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ひとりだちの旅を熟成させる、スタートの日。 |
09月04日 (日) |
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先日のラボっ子の帰国報告会、大変良かったです。(もう、このことばしか浮かばない)
今年も来年度参加者が意気込みを一言話す場面がありましたが、
幼さの残る小6の子をはじめとして、彼らの表情の堅さや、
まだ何をどう頑張って良いか、心の準備ができていない様子を見ていて
ふと昨年の彼ら(本年度参加者)を思い出しました。
たったの1年前の事です。
彼らが体験して来た国際交流自体は1ヶ月弱の短いものにも関わらず、
彼らの成長たるや目を見張るものがあります。
昨年小さな声で弱々しく(言わされている感じの子も?)
友達を作ってきます、とか 好きなスポーツをやってきますと言っていた子達が、
同じ人物とは思えないほど堂々と自分のことばで語ってくれました。
笑みさえ浮かべて、決まった時間内で色々話してくれる子たちの姿に感動しました。
特に小さい頃から知っている子は、あの○○ちゃん、あの○○君が・・・と涙ぐんでしまう程でした。
国際交流自体は1ヶ月弱の短いものでも、事前活動は10ヶ月にも及び、
もっと言えばキャンプ、交流会、そして通常のパーティ活動にまでさかのぼって
影響していると言えます。
そういう意味で、今年も送り出しのお母様から
「ラボに入会した時から準備が始まっていたのかも」ということばが出ました。
私たちテューターから言われてもピンと来なかったとしても、
こうした送り出し体験をした体験者の方のことばですから、心にぐっと響きます。
カレッジリーダー(引率で参加する大学生)のKちゃんもスポーツに例えて言ってくれました。
なんでも練習しないと成果は出ない。
成果を出すためには積極的に自分からやらないといけない。
やった事はやった分だけ自分に返ってくる。
(ことばが違うと伝わり方も違ってきますが・・・)こんなことばを
これから先に参加する子ども達にプレゼントしてくれました。
自分のホームステイ体験も楽しく語りながらも引率者として素晴らしいスピーチを披露してくれたKちゃん。
動画を撮影しておけば良かった・・・・とどれほど後悔した事でしょう。
でも、きっと後から見ても、生で耳で聞くのとは伝わり方が違うのかもしれませんよね。
パーティの皆さんまた来年ね。(涙)
自分の耳で聞きに行って下さい。それしか言えないわ。
席の後ろを振り向けば、たまたま三島Pの5年生が。
来年から事前活動が始まると聞いて、「え?もう?」と、なんだかびっくり。
そしてこれまで毎年連れて参加していた息子は、数年前までは会場に座っていられず
外へ出てしまったりしていたし、昨年も確か途中で寝てしまっていたけれど、
(私も苦労して連れていっているんです。置いて行ければどんなに楽か・・・と
嘆いた時だってたくさんあります。)
それが今年はみんなの報告に時折「へぇ」と感心したり「ええ?」と驚いたり、笑ったり。
会場に響くような声で「早く俺も行きたーい」と言うので、それにもびっくりでした。
何しに行きたいのかと問うと、「あんな写真撮りたい!」とのこと。
まだまだ目的は「外国人に囲まれた写真を撮ること」程度ではありますが、
毎年毎年(イライラしながらでも)連れて参加している事には意味があるわよ~と
他のテューターの方に言われて、その通りなのだろうと思います。
彼にとって、自分にはまだまだ関係ないと 人ごとだったところから、
だんだんと身近に感じるようになったのは、
やはり知り合いの子達が語ったことばの力なのでしょう。
私も模造紙の側に立つ子達に、この写真は?どうだった?と質問したりして
まるで自分が行って来たかのようなフレッシュな中学時代の気持ちに包まれました。
送り出す側としては、まだ多少腹のくくれていない母の一人ですが、
これからの数年も大事に過ごしていきたいと強く思いました。
みんな、この貴重な若い頃の国際交流体験をじっくり熟成させてね!
そして大人になった時も続く家族関係を保っていって下さいね。陰ながら応援しています。
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