幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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能と狂言に浸った一日 07月31日 ()
本日は「小中高大生広場」の実行委員会。
しかし随分前にチケットを取ってしまった「狂言ワークショップ」とぶつかってしまい、
残念ながら実行委員会をお休みする事に。
できるだけ、他のテューターの皆さんから実行委員のメンバーから出た意見などを
良く聞いておこうと思っています。

さて、狂言について。
数年前にテューターの秋研のテーマの一つに「柿山伏」があり、随分CDを聞きました。
テューターによる「三本柱」の発表も楽しく拝見し、その後何度もCDを聞きました。
親子で楽しむ狂言というようなものがあるのは知っていたので、すぐにでも参加してみたかったのですが、
何しろ子どもは元気な男子だし、声も大きいし・・・周囲に迷惑をかけるのは嫌。
「静かに!」と注意して疲れ果ててしまう事を懸念して、参加を見送って来ました。
しかし今年近場で開催されるチラシを目にしたので、すかさずチケットを取り、
念願叶ってようやく行く事ができました。
演目は狂言「柿山伏」とお能「小鍛冶」
どちらも私が知っている位ですから、入門にふさわしい名作なのでしょう。

ワークショップでは、滅多に触る事のできないお道具(楽器)を触らせていただき、
とても貴重な体験となりました。昔のお習い事を思い出す風情でしたよ。
笛(ふえ)、小鼓(こつづみ)、大鼓(おおつづみ)、太鼓など、
それぞれを体験する際、息子の何に感動したかと言えば、
まずお道具をとても大切に扱っていることでした。

普段から正座で暮らしているので正座はおてのものですけれど、
背筋がピンと伸びていたり、小鼓を担いで腕が痛くなっても下に降ろしたりせず
きちんとした姿勢で支えていたりと、真剣な表情で頑張っていました。
また、誰ひとりとして(大人も!)お礼を言わずに退出していた際に、
息子が先生お一人お一人の目の前まで行って「ありがとうございました」と頭を下げていた事でした。
私に促された訳でもなく、おそらく空気をよんで、大きな声ではいけないと判断して
近くまで行って小さな声で挨拶していたのが、嬉しかったです。

日本芸能の素晴らしい点は多くありますが、やはりお習い事として最初と最後に
「宜しくお願いいたします」「ありがとうございました」の挨拶がある事が素晴らしいなと思います。

そうそう、「世界で一番○○な楽器」とやら、私も謹んで挑戦させていただきました!
そう。答えは一番固い?一番痛い?楽器です。一発叩くだけで手がビーーンとしびれました。
あれを打ち込み続けているのだと思うと芸の道の厳しさを痛感します。
子ども達もこうして体験する事で難しさや上手さに気づくのでしょうね。
以前野村萬斎さんが三番叟(さんばんそう)で狂言に目覚めたと話していらっしゃいましたが、
足拍子を高く鳴らすために練習し、踵が内出血して歩けなくなるほどだったそうです。
ギター等の現代楽器にしても、サッカー等のスポーツにしても、
何かを極めるという事は通じるものがあり、子ども達の心にも身近に響くのではないでしょうか。

今回のように夏休みの親子WSという事で、小さい子どもも参加している以上、
ある程度はざわつく事も覚悟の上で、皆さん参加しているのでしょうけれど・・・
普段ですと我が子はもちろん、よその子やよその親に対してまで、
必要以上に(人の分まで責任を感じて)ストレスで疲れて帰宅する私なのですが、
今回はそれが全く無かったのが、本当に嬉しかったです。

それは狂言師の方が、最初におっしゃったことばのお陰かもしれません。

「本日のメンバーは皆3歳で初舞台を踏んでいます。死ぬまで舞台を踏み続ける覚悟です。
御能は難しくて、狂言のような面白さもなく、眠くなってしまうかもしれませんが、
眠ってもらっても構いません。
ただ、我々が命をかけて、一生涯をかけておこなっている事ですので、
それは小さなお子さんにも伝わるのではないかと思います。
皆さんも、年齢に関係なく、幼稚園生であっても、舞台を一緒に作るつもりで
静かになる場面は静かに。咳やくしゃみも我慢して、緊張感を味わって
緊張感を一緒に作ってみて下さい。」

なんだか、心に染みました。
狂言も能も素晴らしかったですが、一番心に残ったのはこの「真剣さ」かもしれません。
一言一打ちに一生涯をかけて、人生をかけているのだと思うと、鳥肌が立ちました。

初めてだと思って見に行った能楽でしたが、見ながら幼少の頃見た事があるのを思い出しました。
お囃子に呼び覚まされた記憶でしょうか。(ラボの音楽みたい)

ラボを「型の教育」と表現されていた先生がいらっしゃいましたが、
ラボに動きとしての決まった型はないですが、能楽は何か通じるものがありますね。
舞台装置がなく、見る側が想像しながら場面を見ている部分など、でしょうか。
繰り返し、繰り返し、という部分でしょうか。
「真剣さ」というものが見る者の胸をうつのは、どれも同じですね。
ラボっ子にも、一つのお話を300回聞こう!と言われていた頃のように、
一つの物語に向かう「真剣さ」を大切にして、育っていってもらいたいと思いました。
「真剣さ」や「集中力」は、どこかで体験しない限り身に付かないですものね。

「人生かけて、ラボをやれ!」とは言いませんが、
「ラボの中で、自分の精一杯を体験しろ!」とは言いたいです。

最後に・・・
小鼓などを体験している写真は、他の参加者もいらっしゃるのでUPできませんが、
柿を盗み食いした「山伏」を捕まえたので、ここにUPしておきます。

柿山伏

お後がよろしいようで・・・
Re:能と狂言に浸った一日(07月31日)
ぼっくりさん (2011年08月01日 23時52分)

能と狂言の親子ワークショップ、行かれたのですね!

手がビーンとしびれる体験、貴重ですね。

「真剣さ」は小さい子ども達にもまさに伝わったというのも、日記を読
んでいるだけでも私まで感動というか、じーんと来ました・・・。

Basshiさんの日記を最初から最後までじっくり読んで、良かった!

私もいつか、このワークショップ行ってみたいと改めて思いました。

最後の写真の表情がサイコー♪
Re:Re:能と狂言に浸った一日(07月31日)
Basshiさん (2011年08月04日 11時15分)

ぼっくりさんへ
→昨日はお疲れ様でした!交流会楽しかったです。
既に過去の事と化している狂言WS・・・
毎日が充実している証拠、でしょうか。(苦笑)

>能と狂言の親子ワークショップ、行かれたのですね!
手がビーンとしびれる体験、貴重ですね。
→なかなか体験できるものではないですものね。
Mに「ママやりなよ!やりなよ!ハイ、うちのママやります!」と言われてやることに。

>「真剣さ」は小さい子ども達にもまさに伝わったというのも、日記を読
んでいるだけでも私まで感動というか、じーんと来ました・・・。
→「きっと死ぬまでやり続けるでしょう」とか「命をかけて」ということばが
ドラマの中ではなく、生で聞ける体験って実はあまりないですよね。

>Basshiさんの日記を最初から最後までじっくり読んで、良かった!
私もいつか、このワークショップ行ってみたいと改めて思いました。
→えー 本当ですかー。ありがとうございます。
私もぼっくりさんの日記、(どんなに長くても)読みますよ。(笑)

>最後の写真の表情がサイコー♪
→我が家は、顔出しボードは必須です。黙って通り過ぎる事はできません。
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