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2011/09/14のパーティ報告 |
09月14日 (水) |
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先週は更新できずすみません。
<キディ>
発表のお話が決定したので、「たくさんCD聞いてきたよ!」と元気に教えてくれる子も
いましたよ。
4年ぶりに“テューターが”聞込み表を作るという事になってしまったため、
全くセンスのない聞込み表になりましたが・・・
みんな自分の力で可愛く楽しい物にして下さいね。
(小学生に作ってみる?と聞いたら、作りたい気持ちはあったけれど、難しくてできなかったらしいので)
絵本の読み聞かせも、ライブラリーを聞く事もたっぷりしてきたキディの子たちなので、
とても絵本好きで、理解が深いなと感じます。
ただ表面をなぞるのではなく、行間を読むというか・・・
掘り下げて、自分に引き寄せているというのを感じるテーマ活動でした。
例をあげると、
先週から引き続き空色の家をやってくれているS君にはこだわりがあります。
宇宙や惑星の大好きなS君ですから、太陽にぶつかる!というのは、
そりゃそりゃ大変な事なんです。
スペースシャトル並のパワーと早さで家が大きくなり宇宙空間を越えて、太陽へぶつかります。
キツネがひとりぼっちになった家は、「ジョワー!ブォォー!ドワァー!」とすごい勢いで大きくなります。
それまでの穏やかな雰囲気とはエラい違いです。
Kちゃんは、リスをやりたいと言い、「どこから来るの?」と聞けば「森」と答え
「森で何しているところ?」と聞くと「どんぐり拾って食べてるところ」と答えます。
他の子が「こうして木につかまってみたら?(リスだから)」とアドバイスしても
「ううん。木には登らないの。下にいるの。」ときっぱり言い切ります。
ちゃんとKちゃんにはリスが木の下でどんぐりを拾っている情景が浮かんでいるのですよね。
先週ゆうじ君役をやったMaちゃんは、途中急に寝っころがって足を高くあげていたので
(スカートだし)「何してるの?ゆうじ君でしょう?」と声をかけると
「違うよ。今はコウモリだよ。」とのこと。
絵本を見ると・・・いますよね、コウモリ。
「どうしてコウモリをやってみようと思ったの?」と今週聞いてみたら、
「コウモリって怖い感じだけど、へびとかも(怖い感じの動物だけど)来て一緒に住んでるから。」
とのことでした。
ちゃーんと理由があるのですよね。
ちょっと一緒に住むのは怖いなぁと思う動物さえも仲良く一緒に住んでいるという所が
ポイントなのでしょうね。
鳥たちが家から追い出された時には、各自が漠然とした鳥なのではなく、
先日発表したInch by inchに出てきた「ナイチンゲール」や「はちどり」だったり、
なじみ深いすずめやハトやカラスだったりと様々でした。
どうしてわかるのかって?
「あたし、ハチドリ」と言いながら飛んだり、鳴き声を発したりしているからです。(笑)
お家の中で動物や人間や鳥達は何をして過ごしているんだろう?と聞けば、
Iちゃんは「歌ってる」とのこと。
ホント、ホント。みんなで仲良く声を合わせて歌うよね♪
「他には?」「お茶の時間」とSaちゃん。ガンピーさんみたいね。
お家をやっていたS君も動物になって中に入ってきて、「はい、クッキー持って来たよ」とのこと。
嬉しいな~ クッキーもらってお茶飲んで。そりゃ歌も歌いたくなるってもんだよね。
CDを聞いているだけだと、どうしてここで急に歌なの?と思っていた私も、
この自然な流れで、ついつい歌いたくなる心境を理解しましたよ。
問題は最後の場面。
最後、気を抜いているといつの間にか音楽が終わっている感じ。
キツネがのびていて、みんなはどうしたんだろう。どういう気持ちだったんだろう。
「殺してやるー」とS君。「えー 可哀想だよ。」と女の子たち。
「みんなで泣いちゃってる。」とIちゃん。家がなくなったから悲しいんですって。
「キツネいじわるだよ。」「じゃ、こちょこちょしちゃえ!」なんて感じになっていたので、
じゃ、終わりの所の音楽聞いてみようか・・・とじっくり聞くと、
「泣いてる感じじゃないよ」「明るい感じ」「優しい感じ」と意見がたくさんでました。
「やっぱりキツネが謝ったんじゃない?」とSaちゃん。
先週に続いてキツネをやってくれたSe君は謝りたくはない。(笑)
Saちゃんが、暗い感じで謝るのではなく、明るくちょっとふざけた感じで土下座したんじゃない?
