幼児教育・英語教室のラボ・パーティ
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2012/04/25のパーティ報告 04月25日 (水)
小学生クラスは年中さん二名を含み全部で9名。今日のお話は「おどりトラ」です。
ラボ・ライブラリーの数あるセットの中からSK24に収録されています。
スーホの白い馬・不死身の九人きょうだい・ヒマラヤのふえ等の名作も抱き合わせになっているので、
先週はどれをやるか、話し合いの時間を取りました。
馬頭琴を持っている子はスーホに一票。
王様と九人のきょうだいという絵本を読んで面白かったという子は不死身の九人きょうだいに一票。
残りの全員がおどりトラに。
(ヒマラヤも素敵なお話なんですが、馴染みがなかったかな?)
おそらく「おどっちゃ~いけない、って言いながら踊っちゃうんだよねぇ。面白いよね。」と言った
意見に説得力があったからでしょう。

まずはお話辿り。ページをめくりながらかいつまんで話していると、
「おどりトラは鳥を逃がしちゃったから追い出されたんだよ!」と小1女子。
この子は良くCDを聞いているので、細かいところまで良く理解している様子。
「でも最後に戻って来た時はどうしてみんな歓迎したんだろう?」と問う小5男子。
私も聞いてみたい部分だったので、耳を傾けると、
「トラだから(自分たちが追い出した事を)忘れちゃったんじゃない?」小5男子
「カッとして追い出した事を後悔したんじゃないの?」と小3男子。
こんな事を言いながら理解を深め合っていました。

でも話してばかりじゃ頭でっかちに。体を動かそう。
まずは2組に分かれて、トラ梯子を考えてお互い見せ合うことになりました。
1組はみんなが意見を体で表現しながら進めたので大盛り上がり。
もう1組は、1人の子が絵本を広げてしまったせいでイメージが制限されてしまい、
「人数が足りないから(こんなにたくさんのトラがいないから)できない」と言う子が出て、
「いいから、とりあえずやってみようよ!」と促す小5の子を困らせていた様子。(笑)
小5の子は隣の部屋から聞こえる楽しそうな別グループの声にますます焦りながらも、
がんばって意見を言わない年中さんの意見も聞いてあげようと、なかなk奮闘していました。

小さいうちから年齢も性別も違う子達の中で、こうして意見を聞いたり
自分の意見を認めてもらう方法を考えることをくり返しているのだから、
そりゃ~力もつくだろう。 ・・・・と思いながら眺めていた私。

さてさて、お互いに見せ合うと、似てるけどトラの登り方や木の掴まり方、
それに落ち方も違うね!と感想の声が自然にあがりました。
一番上のトラが木にしばらくぶら下がってから、後で回転しながら落ちて来た表現に皆感心。
「絵本の絵を良く見ていたんだね!」(絵本を見ると、確かにぶらさがってる・・・)
「一番上から落ちたから絶対怪我してるはず!」
「落ちたら痛いから、笑っているのは変だよ。」
どんどん気持ちに近づいていきます。
自分で気づくから良いですね~。
Tから「笑っていたら変よ、落ちてびっくりしているんじゃないの?怖がってるんじゃないの?」
なんて、頭ごなしに演出されるのでは気持ちが入らないですものね。

次にやりたい役を言ってもらいましたが、みなイメージを持って参加したらしくすんなり決まりました。
CDをかけて動き始めると、おどりトラ役の小1女子は陽気に踊っていたのに
仲間に追い出される時にはふと顔が曇り、淋し気な背中で踊らずに歩いて行きました。
最後の感想タイムには「追い出される時、本当に悲しかった」とのこと。
この体験は素晴らしいですね。
他の皆も「お腹空いてる時はイライラするよね」
「出て行けとか思わず言っちゃう事あるよね」と、動いて初めて理解できる”ことば”がある様です。
幼児さんが先に帰って、中高学年の残りの30分では、お話日記に絵や感想を書いてもらいました。
それを書きながら、さっきは出なかった感想が続出。
(なんでさっき言ってくれないのー 他の皆にも聞かせてあげたかったー と切なく思うテューター。笑)

「一番下のトラはなんで力持ちのトラじゃないんだろう。」
「ダンスタイガーはいつも踊ってるから力持ちなんじゃない?」
「供え物をいっぱいもらって(絵にブタの丸焼きがあった)食べ過ぎてるから大きいんじゃない?」
「リーダーはいばってるから一番上に行きたいんだよ。自分で人間つかまえたいんだよ。」
「え?違うよ、リーダは上から2番目のトラだよ。」「なんで?」
「一番上は身軽なトラでしょう、普通。でもリーダーも自分がと思ってるから2番目。」

「白いトラって貴重なんだよね」
「だから神様のつかいって思ったんだね」
「白いトラだし、他のトラができないダンスをしてるから更に貴重」
「不思議な力が宿る位踊れるってすごいダンサーだなぁ。マイケルみたいだなぁ。」
と色々な事に気づく子ども達。

「おどりトラ面白かった~!また来週もやりたい!」という事で、
来週はおどりトラがどんな踊りをしたのか聞いてみたいなと思っています。

某塾の小冊子に「マルティプルインテリジェンスで読書しましょう」というのがありましたが
お話は読んで楽しいだけでなくて、読んでもらったり、役の気持ちになって考えたり、
分析したり、感想を言い合ったり、演じてみたり・・・たくさんの”読み方”があるんですよ♪
でも、それを理想や机上の理論ではなくて、実際にやってるのはラボだけ。
(塾でそんな事やる暇があるわけもなく・・・そんなクラスがあるわけもなく・・・)
ラボは理想で終わらせずに、実践してきた団体です!と自信満々に思います。

最後に、おどりトラを聞きながらいつも思います。

好きなことしてるって、いいなぁ~

  独り取り残されたおどりトラは、とんたらとんた、おっさおさー、
  踊れや踊れ、おっさおさー
  Dance,dance, and dance.
  いつまでも いつまでも 踊り続けておりました・・・

というラストがなんとも言えず、好きです。(笑)
自分が踊ったせいで他のトラに迷惑がかかったのに、それも気にせず?呑気に踊っている感じが、
何かとくよくよするタイプの私の肩の力をふと抜いてくれます。
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