幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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稲田パーテイ20周年国生み
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「A December's Room Of Mustn't Look」秘話 07月02日 (金)
発表前の最後の合同まで
こどもたちが考えに考えたことがあった。
12のざしきをあけて部屋の中をみる男についてだった。
「今のままでは部屋の戸をあける重さが感じられない」
「部屋のなかにどのくらいの高さのものや広がりを見たかで目線や顔の動かし方が違うのでは?」
役をとった子だけが考えるのではなく、みんなの発表だからみんなで一つの役についても一生懸命考える。
中3のRの「戸の重さ」の意見にたいして小5の男役本人が答えた。
「最後のざしきの扉にいくに従って重さが増すのは?」
この小5の発想にはみんながうなった。
「いいねえ。それいい。」
なるほど、「みてはいけないざしき」は12番目の座敷だからだんだんに戸の重さが増す表現:最後の12番目が一番あけるのが重いのはいい!!

でもこれまでの12番目の扉。
中1のRの意見で唯一、部屋の扉をあけるところが見ている側にわかりやすい向きにしよう!ということになっていただけで重さは出せてない。

発表前日の土曜日。重さをだすための扉が考えられた。
重く・・・どうやったら?最後いきついたのが本当に笑える。
実はいつもラボで使っている集会所の扉が重いのでその形をそのまま再現した。
考えに考えてたくさん動いて最後の採用はわたしたちの活動場所から得た扉の形。
フレキシブルなこどもたちにいつも笑わせてもらえる。

また「この座敷だけはみてはいけないと言われたのだから、中に居るウグイスとかにも見つからないように見ては隠れ見ては隠れしながらチラチラ盗み見るのでは??」ということで最後のクライマックスの座敷を考えて最後の合同は終わった。
その後のmeetingで
「いままでずーっとパーティにたくさんいる男の子が楽しめるタイプのお話を発表することが多かったけれど、これまでやったことのないし、みたこともない、しっとりしたタイプのお話に取り組めるのは今のメンバーがいる時しかないといって始まった今回の発表をやりきろうね!」とひとりひとりが気合いの言葉をいいあって終えました。

発表のあとの「グッピーエール」を春に移籍してきた「Kくんにやってもらったら?」といってくれた中3R
目の前に現れた立派な屋敷が立派にみえるためにあげた手を交差しようといいだした小4R
2月の氷のとける音を指先で音を出そうよと提案してくれた小5K
下にたれ下がって咲く6月藤の花を自然に揺らして見せてくれた中1H
7月には梅雨のあとのしずくを空から感じているはぎの花。空を見上げて感覚で表現した中2のAの表現が取り入れられた。
8月のすすきは何度も何度も顔見せて立ったり後ろ向いて立ったり、寝たり、向こう向いて寝たり、時にうんざりするほどの練習
9月の菊は復帰したばかりの大学生Mと高校生Sが小グループになってあみだした菊が採用された。「無」がテーマの菊だそう。
10月の煙は誰からも何もいわれずして小3のRは最初から煙になっていてそのまま採用。
11月の落ち葉舞うシーンには中3Rはうるさかった。
「重いものが落ちるんじゃないんじゃけえ。」「うるさいよ。CDよく聞いて。小さい音でたらららら。。。。。の時にすこしづつ、枯れ葉がおちていく感じ!もう1回!」と怖い怖い。
ついこのまえまで寝転がっていたことの多かった彼が本気で怒っている。
怒るということは今、みんなと作り上げる側に彼がいるということの証明でもあって、そのことに高大生がエラク感心することしきり。
「あーいう人、パーティに要るんよねえ。。。わたしらも叱られて、はい。。。って感じじゃったよねえ」と大学生Mや高校生女子達が話しながら、嬉しそう。

1月のお話選びからはじまった「みるなのはなざしき」
パーティの中には語りきれないほどのエピソードがたくさんうまれました。
だからテーマ活動は面白い。
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