だから皆が笑って、笑顔になったんじゃない?と言うので、みんなでやってみました。
言う通り、笑顔が自ずと出てきて・・・
ついついゆうじ君も「じゃ、ぼくの飛行機で遊ぼうよ!」と提案したい気持ちになりました。
「順番ね!」と言う女子を尻目に、すかさず飛行機を奪うSe君に向かって、
「ちょっとー キツネさん ずるーい。貸してよぉ!」と最後までキツネに見えている事に感動しました。
Se君自身もひょっとするとキツネとして行動しているのかな?と思った場面でした。
年長さんだけでなく、年少さんも話し合いに参加できるようになっていて嬉しかったです。
自分の意見を言うには、意見を持ってないと言えないし、想像できていないと言えないので、
これからもたくさんCDを聞いて来て欲しいなと思います。
お話日記をどんどん描いて、みんなで見せ合いっこしましょうね。
<小学生>
Tシャツのエンブレムやデザインを考えたいと言って、随分時間を取りましたが、
テーマ活動だけはしっかりやりました。
途中は端折るとして、これまた最後の場面。
同じ問いかけをしてみたところ、面白い意見が出て来ましたよ。
T「周りの動物たちは、伸びたキツネをどういう気持ちで見守っているの?」
A「急に来て、やっぱり返してとか言うから、そういう目にあうんだよーと思った。」
M「先週はただむかついたけど、今日は違う風に思った。
あ、もしキツネが出て行け~って言ってくれなかったら僕たちも全員家の中に居て
太陽にぶつかって家が崩れていたかもしれない。
キツネのお陰で助かった~って思ったよ。」
Y「最初は家が消えた事にまず驚くよね。驚いて何が何やらわからなくってぼーっとして
その後、キツネが倒れているのを見て、死んじゃったのかなぁって怖くなって
遠まきで見てると思う。」
H「あー、夢だったのかなぁ、それともマジックだったのかな?って思う。」
M「ジャンって音楽の時に、急にキツネが目を覚まして、ムクっと起き上がったから
みんなほっとしたりびっくりしたりして、笑ったんじゃない?
Y「キツネが起きてきてこっちに来たから、びっくりして逃げたら、自然と
鬼ごっこ状態になって、なんとなく仲直りっぽい雰囲気になったんじゃないかな。」
もう・・・自分がやった人しか分からない!この感覚。素晴らしいと思いませんか?
子ども達って自然と仲直りしたり、怒っていても急な事にびっくりして忘れたり
変な動きに笑いが起きて、そのまま笑い転げたり・・・そういう事ってありますよね。
まさにそんな空気が(音楽の中)そこにあったのだと思います。
それを感じ取れる感覚、すごいなぁと思いました。
最初の音楽と終わりの音楽、同じじゃん!と気づいた時には、
Y「あ!わかった!家がなくなっても動物たちはがっかりしないし、キツネも驚かないよ。
また森に行ってタネ拾ってくればいいし。
また埋めたら家が出て来て、大きくなってって、くり返すのかもよ!?」
とのこと。斬新ですねー。
M「また今までの生活に戻りました~ って感じなんじゃないの?」
という意見もあり、また来週が楽しみです。
動いているうちに、そしてCDを聞き込んでいるうちに
この、「あ!そうだ!」「わかった!」が増えてきますね。
小学生クラスは、なんとこの一週間でそらいろのたねを22回聞いた子と
23回聞いて来た子がいましたよ。
聞込み表には50枚しかタネがないので、たった2週で終わってしまうかも・・・!?
それも楽しみです!(笑)
来週は、小学生達が作ったエンブレム案を見てあげて下さいね。なかなか可愛いですよ。
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