幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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スプリングキャンプを通して 03月30日 (金)
ウィンターキャンプへ参加して数ヶ月。
スプリはどうしようか・・・と悩んでいる時に、ウィンターで一緒だった高校生が
スプリのシニアをすることにしたとの連絡が。嬉しい。

また、テーマとなっている「国生み」は名作揃いのライブラリーの中でも特筆すべき一品。
詩人であった谷川雁さんの、らくだ・こぶに名義での最後の著作。
ひとつひとつのことばに立ち止まって考えようとすれば、イメージは各自広がり、
その時その時のイザナキ、イザナミの気持ちや、
表現についてまで言及すれば無限に広がりそうなこのお話。
これが30年ぶりのキャンプテーマだと聞けば・・・、(これを逃せば30年後か!?)
もう行かずにはいられない!

そんな訳で、息子の朗読会の発表会とイースター交流会の合間を縫っての参加となりました。
私は(いつものことだから)良いけれど、小学生の息子の体力が少し心配・・・。
「翌日に朗読会があるのだから、キャンプで喉つぶして来ないでね!」と何度も言い聞かせて
出発の朝を迎えました。

家の前で乗ったバスの中で、ぽつりと「スプリングキャンプって大きい人多い?」と聞いてくる息子。
よくよく聞けば、楽しかった~と言って声を枯らして帰ってきたはずのウィンターキャンプが
実は言い知れぬ疎外感があったらしいという事が分かりました。
(分からないままより分かった方が何倍も良い、と私は思います。)
そうか、そうかと聞き、共感し、「そんなに嫌ならキャンセルしていいんだよ」と
本当に珍しく優し~い私のことば。
それとは裏腹にバスは進んで行き・・・(笑)
「何が嫌だった?」なんて話しながらも二人の足は着実に新宿へ。
足を止めないのは、息子の意志。
そこで立ち止まったり、帰ることもできるのに。
そう受け止めた私は、ただただ話を聞きながら、「そうだったんだ」を繰り返して
新宿へ到着。

そう。テューターの皆さんなら次の展開がお分かりかと思いますが、
バス乗り場に着いた途端に、これまでの不安が嘘のようにテンションUPの息子でした。
だって新4年生でも、独りで来ている子もいるのですから。
テューター引率ではなく、パーティの大学生が引率して来ているパーティもあるのですから。
自分だけが不安なわけではないと分かると、途端に楽しかったラボランドの思い出が蘇ったようでした。
私自身も直前の行きたくない発言に無駄に動揺しなくなりました。
「この子なら大丈夫」と信じてあげられるようになったのかもしれません。

そんな事もありつつ、息子いわく「前みたいに長く感じなかった。すごく早かった。」バスで
ラボランドへ到着。
「ぼくらのふるさとラボランド」の文字と、真っ白な雪景色に
楽しかったウィンターキャンプを思い出しながら、それぞれのロッジへと向かいました。

初日から楽し気な笑顔溢れるロッジ。
いつもの張りつめた空気やシーンとした雰囲気がなく、なんだか拍子抜けするほど。
いったい誰がシニアだろう?と思う位、みんながシニアのように自分から小学生に話しかけていました。
それはそう。後で聞けば、高大生のほとんどがシニア体験や大学生コーチ体験があり、
しかもシニアに関しては2回、3回と複数回体験している子ばかりでした。

私もここに、いつも「複数回体験すべし」と書いています。
キャンプもそう、シニアもそうだと思います。
一回目でできなかったことを乗り越えるのは自分だけ。だからこそ2回目が必要です。
シニアを3回やった子がこう言ってました。
「シニアって、何度やっても100点満点が無いんですよね。」
そうね、そうね。
その時は全てを出し切って頑張ったつもりでも、後から反省や後悔が出て来て
もっとやれたはず・・・ともやもやする体験。これが人を成長させてくれるのでしょうね。

(ここに書くのは申し訳ないけれど)
顔や雰囲気だけではなかなか年齢が分からないけれど、ちょっと様子を眺めていると
中学生だろうなぁとか、まだ高校生だろうなぁと分かってしまうのは、
やはりこういう経験の部分の差なのかもしれません。
逆に「若く見えるけど、この子は何年生だろう?すごく視野が広くて考え方も深いな」
と感じる子は、後で聞くと必ずシニア体験やコーチ体験がある。
「ここまでの差を産むのか!」となんだか愕然とした、今回のキャンプでした。

パーティの子には「絶対シニアを経験しろ!」と必ず伝えなくては!
そう胸に刻んだ3泊4日でした。

ひとりの子がこう言ってました。(ロッジの子だったか、寝る場所で一緒だった子か)
「ラボに居るのに、シニアやってみないのは本当にもったいないですよね!
高校時代なんて3年しかないし、そのうち1、2年しかできないと思うとチャンスは限られてくるし。
ほんと、絶対やればいいのに!っていっつも思うんですよー」
テューターが言うのではなく、高校生当人が言うから説得力が半端ない。
思わず迫力に押されて「そ・・・そうですね」と敬語で答えてしまう程。

私はウィンターでは完全にラボっ子体験をさせてもらって、気分は青春甦り状態だったので
実はスプリではちょっと観察させてもらいたいなぁと思っていました。
(そんなスタンスはあまり良くないかもしれないけれど・・・)
ラボっ子ってどうやって仲良くなって行くんだろう。
ラボやってない子と一体どこが違うんだろう。
シャイで経験不足の小学生の話ではなく、中高大生が、です。
クラスで一緒だったから、隣に居たから・・・という他力本願ではなく
自力で友達を作れるラボっ子の能力はどんなもの?
(どうやって人にラボっ子のすごさを説明したらいいんだーっという内心の叫びか?)

