、最後まで拝読しましたので、
きっと私もご利益をいただけたと思います。
私の日記のほうも読んでいただいて、ありがとうございました。
橿原神宮で乗り換えたとき、candyさんのことを
思い出しました。
私たちの旅行は(毎度のことながら)、宿泊施設だけを
確保して、毎日の観光は天気と体調で変化するので
ご連絡することもしませんでした。
旅行後、奈良に住みたいな、という思いをまた強く
思った次第です。
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Re:Re:御利益めぐり~安倍文殊院とおふさ観音~(05月05日)
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candyさん (2007年05月06日 11時16分)
dorothyさん
>安倍文殊院には、以前まいったことがあると思います。
candyさんの日記、最後まで拝読しましたので、
きっと私もご利益をいただけたと思います。
→お互いに「元気に歩ける!」 事でしょうか?
私も筋力トレーニングに勤めて、最近は杖にあまり頼らずゆっくり足
を踏みしめて歩くようにしています。
杖に頼りすぎて、腕が腱鞘炎のようになってしまったのです。
何事も限度を保たないとね。
私の日記のほうも読んでいただいて、ありがとうございました。
橿原神宮で乗り換えたとき、candyさんのことを
思い出しました。
→思い出していただけたんですね(^^)
私たちの旅行は(毎度のことながら)、宿泊施設だけを
確保して、毎日の観光は天気と体調で変化するので
ご連絡することもしませんでした。
→一番いい旅行の仕方ですね。
私も、娘の所に行く時は、行きたいところをメモしておき、その日の
天気と体調で行き先を決めておりました。
旅行後、奈良に住みたいな、という思いをまた強く
思った次第です。
→是非、実現してください。
先日退職したなら県知事は、「明日香村に家を建てたので、老後は一村
民として暮らします。」とインタビューに答えていましたよ。
老後にゆったり過ごすには、見るべきところ、訪れるべき所もたくさ
んあって、ある意味刺激的でいい環境ですね。
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Re:御利益めぐり~安倍文殊院とおふさ観音~(05月05日)
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がのさん (2007年05月06日 21時42分)
ヤドリギ追求といい、candyさんの古寺古刹、史跡めぐり、いよいよ病膏
肓(やまいこうこう)というところですね。おかげさまで、こちらも居な
がらにゆたかな思いで楽しませていただいております。
画像もとてもきれいでゆたか。ウデをあげましたかね。
このたびもしっかり見せていただきましたので、ボケ除けのご利益にバ
ッチリあずかれるものと期待しております。ナンマイダ~!
大事な資料をいただきながら、萬葉詩碑めぐりの作業、なかなか進ま
ず、すみません。とにかく、ライフワークの一つとして、自分の身の丈
にあわせてゆっくり取り組ませていただきます。
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Re:Re:御利益めぐり~安倍文殊院とおふさ観音~(05月05日)
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candyさん (2007年05月07日 01時20分)
がのさん
>ヤドリギ追求といい、candyさんの古寺古刹、史跡めぐり、いよいよ病
膏肓(やまいこうこう)というところですね。
→病膏肓と言う言葉初めて知りました。全くそのとうりです!
画像もとてもきれいでゆたか。ウデをあげましたかね。
→それはそれはありがとうございます!
デジカメの良さ。バシャバシャ撮って、その中から少しでもいい写真
を・・・と、これに結構時間がかかっておりますが。楽しみでもあり
ます。
このたびもしっかり見せていただきましたので、ボケ除けのご利益にバ
ッチリあずかれるものと期待しております。ナンマイダ~!
→HPのUPも、ボケ封じかと・・・。
大事な資料をいただきながら、萬葉詩碑めぐりの作業、なかなか進ま
ず、すみません。とにかく、ライフワークの一つとして、自分の身の丈
にあわせてゆっくり取り組ませていただきます。
→お忙しい日々、是非ゆっくり楽しんでください。
私のほうこそ、結局連休中に写真の操作技術習得に、一歩も踏み出し
ておりません。
新しい事に挑戦するにはかなりのエネルギーが必要です。
家庭教師がぶっきらぼうなもので・・・。
若者の理解力とは雲泥の差があるのが致命傷ですが・・・。
そのうちに、すばらしい技術を身に付けてご覧いただける・・かな?
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