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「こどもの社会力」はすごい本です。 |
09月14日 (金) |
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秋の教育講演会が決まってからあらためて門脇 厚司氏の
「こどもの社会力」を読み直してみると
私がラボをやっている理由がこの本の中に全部ある気がした。
去年、partyで緊急に父母会を開いたときに
自分の中でも「ラボってどういう場所?必要でないならもう。。。。」とぶっちゃけトークをしたことがあった、
私が我が子に望むのは決して「勉強がよくできる」「何かの才能にたけている」とかではなくて「強い心を持って人としっかり交われる子」なんです。
そこがなかったがために心が折れてしまった知り合いを大学時代から何人も知っている。
英語の上達を求めて留学に行ってもむこうで人間関係が結べなくて途中断念して帰国せざるをえなかった友人。
英語はぺらぺら、でも一回の就職でうまくいかなかった挫折のために数年心を病んでしまった人。
英語は教えられるほどではありながら数年外出が出来なくなってしまった友人。
だから私は英語だけ出来る力が育っても何の意味もないことを知っている。ラボでたくさんの人と交わり交流できる力を持った子供達を育てたい。そのうえで長年CDを聞いて自分の体の中に英語を染み込ませ、テーマ活動の中で多くの人と色んな体験を共有しえた子供は自然とそこで人とのコミュニケーションのための道具としての言葉が育つ。。。と思ってやっているんです。
そんな話を涙涙でした気がする。
そのときに門脇先生のこの本を紹介しながらとかだったらもっときれいで素晴らしい知的な父母会になったでしょうに、緊急のことで思いつきもせずに化粧もはげ、鼻水ずるずるすすりながら語ったことがあった。
本で大切なところに折り目をつけていたら全部、本の角がそろって斜めになってしまうくらい子供を持つ母親なら引き込まれる内容です。
人間とまじわらずに森の動物に育てられた有名なアマラとカマラの話なども例にだされながら、いかに人間は人間と接すること無しに社会力は育たないかなども分かりやすく書いてあります。
先生の言葉を引用させていただくと
「われわれ大人は周りにいるすべての子どもを社会力のある人間に育てるのだとはっきり意図して彼等と向き合わなくてはならないはずである。」「先進国の人たちはとにかくその年齢でできることであればやらせること、その子がやりたいといったら何にでも、たとえ危険が伴うことであってもあえてチャレンジさせることが大切だと考えていて実際にそうしている。日本のように子どもに何もさせずに床の間に飾っておくというのは子どもをこの上なく虐待していることだと映るのである。」などなど、、、、。
ご紹介したいところが本全体なのでとにかく
partyのみなさん、11月の講演会で生でお話を聞けるまでの間に
この本を買って読んでみてくださいね。
幼稚園、学校の先生などもこのたびの講演会には是非お誘いくださいね。
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