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2011/06/29のパーティ報告 |
06月29日 (水) |
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Inch by inchも回を重ねて来て、だんだんと情景が見えるようになりました。
キディクラスは年少さんと年長さんで、物語の理解や役に対する想いが違いますので、
画一的にならないように私の心の中でそれぞれに小さな目標を掲げています。
年少さんは「発表を楽しむ」←これはどの年代にも通じる大きな目標でもあるのですが、
人前に立つ事に慣れる、見てもらう事に慣れるというような意味でもあります。
「もう役を変えないでね」とお願いしていても、まだ幼稚園に入ったばかりですので、
役が変わる事は多いです。当日もひょっとすると変わる可能性もあります。
年長さんたちには「おおめにみてね」と伝えてあるので、大丈夫だと思います。(笑)
年長さんは「役になりきる事を楽しむ」
皆で相談して、話し合って、というよりも、まずは自分の想いや考えで良いので自由に。
お話の世界からそれずに、ずっとお話をつかまえていてくれればいいなと思っています。
小学生は付き合いも長いので、だんだん個人個人の性格も分かって来ましたし、
何が嫌で何をためらっているのかもことばで話してくれるようになっているので、
一人一人に対して、私なりの声掛けをしています。
どのクラスのどの子も、既に私が心の中に持っていた目標など軽く飛び越えているので、
過程が「良かったなぁ」と勝手に自己満足している状態なのですが、
それでも発表がないと、お話に向き合う気力・・・というか・・・なんと言うのか・・・
ひとりひとりの想いをぎゅっと束ねる瞬間があるとないとでは随分違う気がするので、
やはり発表という舞台は用意してあげたいのです。
これから最後の「ぎゅっ」があって、「ぐぐっ」があって、当日を迎えるわけですが、
日頃のパーティの様子とは違うことになるのが、発表の良いところですね。
一般的に言う、「今までで一番良かった!」と本人が満足できる何かになるのか?
それとも「緊張して全然ダメだった」と本人が落ち込む何かになるのか?
そのどちらもがとても良い体験なので、ラボの発表はどっちへ転んでも問題ないのが良いですよね。
見た人がどうこうではなく、本人が「感じる」「記憶に残る」発表会になれば最高です。
今回は聞込み表も作らず、聞いた回数を競う事もなく、自然体で臨んできたので、
子どもたちの自主性の変化を眺めているだけでも、とっても勉強になりました。
また、聞けば聞く程「気づき」が多くなるという事も、見ていて面白いです。
今日は小学生クラスでこんな意見がありました。
「ナイチンゲールがなんであんないじわるを言うのかわかる?」とナイチンゲール役。
インチワーム役が「わからない。」と答えると・・・
「あのね、尺取り虫が急に人気者になっちゃって、むかついてるの。ちょっと羨ましいっていうか。」
インチワーム役が
「あーそうなんだ!ナイチンゲールは歌うまいから、それまで自分が一番人気者だったんだね?
それなのに、他の鳥達が急に計って~計って~ってちやほやしてるから面白くなかったんだ。」
ナイチンゲール役「そう。私の歌を計るんだよ!っていうのは、そういう意味。」
ね?面白いでしょう。役をやってみなければわからない。実際に動いてみなければわからない。
でもただ丸暗記で台詞を言ってても気づかない心の深い部分ですよね。
いや~テーマ活動って、深い! そして面白い! んですよ。(笑)
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