まぁ、わかっちゃいたけど・・・
やっぱりキャンプ経験(の多さ)と、なんと言っても国際交流経験が大きく左右してくるみたいです。
やっぱり、やっぱり、やっぱり、そうだったか・・・・(これまた内心頷く3泊4日)

たくさんある他社のキャンプや野外活動。
「コミュニケーション能力が身に付く」「全国から来る人と友達になろう」
そんなキャッチコピーを見れば、まるでラボのようだけれど、全然違う!
青春まっただ中の中高大生が集まれば、コンサートだろうがキャンプだろうが
そりゃ友達(らしきもの)くらいできる。
ちょっと愛想が良ければ、ちょっと話しかけるのが得意なら、すぐにできる。
それに淡い恋愛感情も混じり合って、イケメンや美女の周りには自然と人が集まる。
すぐにアドレス交換が始まって、なんとなく仲間~という雰囲気だってできるだろう、
と私は思うのです。実際に良くそういう光景は見ます。
でも、ラボには「テーマ活動」という厄介且つ難解な神髄があるのです。
ここが決定的に他とは違います。
テーマ活動は、知らず知らずのうちに本性をさらけ出してしまうもの。
その人の人生観や恋愛観、人間性が発言の中に滲み出て、
更には想像やイメージしている事まで出さなきゃならないから
「へぇ、この人そんな事考えて生きてるんだ」とバレてしまいます。
「意外と現実派なんだ」「けっこう楽観主義なんだ」などなど、
普段の生活ではなかなか見えない心の奥底まで見えてしまう上に、
ディスカッションの中で、意見を通すタイプ、意見が違っても受け入れてしまうタイプ、
私は違うと言える、言えない、妥協する、しない などなど性格すら丸見えになってしまうから。
(ライブラリーを聞き込んで参加しているのがもちろん大前提ですよ!
聞いてないと、性格関係なく意見なんて言えないから。)

だから、この子好きなタイプ~と惹かれ合ってなんとなく友達風
という事では終わらない!のがラボ・キャンプなのだと思います。

深い部分で理解し合えた時、たったの3泊4日でも生涯の友人になる事ができるし、
ずっと心に残る出会いになったりするのだと思います。

大学生になってから、サークルなんかに入っても情熱を傾けられず、
ラボに戻って来る子が多いのも頷けますね~。
ラボっ子、熱いもん。(笑)

今回のキャンプでは、まず観察させてもらって「やっぱり」に到達した事に感激。
熱い想いを持った多くのラボっ子に出会えて、そしてその子たちと過ごせた事に感謝です。

スプリの充実したプログラムの流れは、写真で紹介するとして・・・
http://opa.cig2.imagegateway.net/s/m/DYMuft3LzPd
(パスワード分からない方は左コンテンツのメッセージを送るよりメッセージ下さい。)

2010年サマキャンのシニア二人も活躍していたようだし、
2009年サマキャンのシニアも来ていたし(最後の最後にバスの前で声を掛けてくれたので嬉しかったです)
その時「この子はシニアに絶対なるね~」と大好評だった小学生が、今はぐっと大人びて
交流ひろばに出ていたし、
みんな頑張ってて、本当に良い顔していました。
自分のパーティの子ではないのにこうして嬉しい気持ちにさせてくれて、ありがとうと言いたいです。

さてさて、最後に「スプリで会いましょう~」と嬉しいことを言ってくれた
あの、昨年末のウィンターで一緒だった高校生たち。
「なによー 全員2班だったのねー!」

というオチがついたところで・・・長い日記も終わりです。
読んで下さった皆さん、ありがとうございます。

おっと、忘れてた。そうそう・・・行きたくないと一瞬ぼやいた息子。
「声つぶさないようにがんばってセーブした」と言うひと言を最後に無口になりました。
大人しいと怖い。
これまたやっぱり・・・と思う。気持ち悪いと体調不良を訴え、嘔吐。
嘔吐の後なのに、大きな荷物を文句も言わずに自宅まで自分で運び、
洗濯物を出してから倒れるように寝ました。

そして翌朝7時台に家を出ないと間に合わない朗読会当日。
いざとなれば休ませるしかないとは思いつつ、一応準備して起こすと、
声も枯れ気味で微熱の中「・・・やっぱり行く。出る。」と言うので8時ちょうどに家を出ました。
会場に着くと同時にまた嘔吐。
「やっぱり帰ろう」と促すも、とりあえず様子を見て本番だけでも出られたら
と言って下さるスタッフと共演者の皆さんに甘えて、椅子を占領して寝かせてもらい、
背中をさする事1時間。
すっかり顔色が良くなって、すくっと立ったかと思うと、動き始めしゃべり始める様子は
まるで・・・ゆきむすめ、でした。

段取りが悪い!じゃ9時に集まる必要なかったじゃないの!の憤慨する皆さんを尻目に
遅れたお陰でリハーサルも参加する事ができ、無事に本番も出る事ができ、
心の中で全てに感謝しました。
何より一番頑張った息子に、ちょっとだけ感動しました。
ラボでもいつもがんばっているんだろうけれど、発表会なんかで「頑張ったね」なんて
ウルウルする私ではないもので・・・
この子がこんなに頑張り屋さんだとは思っていなかったので、今回ばかりは褒めてあげたいと思いました。

でも、実際は・・・帰りに牛丼屋の看板を見て「牛丼食べる!」と言って聞かないので
「あんたバカじゃないの!」と憤慨して帰ってきましたけれど。(苦笑)
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