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 宇根利枝おばあちゃんと夏活動壮行会 |
07月18日 (日) |
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感動して言葉にするのが難しい半日となりました。
宇根利枝さんは広島被爆者であり慰霊碑に献水活動を長い間続けてこられた今年９２歳になる元保育所の園長先生でもあったあばあちゃんです。
広島平和公園に今、たくさんの千羽鶴が捧げられていますが、有名なサダコさんはおばあちゃんの教え子でもあって、そのともだちにおばあちゃんが千羽鶴の作り方を最初に教えたのが、この宇根のおばあちゃんなのです。
最初はいまのような綺麗なおりがみがなかったので、薬の入っていた四角い紙を使ってつるを折ったのだそうです。
おばあちゃんは今日、ヒロシマのあの日のことをとてもリアルに語ってくださいました。
頭のなかに映像が浮かぶような１時間でした。
おばあちゃんに関することはインターネットで検索すると
それはそれはたくさん関連の記事がでています。
とてもおばあちゃんの体験談を１時間なんて短い時間では聞ききれません。
いつもはもっとごそごそしそうな子供達も本当に聞き入った時間となりました。
今日はパーティの壮行会もあったのでおばあちゃんのお話はもっときいていたいくらいでしたが、途中でまとめざるを得ませんでした。
おばあちゃんはこれからアメリカにいく中学生２人に語ってくださいました。
「世界の人と仲良くね。やられたらやりかえすをしよったら繰り返すだけ。」
親御さんたちにも「若いものたちを世界へ押し出してあげてください。世界をみることは大切なこと。親がしりごみをせずに」と。
またおばあちゃんは核廃絶を宣言したオバマ大統領が今年ヒロシマにくる予定になっていた際に友人がオバマ大統領に渡すつもりでいた折り紙で作った「オバマごま」の作り方をバザー中の時間を使って教えてくれたり、アメリカに発つ２人に持たせたいと１０個づつ持たせて下さいました。
会のおしまいには「みんな、おとうさん、おかあさんを大切にしなさいね」と歌も力強く披露して下さり胸がつまりました。
親が子を、子が親を殺したりする昨今を心配していらっしゃるのでこの沖縄のひとが作った歌をみんなに聞かせたいと歌ってくださいました。
おばあちゃんと過ごした３時間はママ達もこどもたちもきっと感動の時間となったのではないでしょうか。
帰りの車の中でおばあちゃんがいってくださいました。「家族みたいな良いグループね。みたら分かる。よそよそしい他人があつまっとる感じじゃなかったね。家族のようにみんなが活動しとられる。先輩がこうやって外地（海外）へいきよったらあとにも安心して続くよね。いい活動されとってじゃ。アメリカからこどもたちがもどってきたら歓迎会をせにゃならん。またよんでちょうだい」と。
今週はほかにも小学校や大学でおよばれでお話をしにいかれるそうです。本当に元気でかわいい素敵な人生の先輩にお会いでき、感激感謝の半日。
先日の９８歳の日野原先生にも脱帽でしたが、宇根のおばあちゃん９２歳も日本の宝のようなおばあちゃんです。
お礼にさしあげたお花をとっても喜んでくださって、「私はこどもがだいすきなの。いろんなところへでかけるのがすき。今日は若返ったわ」と笑うおばあちゃんとの出会いはみんなの心にしっかり残ったことでしょう。ありがとうございました。宇根のおばあちゃん。
そしていつもこどもたちの活動を支えてくださる親御さんがたもバザーなどのご用意もありがとうございました。
小さなお祭りみたいな小さなバザー。私は大好きです。
おばあちゃんの平和のメッセージをしっかりと受け取ってみんなそれぞれの夏のﾁｬﾚﾝｼﾞ頑張っておいでね。
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