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こどもは面白い |
04月09日 (金) |
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水曜日、木曜日と正会員グループが2つあります。
同時に6月の地区発表会にむけて日本の昔話「みるなのはなざしき:December's Room Of Mustn't Look」をしている最中です。
2日続けて同じように縦長のこどもたちグループに接していて
面白いなあと思ったことがありました。
水曜日グループはこどもたちの希望で「1月January」の座敷からとりかかりました。
その中で面白かったのが 小1になったばかりのRくんや入会したばかりのMちゃんが「おい羽根」に実際になって、あっちいきこっちいき楽しそうに動いていたことでした。
本人達はそれが楽しくてそれがやりたくて仕方ないのです。
羽根つきをする人たちの間を反復横とびするかのようにトントン跳んでます。
ところが小学生の少し大きい子供たちからは「ドンドンおとがして羽根がうるさい」と容赦ない言葉が飛びます。
中学生が帰り際に私と話をする中で「背景の音楽にあの子たちの動きがあっていないんよね」とも。
羽根つきをする人たち2人の動きで羽根つきを想像していた私は自分の思いもよらないところの発想をするのが子どもだなあとちいさな二人に「こどもらしさ」を感じていましたが、たくさんのテーマ活動体験のあるこどもたちとそれがフレッシュなこどもたちとの思い描く表現に大きな差があるようです。
また最後にこの可愛い2名は「この場面はお正月だからどうしても鏡モチがいる!絵本にもあるもん!絶対いる!」と2人でいいました。
CDにある言葉のもの以外はこの場面ではいらないと考えている他の子供たちはちいさな2名の強い発言に困って中3のRは
「合同練習のときに木曜日の意見も聞いて鏡モチとか他のいろんなものをあらわしていくかは保留!」としました。
そしたら昨日、木曜日グループで同じようなことが起こりました。
木曜日グループはこの日は「September9月のざしき」の途中からです。
今日は「まつりばやし」を動いてみるということからはじまりました。
リーダーになった中1のSやAの「まつりばやしって何?」の問いに
みんながこたえていくなかで
「屋台」「おばさん」「盆踊り」。。。。など怪しいものが続出します。
5年のAの発言から「まつりとまつりばやしの違いがわからない」
そっかー、ということでリーダーが説明を始めるけどもしどろもどろ。
まつりばやしはそこのところの英語でいうと「The sound of flute and
drum ふえやたいこのsound音って意味なんよ」とわたしも補足。
そこでまた前日のグループと同じように「まつりばやしというからには
まつりがそこにあるのだろうから、まつりに関するものを何でもあらわしたい小1、小2」がいたのでした。
そこで水曜日グループと違ったのは、このグループには自分の中に鮮明な座敷のイメージやなぜこのテーマ活動を選んだか考えを持っている高校生たちがいたことで、
彼女らの優しい説得力のある言葉は魔法で
「まつりを行き来するおばさん」「屋台」などはその後、消えて行きました。
そしてそういうものをやるんだといっていた子供達はまつりばやしを奏でるこどもたちになっていきました。
私は思いやりのあることばのちからをもった高校生たちに感心しました。
まさに私がラボに関わる子供たちに望むものがそれだからです。仲間のなかでのことばの選び方が本当に上手になってくるのが高校生だとつくづく思います。
説得までは及ばないけれどちいさな子供たちを傷つけまいと「保留」をえらんだ中学生。
ちいさなこどもたちの意見にまだ単刀直入に反対意見をいうだけの小学生。
反対意見はいえないけれど表情だけで「反対」を訴える小学生。
それぞれの年代のこどもたちの縦による言葉や思いやりの育ちを感じさせてもらえた2日間だった。
さあ、今日はそれよりももっともっとちいさな2-6歳のラボっ子と
songの世界で遊びまーす!!
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