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「こどもがよい物語をもつこと」~小寺啓章氏の講演~ |
03月06日 (木) |
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今朝は鶯の鳴き声が我家の台所の前から聞こえ、すてきな一日を予感させてくれました。
日本全国に有名な前太子町図書館長の小寺啓章氏の講演会を生駒市図書館に聞きに出かけました。
今日の「こどもがよい物語をもつこと」のこどもは10歳ぐらいまでの子供について話します・・・と始められました。
こどもは物語を読んでもらうことで、お話の世界を生き生きと想像できる。
『楽しい川辺』、『くまのプーさん』『ティム・ラビット』などは5才ぐらいの子にピッタリのお話。大人は楽しく無いという人もいるが、子供に読んでやって楽しめる。
『大きな森の小さな家』も6歳ぐらいの女の子にピッタリ。
絵本の次は文字の大きな読み物・・・と順番ではなく、絵本と同時進行で読んでやっておもしろさが分かる物語に出会わせてあげて欲しい。
長い物語も、1章ごとに分けて読んであげることで、ゆったり楽しめる。
お話会などのボランティアの人の思い込みでこどもを絵本に閉じ込めようとしているが、幼年文学を読んであげて欲しい。
『楽しい川辺』も『アリス』も『ホビットの冒険』も『とぶ船』もみんな幼い子供にお父さん、お母さん、叔父さんなどが語ったものを本にしたものである。
読んでやっていると、4,5年生になると自分で先を読みたがるものである。それが良い物語である。
・・・お話を伺っていて、まさにラボ・ライブラリーそのもののお話を聞いているようでした。
ライブラリーのお話は本当に年齢を問わずこどもたちは楽しんでいます。
文字で読むのではとても理解できない内容も耳で聞くことで想像でき、その年齢に応じた楽しみ方をしています。
紹介してくださっていた本は英米文学の古典といわれるものがほとんどでした。 良いものは良い!!のですね。
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また、昨日(3/5)は石井桃子氏が始めた「かつら文庫」の50周年のお祝いだったそうです。全国から200人(?)もの方々が集まってお祝いの会をされたそうです。
参加されたhさんからお聞きした、石井桃子氏が文庫をしたきっかけ。
「こどもから学びたいと思って始めました。こどもが持っている探求心をそこから学ぶことができました。」
石井氏がこども達に愛される作品を生み出す元は「かつら文庫」に合ったのでしょうね。
~人生の幸福は重大な事件ではなく、日常の些事である~ 石井桃子
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こどもは文字を読めなくても的確な受け答えをする・・・というお話の時に、
『文字禍』と言う作品も紹介されました。京大の国語の入試問題に出題されていたそうです。気になる作品です。中島敦全集の?巻所蔵とか。
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